なぜ、掴みどころのない5cmの大きなボールも胃切開せずに除去できるのか?

※ 異物除去に自信がありますか?

異物誤飲は、「犬猫の傷病ランキング」で常に上位に入る厄介な疾患です。

簡単に吐き出せるものなら良いのですが、大きな異物が消化管を塞いだり、鋭い異物が消化管を穿孔している症例の場合は、一気に緊急性は高くなります。

先生も、「なんでこんなモノ飲んじゃったの?!」と驚くような症例にたびたび遭遇していると思います。

緊急性が高く、二次診療施設に紹介する時間もない。このような症例を救えるかどうかは、ある一点にかかっています。

それは、先生が的確な診療アプローチを「知っているかどうか」です。

※ 「もとに戻せる」からこそ、知って欲しい

末期のガンや心臓病は、たとえ治療法を知っていても治すのが難しい疾患です。しかし、異物誤飲は違います。

先生が適切な検査で素早く異物を診断し、治療をおこなえば、ほとんどの症例をもとの状態に戻せます。

つまり、目の前の症例を救えるかどうかは、先生が、異物に対する的確な診療アプローチを「知っているかどうか」で決まるのです。

しかし、「異物だけ」を学べる機会は、ほとんどゼロ。ある程度異物の知識がある先生も、おそらくは消化管のエコーを学ぶときに、少しだけ異物も教わったくらいではないでしょうか。だからこそ今回…

※ マニアックなまでに異物を掘り下げました

ひと言で「異物」といっても、その種類は様々です。

たとえば、冒頭でご紹介した「5cmの大きなボールを丸呑みした症例」の場合、胃切開の適応に見えます。ですが、高橋先生は、まず内視鏡下胃内異物除去をおこないました。

このような掴みどころのない球形異物を除去する際のポイントは、ボール自体が潰れている、あるいはボール自体に破れているところを見つけることです。

大型胃内異物の場合でも、掴めそうな箇所を確認できたら、内視鏡下で異物を除去できるケースもあります。

つまり「異物は経験が重要」なのです。

本教材は、擬似的に経験値を上げられるよう、消化管内異物(食道、胃、小腸)をテーマに、様々な症例解説を収録しました。

ですから、「どの検査が最適なのか?」「異物はどう見えるのか?」「掴みにくいものはどう除去するのか?」「穿孔している場合はどう対処するのか?」など、その具体的な方法を実際の映像を通して学べます。

他にも、異物の合併症とインフォームドコンセントのポイントも、高橋先生のわかりやすい解説で学べます。

日常診療でたびたび遭遇する「異物」だからこそ、的確な診療アプローチを学びませんか?

  • 誤飲誤食のアプローチ法とは?
  • 食道内異物(閉塞物)の特徴とは?
  • 食道内異物の診断におけるX線検査の有用性
  • X線検査による食道内異物の診断のポイント
  • リンゴを丸呑みして来院した症例
  • 食道内異物の類似所見を示す疾患とは?
  • 内視鏡下食道異物除去に用いる鉗子
  • ポリペクトミースネアを使うときのポイントと注意点
  • 内視鏡下食道内異物除去の合併症とは?
  • 小腸内異物の診断のポイント
  • 胃の超音波検査の「落とし穴」とは?
  • 小腸内異物の超音波検査所見
  • 硬い異物と柔らかい異物の見え方の違い
  • ジョイントマットを飲み込んだ猫の症例
  • ビニール袋を飲み込んだ犬の症例
  • 紐状異物とコルゲートサインの鑑別のポイント
  • 胃内異物の検出は、X線検査か超音波検査か?
  • 胃内異物のX線検査所見
  • 胃内異物の超音波検査所見
  • X線と超音波、どちらでも検出できなかった異物とは?
  • 催吐処置のポイントと注意点
  • 内視鏡下胃内異物除去
  • ポリペクトミースネアによる異物除去例
  • 内視鏡下異物除去ができなかった異物とは?

なぜ、掴みどころのない5cmの大きなボールも胃切開せずに除去できるのか?

※ 異物除去に自信がありますか?

異物誤飲は、「犬猫の傷病ランキング」で常に上位に入る厄介な疾患です。

簡単に吐き出せるものなら良いのですが、大きな異物が消化管を塞いだり、鋭い異物が消化管を穿孔している症例の場合は、一気に緊急性は高くなります。

先生も、「なんでこんなモノ飲んじゃったの?!」と驚くような症例にたびたび遭遇していると思います。

緊急性が高く、二次診療施設に紹介する時間もない。このような症例を救えるかどうかは、ある一点にかかっています。

それは、先生が的確な診療アプローチを「知っているかどうか」です。

※ 「もとに戻せる」からこそ、知って欲しい

末期のガンや心臓病は、たとえ治療法を知っていても治すのが難しい疾患です。しかし、異物誤飲は違います。

先生が適切な検査で素早く異物を診断し、治療をおこなえば、ほとんどの症例をもとの状態に戻せます。

つまり、目の前の症例を救えるかどうかは、先生が、異物に対する的確な診療アプローチを「知っているかどうか」で決まるのです。

しかし、「異物だけ」を学べる機会は、ほとんどゼロ。ある程度異物の知識がある先生も、おそらくは消化管のエコーを学ぶときに、少しだけ異物も教わったくらいではないでしょうか。だからこそ今回…

※ マニアックなまでに異物を掘り下げました

ひと言で「異物」といっても、その種類は様々です。

たとえば、冒頭でご紹介した「5cmの大きなボールを丸呑みした症例」の場合、胃切開の適応に見えます。ですが、高橋先生は、まず内視鏡下胃内異物除去をおこないました。

このような掴みどころのない球形異物を除去する際のポイントは、ボール自体が潰れている、あるいはボール自体に破れているところを見つけることです。

大型胃内異物の場合でも、掴めそうな箇所を確認できたら、内視鏡下で異物を除去できるケースもあります。

つまり「異物は経験が重要」なのです。

本教材は、擬似的に経験値を上げられるよう、消化管内異物(食道、胃、小腸)をテーマに、様々な症例解説を収録しました。

ですから、「どの検査が最適なのか?」「異物はどう見えるのか?」「掴みにくいものはどう除去するのか?」「穿孔している場合はどう対処するのか?」など、その具体的な方法を実際の映像を通して学べます。

他にも、異物の合併症とインフォームドコンセントのポイントも、高橋先生のわかりやすい解説で学べます。

日常診療でたびたび遭遇する「異物」だからこそ、的確な診療アプローチを学びませんか?

  • 誤飲誤食のアプローチ法とは?
  • 食道内異物(閉塞物)の特徴とは?
  • 食道内異物の診断におけるX線検査の有用性
  • X線検査による食道内異物の診断のポイント
  • リンゴを丸呑みして来院した症例
  • 食道内異物の類似所見を示す疾患とは?
  • 内視鏡下食道異物除去に用いる鉗子
  • ポリペクトミースネアを使うときのポイントと注意点
  • 内視鏡下食道内異物除去の合併症とは?
  • 小腸内異物の診断のポイント
  • 胃の超音波検査の「落とし穴」とは?
  • 小腸内異物の超音波検査所見
  • 硬い異物と柔らかい異物の見え方の違い
  • ジョイントマットを飲み込んだ猫の症例
  • ビニール袋を飲み込んだ犬の症例
  • 紐状異物とコルゲートサインの鑑別のポイント
  • 胃内異物の検出は、X線検査か超音波検査か?
  • 胃内異物のX線検査所見
  • 胃内異物の超音波検査所見
  • X線と超音波、どちらでも検出できなかった異物とは?
  • 催吐処置のポイントと注意点
  • 内視鏡下胃内異物除去
  • ポリペクトミースネアによる異物除去例
  • 内視鏡下異物除去ができなかった異物とは?

講師:高橋雅弘
福岡県にある「高橋ペットクリニック」院長。
日本獣医畜産大学(現: 日本獣医生命科学大学)卒業後、埼玉県蕨市の小林犬猫病院で研鑽を積む。その後、山口大学動物医療センターを経て、高橋ペットクリニックを継承。2009年、日本獣医学会にて「小腸内異物の犬43例および猫1例における超音波検査所見」を発表し、日本獣医学会長賞を受賞。早期から胃、小腸内異物に対する超音波検査の有用性を啓蒙し続けている。

収録内訳
5セクション(合計167分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:異物誤飲の危険性(8分)
異物誤飲の危険性
Sec2:食道内異物の診断と治療(32分)
食道内異物の特徴/食道内異物の治療(内視鏡)/食道内異物の治療(食道切開術)
Sec3:胃と小腸の超音波検査(26分)
小腸内異物の診断/胃の超音波検査/小腸の超音波検査
Sec4:小腸内異物の診断と治療(38分)
小腸内異物の超音波検査所見/小腸内異物症例/紐状異物(線状異物)
Sec5:胃内異物の診断と治療(63分)
胃内異物の診断/胃内異物の治療/犬の裁縫針症例/ツールの紹介/内視鏡異物除去例/内視鏡下異物除去ができなかった異物
販売価格:45,980円+税