なぜ、治療薬の選択肢が増えるほど、FIPの診断は、難しくなるのでしょうか?
※情報こそ増えてきましたが…
かつて不治の病と呼ばれた猫伝染性腹膜炎(FIP)は、抗ウイルス薬の登場により「早期の適切な介入により、寛解を目指せる可能性が高い疾患」となりました。その一方で、知見や治療選択肢が増えたことで、臨床判断は以前にも増して複雑化しています。多角的な情報を統合する姿勢が求められ、特定の検査所見だけで結論を急ぐことは、むしろ誤診のリスクを高めかねません。特に、ドライタイプや非典型例、他疾患が背景に潜んでいるケースでは、慎重な見極めが不可欠です。
このように治療の可能性が広がった今だからこそ、早期介入と誤診回避のために、これまで以上に「診断の確かさ」が求められています。
ですが、FIP診療を難しくしているのは、医学的な判断の複雑さだけではありません。
※どうやってご家族に伝えるか?
FIP診療のもうひとつの難しさは、臨床医としての「判断の迷い」を、先生の中だけにとどめておけない点にあります。
診断過程では、FIPを疑う根拠や検査の意義、投薬理由、再発リスクなどの問いに対し、限られた時間で答えなくてはなりません。
しかも、ご家族はインターネットやSNSで多くの情報に触れており、期待と不安の両方を抱いて来院されます。根拠の曖昧な説明は不信を招き、先生ご自身の迷いも深めかねません。
つまり、現代のFIP診療には、「現時点で何が判明しており、どこから先を慎重に見極めるべきか」を、誠実かつわかりやすく伝える力。そして、治療開始だけでなく、治療終了の判断や再発時の対応まで含めた「診療全体を設計する力」が求められているのです。
※一貫した判断軸で学べる「最新のFIP診療」
本教材は、単に最新知識を学ぶだけの教材ではありません。
診断の組み立てから他疾患との鑑別、薬剤選択、経過観察、終了判断、再発対応。そして、ご家族への説明までを「一連の臨床判断」として体系化したものです。
つまり、診断と治療の開始だけにとどまらず、治療開始後の継続的な評価や、院内スタッフとの共有、そこでご家族への説明の質を高めるための実践的な指針となる内容です。
講師は、20年以上にわたりFIPを専門とする北里大学の高野友美先生。アカデミックな最新知見と一次診療での妥当性を繋ぐ講義は、「診る・判断する・伝える」という一連のプロセスにおける迷いを減らし、確かな根拠を持って診療をおこなうための揺るぎない土台となるはずです。
2026年までの最新知見を「約3時間」で体系的に学べる動画セミナー。
その収録内容とは…?
- 猫伝染性腹膜炎(FIP)は、どんな病気なのか?
- ネココロナウイルス(FCoV)とは、何か?
- FCoVは、どうやって増殖するのか?
- 2種類のFCoVと、その違い
- FECV感染猫の排便中のウイルス排出パターン
- FIPウイルスは、水平感染するのか?
- FCoVの生物型の決定要因は、何か?
- FIPの特徴的な所見とは?
- もうひとつのFIPの重要な所見
- 病変形成の「2つの機序」とは?
- 免疫を理解するポイント
- FIP発症猫は、免疫の暴走が起きているのか?
- イエネコ以外のネコ科動物におけるFCoV感染
- FIP診断の大まかな流れ
- FIP診断が重要になる「3つの理由」とは?
- 確定診断なしで抗ウイルス薬を使用するリスク
- 診断の考え方を示した「2種類のガイドライン」
- 鑑別診断が必要な疾患とは?
- 滲出液を用いた検査のポイント
- 画像診断は、どう活用すればいいのか?
- 知っておきたい抗ウイルス薬の基本
- GS-441524の特徴と標準プロトコル
- モルヌピラビルの特徴と標準プロトコル
- EIDD-1931によるFIP治療
- FIP寛解後は、どう対応すればいいのか?

※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
特別価格25,980円(税込28,578円)
(特別価格販売は7月15日まで)
- 教材内容
- 4セクション(合計153分収録)
- 特典
- ・ 特典映像:ご家族様へのインフォームトーク
- Sec1: FIPの概論・基礎(32分)
- FIPの病原体:ネココロナウイルス(FCoV)/FIPの病原体:FCoV、FIPV
- Sec2: FIPの病態・ワクチン(30分)
- FIPの所見①体腔への滲出液貯留②肉芽腫性病変③眼の病変④神経症状/FIP発症、FCoV感染状況/FIPのワクチン
- Sec3: FIPの診断(47分)
- 臨床検査:①問診②身体検査/臨床検査:③鑑別検査④血液生化学/臨床検査:⑤CBC⑥画像診断/病原検査:⑦実験室内診断(院外検査)
- Sec4: FIPの治療(44分)
- 抗ウイルス薬/GS-441524/モルヌピラビル/治療開始するにあたっての診断基準/治療を終えるにあたっての診断基準/FIP寛解後の対応
講師:高野 友美
北里大学獣医学部教授。獣医伝染病学を専門とし、20年以上にわたって猫伝染性腹膜炎(FIP)およびネココロナウイルス(FCoV)に関する研究に取り組む。FCoVの基礎ウイルス学からFIPの病態、診断、抗ウイルス薬治療、治療反応の評価に至るまで、基礎と臨床応用を繋ぐ幅広いテーマを展開。近年は、FIP治療におけるモニタリング指標や治療反応予測に関する知見も報告している。

なぜ、治療薬の選択肢が増えるほど、FIPの診断は、難しくなるのでしょうか?
※情報こそ増えてきましたが…
かつて不治の病と呼ばれた猫伝染性腹膜炎(FIP)は、抗ウイルス薬の登場により「早期の適切な介入により、寛解を目指せる可能性が高い疾患」となりました。その一方で、知見や治療選択肢が増えたことで、臨床判断は以前にも増して複雑化しています。多角的な情報を統合する姿勢が求められ、特定の検査所見だけで結論を急ぐことは、むしろ誤診のリスクを高めかねません。特に、ドライタイプや非典型例、他疾患が背景に潜んでいるケースでは、慎重な見極めが不可欠です。
このように治療の可能性が広がった今だからこそ、早期介入と誤診回避のために、これまで以上に「診断の確かさ」が求められています。
ですが、FIP診療を難しくしているのは、医学的な判断の複雑さだけではありません。
※どうやってご家族に伝えるか?
FIP診療のもうひとつの難しさは、臨床医としての「判断の迷い」を、先生の中だけにとどめておけない点にあります。
診断過程では、FIPを疑う根拠や検査の意義、投薬理由、再発リスクなどの問いに対し、限られた時間で答えなくてはなりません。
しかも、ご家族はインターネットやSNSで多くの情報に触れており、期待と不安の両方を抱いて来院されます。根拠の曖昧な説明は不信を招き、先生ご自身の迷いも深めかねません。
つまり、現代のFIP診療には、「現時点で何が判明しており、どこから先を慎重に見極めるべきか」を、誠実かつわかりやすく伝える力。そして、治療開始だけでなく、治療終了の判断や再発時の対応まで含めた「診療全体を設計する力」が求められているのです。
※一貫した判断軸で学べる「最新のFIP診療」
本教材は、単に最新知識を学ぶだけの教材ではありません。
診断の組み立てから他疾患との鑑別、薬剤選択、経過観察、終了判断、再発対応。そして、ご家族への説明までを「一連の臨床判断」として体系化したものです。
つまり、診断と治療の開始だけにとどまらず、治療開始後の継続的な評価や、院内スタッフとの共有、そこでご家族への説明の質を高めるための実践的な指針となる内容です。
講師は、20年以上にわたりFIPを専門とする北里大学の高野友美先生。アカデミックな最新知見と一次診療での妥当性を繋ぐ講義は、「診る・判断する・伝える」という一連のプロセスにおける迷いを減らし、確かな根拠を持って診療をおこなうための揺るぎない土台となるはずです。
2026年までの最新知見を「約3時間」で体系的に学べる動画セミナー。
その収録内容とは…?
- 猫伝染性腹膜炎(FIP)は、どんな病気なのか?
- ネココロナウイルス(FCoV)とは、何か?
- FCoVは、どうやって増殖するのか?
- 2種類のFCoVと、その違い
- FECV感染猫の排便中のウイルス排出パターン
- FIPウイルスは、水平感染するのか?
- FCoVの生物型の決定要因は、何か?
- FIPの特徴的な所見とは?
- もうひとつのFIPの重要な所見
- 病変形成の「2つの機序」とは?
- 免疫を理解するポイント
- FIP発症猫は、免疫の暴走が起きているのか?
- イエネコ以外のネコ科動物におけるFCoV感染
- FIP診断の大まかな流れ
- FIP診断が重要になる「3つの理由」とは?
- 確定診断なしで抗ウイルス薬を使用するリスク
- 診断の考え方を示した「2種類のガイドライン」
- 鑑別診断が必要な疾患とは?
- 滲出液を用いた検査のポイント
- 画像診断は、どう活用すればいいのか?
- 知っておきたい抗ウイルス薬の基本
- GS-441524の特徴と標準プロトコル
- モルヌピラビルの特徴と標準プロトコル
- EIDD-1931によるFIP治療
- FIP寛解後は、どう対応すればいいのか?
講師:高野 友美
北里大学獣医学部教授。獣医伝染病学を専門とし、20年以上にわたって猫伝染性腹膜炎(FIP)およびネココロナウイルス(FCoV)に関する研究に取り組む。FCoVの基礎ウイルス学からFIPの病態、診断、抗ウイルス薬治療、治療反応の評価に至るまで、基礎と臨床応用を繋ぐ幅広いテーマを展開。近年は、FIP治療におけるモニタリング指標や治療反応予測に関する知見も報告している。
- 収録内訳
-
4セクション(合計153分収録)
- 特典
-
- Sec1:FIPの概論・基礎(32分)
- FIPの病原体:ネココロナウイルス(FCoV)/FIPの病原体:FCoV、FIPV
- Sec2:FIPの病態・ワクチン(30分)
- FIPの所見①体腔への滲出液貯留②肉芽腫性病変③眼の病変④神経症状/FIP発症、FCoV感染状況/FIPのワクチン
- Sec3:FIPの診断(47分)
- 臨床検査:①問診②身体検査/臨床検査:③鑑別検査④血液生化学/臨床検査:⑤CBC⑥画像診断/病原検査:⑦実験室内診断(院外検査)
- Sec4:FIPの治療(44分)
- 抗ウイルス薬/GS-441524/モルヌピラビル/治療開始するにあたっての診断基準/治療を終えるにあたっての診断基準/FIP寛解後の対応
