なぜ、この診断アプローチは 内視鏡検査でもわからない 消化器疾患を見つけられるのか?
その検査、本当に必要ですか?
嘔吐を主訴に来院した、6歳の雑種犬の話です。その犬は、食事のあとしばらくすると食べたものを吐き出してしまう症状がありました。詳しく検査するため、院長は血液検査とレントゲン検査、超音波検査をおこないました。胃か腸の異常を疑いましたが、目立った異常はみられません。
そこで、飼い主さんと相談し、内視鏡検査をおこなうことにしました。しかし、内視鏡検査をしても、「リンパ球形質細胞性腸炎」という病理診断名で、何が原因なのかわかりませんでした。結局、院長は飼い主さんに大学病院を勧めたのです。
飼い主さんの不安は増すばかりです…
今のは、架空の話ではりますが…近年、嘔吐や下痢などの主訴で来院した患者に対し、「とりあえず内視鏡検査をしたけど、原因が分からず、治療につながらなかった」というケースが増えています。内視鏡検査の結果、診断にたどり着けたならまだしも、検査をしたのに何もわからなかったのでは、飼い主さんの不安は増すばかりです。
事実、大学病院などの二次診療施設では、内視鏡検査をしたけど何もわからなかったと紹介来院されるケースが増加しています。ところが、紹介された患者を詳しく検査してみると、実は他のところに原因があり、内視鏡検査は不要だったというケースが意外に多いのです。先生は、このような問題を、どう考えますか?
もし、不要な検査を減らしたいのなら?
今回の教材は、とてもオススメです。なぜなら、こちらの教材で消化器疾患の体系的な診断アプローチを学べば、嘔吐や下痢などの症例に対する不要な内視鏡検査(または、肝生検)を減らせるから。つまり、本当に内視鏡検査が必要な症例なのか、正確に選別できるようになるのです。
今回の教材では、嘔吐をはじめ、下痢、肝酵素上昇の3つに対する診断アプローチが学べますが、それだけではありません。鑑別疾患リストの作成と、具体的な検査プランの立案を実際の症例をみながらトレーニングできます。消化器疾患は、犬猫ともにとても多い疾患です。日常診療で遭遇する機会が多い疾患だからこそ、もっと自信を持って診断できるようになりませんか?
明日からの診療に活かせる「消化器疾患の体系的な診断アプローチ」が、ご自宅で学べます。
- 嘔吐、吐出を示す症例に対する問診のポイント
- 身体検査の段階で、誤嚥性肺炎を推測する方法
- 嘔吐に対する診断アプローチとは?
- 下痢(急性、慢性)に対する診断アプローチとは?
- 小腸性下痢と大腸性下痢の鑑別のポイント
- 下痢を示す症例に対する問診のポイント
- 肝酵素上昇に対する診断アプローチ
- 嘔吐、下痢、肝酵素上昇に対する血液検査のポイント
- 知っておくべき、リパーゼの基礎知識
- Spec cPL(v-LIP)の上昇=膵炎なのか?
- 猫の膵特異的リパーゼ(Spec fPL)とv-LIPの関係
- 肝酵素上昇に対するスクリーニング(肝機能検査)
- なぜ、嘔吐だけの症例にも糞便検査をするのか?
- 抗癌剤投与3日後に下痢と嘔吐が認められた猫の症例:本当に抗癌剤の副作用??
- なぜ、鑑別疾患リストに順位付けをするのか?
- 嘔吐や下痢はないが、便が出づらそうな猫の症例
- なぜ、猫の元気・食欲の低下に対する鑑別疾患リストに慢性膵炎を入れるのか?
- 便臭が強いときに疑うべき疾患とは?
- トリコモナスの診断のポイント
- トリコモナスにメトロニダゾールは有効??
- 投薬しても下痢が改善しない猫の症例
- 7ヶ月前から断続的に嘔吐が認められる犬の症例
- 高血圧になる疾患と、高血圧に伴う弊害
- ビリルビンの値による黄疸の分類
- 免疫介在性疾患を疑い、治療中の犬の症例
- ALTの再上昇が認められた猫の症例
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 3セクション(合計191分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
・ 特典データ - Sec1: 消化器疾患に対する診断アプローチ(69分)
- 嘔吐に対する診断アプローチ/下痢に対する診断アプローチ/肝酵素上昇に対する診断アプローチ/血液検査によるスクリーニング:嘔吐・下痢/血液検査によるスクリーニング:肝酵素上昇/糞便検査によるスクリーニング
- Sec2: 実践トレーニング①~嘔吐・下痢~(71分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④
- Sec3: 実践トレーニング②~肝酵素上昇~(51分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④
講師:大森 啓太郎
東京農工大学大学院 農学研究院 准教授。獣医師歴20年。2002年、日本大学 生物資源科学部獣医学科を卒業後、2006年に東京大学 農学生命科学研究科獣医学専攻博士修了。最新医療の知見を広めるため、獣医系商業誌にて100報以上の原稿を執筆している。
なぜ、この診断アプローチは 内視鏡検査でもわからない 消化器疾患を見つけられるのか?
その検査、本当に必要ですか?
嘔吐を主訴に来院した、6歳の雑種犬の話です。その犬は、食事のあとしばらくすると食べたものを吐き出してしまう症状がありました。詳しく検査するため、院長は血液検査とレントゲン検査、超音波検査をおこないました。胃か腸の異常を疑いましたが、目立った異常はみられません。
そこで、飼い主さんと相談し、内視鏡検査をおこなうことにしました。しかし、内視鏡検査をしても、「リンパ球形質細胞性腸炎」という病理診断名で、何が原因なのかわかりませんでした。結局、院長は飼い主さんに大学病院を勧めたのです。
飼い主さんの不安は増すばかりです…
今のは、架空の話ではりますが…近年、嘔吐や下痢などの主訴で来院した患者に対し、「とりあえず内視鏡検査をしたけど、原因が分からず、治療につながらなかった」というケースが増えています。内視鏡検査の結果、診断にたどり着けたならまだしも、検査をしたのに何もわからなかったのでは、飼い主さんの不安は増すばかりです。
事実、大学病院などの二次診療施設では、内視鏡検査をしたけど何もわからなかったと紹介来院されるケースが増加しています。ところが、紹介された患者を詳しく検査してみると、実は他のところに原因があり、内視鏡検査は不要だったというケースが意外に多いのです。先生は、このような問題を、どう考えますか?
もし、不要な検査を減らしたいのなら?
今回の教材は、とてもオススメです。なぜなら、こちらの教材で消化器疾患の体系的な診断アプローチを学べば、嘔吐や下痢などの症例に対する不要な内視鏡検査(または、肝生検)を減らせるから。つまり、本当に内視鏡検査が必要な症例なのか、正確に選別できるようになるのです。
今回の教材では、嘔吐をはじめ、下痢、肝酵素上昇の3つに対する診断アプローチが学べますが、それだけではありません。鑑別疾患リストの作成と、具体的な検査プランの立案を実際の症例をみながらトレーニングできます。消化器疾患は、犬猫ともにとても多い疾患です。日常診療で遭遇する機会が多い疾患だからこそ、もっと自信を持って診断できるようになりませんか?
明日からの診療に活かせる「消化器疾患の体系的な診断アプローチ」が、ご自宅で学べます。
- 嘔吐、吐出を示す症例に対する問診のポイント
- 身体検査の段階で、誤嚥性肺炎を推測する方法
- 嘔吐に対する診断アプローチとは?
- 下痢(急性、慢性)に対する診断アプローチとは?
- 小腸性下痢と大腸性下痢の鑑別のポイント
- 下痢を示す症例に対する問診のポイント
- 肝酵素上昇に対する診断アプローチ
- 嘔吐、下痢、肝酵素上昇に対する血液検査のポイント
- 知っておくべき、リパーゼの基礎知識
- Spec cPL(v-LIP)の上昇=膵炎なのか?
- 猫の膵特異的リパーゼ(Spec fPL)とv-LIPの関係
- 肝酵素上昇に対するスクリーニング(肝機能検査)
- なぜ、嘔吐だけの症例にも糞便検査をするのか?
- 抗癌剤投与3日後に下痢と嘔吐が認められた猫の症例:本当に抗癌剤の副作用??
- なぜ、鑑別疾患リストに順位付けをするのか?
- 嘔吐や下痢はないが、便が出づらそうな猫の症例
- なぜ、猫の元気・食欲の低下に対する鑑別疾患リストに慢性膵炎を入れるのか?
- 便臭が強いときに疑うべき疾患とは?
- トリコモナスの診断のポイント
- トリコモナスにメトロニダゾールは有効??
- 投薬しても下痢が改善しない猫の症例
- 7ヶ月前から断続的に嘔吐が認められる犬の症例
- 高血圧になる疾患と、高血圧に伴う弊害
- ビリルビンの値による黄疸の分類
- 免疫介在性疾患を疑い、治療中の犬の症例
- ALTの再上昇が認められた猫の症例
講師:大森 啓太郎
東京農工大学大学院 農学研究院 准教授。獣医師歴20年。2002年、日本大学 生物資源科学部獣医学科を卒業後、2006年に東京大学 農学生命科学研究科獣医学専攻博士修了。最新医療の知見を広めるため、獣医系商業誌にて100報以上の原稿を執筆している。
- 収録内訳
- 3セクション(合計191分収録)
- 特典
- レジュメデータ ・ 特典データ
- Sec1:消化器疾患に対する診断アプローチ(69分)
- 嘔吐に対する診断アプローチ/下痢に対する診断アプローチ/肝酵素上昇に対する診断アプローチ/血液検査によるスクリーニング:嘔吐・下痢/血液検査によるスクリーニング:肝酵素上昇/糞便検査によるスクリーニング
- Sec2:実践トレーニング①~嘔吐・下痢~(71分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④
- Sec3:実践トレーニング②~肝酵素上昇~(51分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④