なぜ、犬猫の高脂血症を積極的に治療すべきなのか?
犬猫の高脂血症は、治療すべきか?
先生は、犬猫の高脂血症について、どのようにお考えでしょうか? 近年、高脂肪食の食餌や室内飼育による運動制限、高齢化などの問題により、高脂血症の伴侶動物が増えています。他の疾患と比べても遭遇する機会が多いので、先生も日常的に診療の機会があると思います。では、先生は高脂血症の犬猫に適切な治療ができていますか? 犬猫の高脂血症は、ヒトに比べて粥状動脈硬化のリスクが低く重篤な症状になりにくいことから、治療の対象としない先生も少なくありません。
もしかすると、先生も高脂血症の治療をそれほど重要視していないかもしれません。しかし本当に怖いのは「高脂血症の原因」です。なぜなら、高脂血症は、大きな病気を発見するサインになるから。糖尿病や甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの内分泌疾患をはじめ、急性膵炎、糸球体腎炎などが隠れていることが多いのです。
高脂血症の治療戦略を3時間でマスター
高脂血症の治療をするとき。獣医師を悩ませるのが「どの治療法を選択するか?」という問題です。なぜなら高脂血症の治療方針は幅広く、症状と病態で適切に選択する必要がある上、治療法によっては飼い主さんの生活習慣や動物の嗜好など、考慮すべきポイントがたくさんあるから。
しかし多くの場合は、食餌療法が高脂血症の第一歩になります。つまり、高脂血症が見つかったからと言ってすぐに薬物療法をおこなうのではなく、その前に必ず食事療法による治療を試みるのが重要ということ。もし、食事療法で高脂血症を上手くコントロールできない場合、次の選択肢としてサプリメントによる治療、または薬物による治療に切り替えます。
また薬物療法には、治療薬の副作用や原疾患のコントロールなど、注意すべき点がたくさんあります。先生も、高脂血症の具体的な治療法を学び、もっと多くの動物を助けたいと思いませんか? 今回、学べる機会が少ない犬猫の高脂血症の治療戦略を日笠先生から学ぶことができます。
収録内容の一部をご紹介すると…
- 犬の高脂血症によるリスクが高まる疾患とは…?
- リポ蛋白の構成と役割とは…?
- 高脂血症の原因と分類
- 高脂血症犬の臨床徴候とは…?
- 原発性高カイロミクロン血症のポイントと注意点
- 甲状腺ホルモン低下による高脂血症の発現機序
- 採血と検体の取り扱いの注意点
- 血漿(血清)の評価におけるポイントと注意点
- 続発性高脂血症の評価に必要な検査とは…?
- 飼い主さんに指導すべき高脂血症犬の食事
- ω-3多価不飽和脂肪酸の主な作用
- 薬物治療におけるポイントと注意点
- どのような品種が、肥満になりやすいのか…?
- 肥満と甲状腺機能低下症の関係とは…?
- 肥満が引き起こす呼吸器疾患とは…?
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 4セクション(合計171分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: 高脂血症概論(42分)
- はじめに/高脂血症の原因と分類/食後高脂血症/原発性高脂血症/原発性高カイロミクロン血症の特異的犬種/原発性高コレステロール血症の特異的犬種/続発性高脂血症を示す代表的な疾患
- Sec2: 検査と診断、予防と治療(26分)
- 検査について/予防と治療の指針/食事療法について
- Sec3: 症例紹介と治療法(53分)
- サプリメントによる治療/高脂血症犬への治療効果/続発性高脂血症の治療例/薬物治療の指針
- Sec4: 肥満アップデート~肥満と疾患の関係性~(50分)
- 肥満の原因/肥満と内分泌・代謝・肝疾患/高脂血症/呼吸機能/循環器系疾患/整形外科疾患/泌尿器疾患・繁殖障害/その他の影響
講師:日笠 喜朗
獣医師歴37年。鳥取大学農学部共同獣医学科教授。日本では数少ない高脂血症の診断、治療のスペシャリストとして、平成17年に「犬の高脂血症に対するポリフェノールとω3多価不飽和脂肪酸の併用効果」の研究で、日本小動物獣医学会(中国)地区学会長賞を受賞。
なぜ、犬猫の高脂血症を積極的に治療すべきなのか?
犬猫の高脂血症は、治療すべきか?
先生は、犬猫の高脂血症について、どのようにお考えでしょうか? 近年、高脂肪食の食餌や室内飼育による運動制限、高齢化などの問題により、高脂血症の伴侶動物が増えています。他の疾患と比べても遭遇する機会が多いので、先生も日常的に診療の機会があると思います。では、先生は高脂血症の犬猫に適切な治療ができていますか? 犬猫の高脂血症は、ヒトに比べて粥状動脈硬化のリスクが低く重篤な症状になりにくいことから、治療の対象としない先生も少なくありません。
もしかすると、先生も高脂血症の治療をそれほど重要視していないかもしれません。しかし本当に怖いのは「高脂血症の原因」です。なぜなら、高脂血症は、大きな病気を発見するサインになるから。糖尿病や甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの内分泌疾患をはじめ、急性膵炎、糸球体腎炎などが隠れていることが多いのです。
高脂血症の治療戦略を3時間でマスター
高脂血症の治療をするとき。獣医師を悩ませるのが「どの治療法を選択するか?」という問題です。なぜなら高脂血症の治療方針は幅広く、症状と病態で適切に選択する必要がある上、治療法によっては飼い主さんの生活習慣や動物の嗜好など、考慮すべきポイントがたくさんあるから。
しかし多くの場合は、食餌療法が高脂血症の第一歩になります。つまり、高脂血症が見つかったからと言ってすぐに薬物療法をおこなうのではなく、その前に必ず食事療法による治療を試みるのが重要ということ。もし、食事療法で高脂血症を上手くコントロールできない場合、次の選択肢としてサプリメントによる治療、または薬物による治療に切り替えます。
また薬物療法には、治療薬の副作用や原疾患のコントロールなど、注意すべき点がたくさんあります。先生も、高脂血症の具体的な治療法を学び、もっと多くの動物を助けたいと思いませんか? 今回、学べる機会が少ない犬猫の高脂血症の治療戦略を日笠先生から学ぶことができます。
収録内容の一部をご紹介すると…
- 犬の高脂血症によるリスクが高まる疾患とは…?
- リポ蛋白の構成と役割とは…?
- 高脂血症の原因と分類
- 高脂血症犬の臨床徴候とは…?
- 原発性高カイロミクロン血症のポイントと注意点
- 甲状腺ホルモン低下による高脂血症の発現機序
- 採血と検体の取り扱いの注意点
- 血漿(血清)の評価におけるポイントと注意点
- 続発性高脂血症の評価に必要な検査とは…?
- 飼い主さんに指導すべき高脂血症犬の食事
- ω-3多価不飽和脂肪酸の主な作用
- 薬物治療におけるポイントと注意点
- どのような品種が、肥満になりやすいのか…?
- 肥満と甲状腺機能低下症の関係とは…?
- 肥満が引き起こす呼吸器疾患とは…?
講師:日笠 喜朗
獣医師歴37年。鳥取大学農学部共同獣医学科教授。日本では数少ない高脂血症の診断、治療のスペシャリストとして、平成17年に「犬の高脂血症に対するポリフェノールとω3多価不飽和脂肪酸の併用効果」の研究で、日本小動物獣医学会(中国)地区学会長賞を受賞。
- 収録内訳
- 4セクション(合計171分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:高脂血症概論(42分)
- はじめに/高脂血症の原因と分類/食後高脂血症/原発性高脂血症/原発性高カイロミクロン血症の特異的犬種/原発性高コレステロール血症の特異的犬種/続発性高脂血症を示す代表的な疾患
- Sec2:検査と診断、予防と治療(26分)
- 検査について/予防と治療の指針/食事療法について
- Sec3:症例紹介と治療法(53分)
- サプリメントによる治療/高脂血症犬への治療効果/続発性高脂血症の治療例/薬物治療の指針
- Sec4:肥満アップデート~肥満と疾患の関係性~(50分)
- 肥満の原因/肥満と内分泌・代謝・肝疾患/高脂血症/呼吸機能/循環器系疾患/整形外科疾患/泌尿器疾患・繁殖障害/その他の影響