なぜ、ある動物病院では主訴が循環器系ではない猫から「心筋症」が次々と発見されるのか?

ある動物病院で本当にあった話…

雑種の猫を抱え、夜間救急で飛び込んできた飼い主さん。話を聞くと、猫が高い場所から落ち、そのあと立てなくなったそうです。 確かにその猫は、後肢がダランと麻痺しています。院長先生は、考えられる怪我や疾患に沿って検査を進めました。股動脈も触知できて血栓症はないようです。骨折や打撲、捻挫も見つかりません。 「落ちたとき脊髄をやられたのか?」そう思い、ステロイド治療を選択し治療をおこないましたが…

ずっと後肢の麻痺がよくなりません…

院長先生はある疑念を抱き、再び詳細な検査を試みます。するとその猫は「心筋症を伴う血栓症」だったのです。つまりその猫は、高い場所から落ちたから後肢が麻痺していたのではありません。 高い場所にいるとき血栓症が発症し、その激しい疼痛により落下したのです。そして心筋症を伴う血栓症が残ったままだったのです。その後この猫は適切な治療を受け、予後は順調に向かったそうですが…

そんなのめったにないケースでしょ?

と、思われたでしょうか? 確かに珍しいケースかもしれません。ですが、院長先生から詳細を聞き込むと、このようなケースは一例にすぎないとおっしゃいます。 この動物病院では、主訴が循環器系ではないのに、猫の心筋症が次々と発見されているとのこと。そして、多くの猫の命を救えているそうです。 この動物病院の名は「倉吉動物医療センター・山根動物病院」。総院長の「高島一昭」先生は多くの研究実績、講演実績、執筆実績を持つ「獣医循環器認定医」。 今回、高島先生を講師にお迎えし「猫の心筋症と血栓症」が学べる映像教材を制作いたしました。収録内容の一部をご紹介すると…

猫の心筋症を見逃さない、診断方法と効果的な治療法低リスク・低コストな血栓症治療をギッシリ収録

  • 心筋症とは?
  • 猫の心筋症とは?
  • 心筋症の多い品種
  • 心筋症の多い性別
  • 性別における心筋症の割合
  • 心筋症の多い年齢
  • 年代別にみる心筋症の統計
  • 心筋症別の統計
  • いつ検査をするべきか?
  • 心筋症の主訴
  • 聴診所見(心筋症にみられる異常)
  • 心電図所見(心筋症にみられる異常)
  • 胸部X線所見(心筋症にみられる異常)
  • エコー検査の方法と注意点
  • 肥大型心筋症(HCM)
  • 拡張型心筋症(DCM)
  • 家族性の心筋症が疑われた猫の3症例
  • 拘束型心筋症(RCM)
  • 不整脈源性右室心筋症(ARVC)
  • 大動脈血栓塞栓症
  • 低分子ヘパリンの可能性
  • 高価な薬品を使わずに血栓症を治療する方法
  • 各種症例解説

なぜ、ある動物病院では主訴が循環器系ではない猫から「心筋症」が次々と発見されるのか?

ある動物病院で本当にあった話…

雑種の猫を抱え、夜間救急で飛び込んできた飼い主さん。話を聞くと、猫が高い場所から落ち、そのあと立てなくなったそうです。 確かにその猫は、後肢がダランと麻痺しています。院長先生は、考えられる怪我や疾患に沿って検査を進めました。股動脈も触知できて血栓症はないようです。骨折や打撲、捻挫も見つかりません。 「落ちたとき脊髄をやられたのか?」そう思い、ステロイド治療を選択し治療をおこないましたが…

ずっと後肢の麻痺がよくなりません…

院長先生はある疑念を抱き、再び詳細な検査を試みます。するとその猫は「心筋症を伴う血栓症」だったのです。つまりその猫は、高い場所から落ちたから後肢が麻痺していたのではありません。 高い場所にいるとき血栓症が発症し、その激しい疼痛により落下したのです。そして心筋症を伴う血栓症が残ったままだったのです。その後この猫は適切な治療を受け、予後は順調に向かったそうですが…

そんなのめったにないケースでしょ?

と、思われたでしょうか? 確かに珍しいケースかもしれません。ですが、院長先生から詳細を聞き込むと、このようなケースは一例にすぎないとおっしゃいます。 この動物病院では、主訴が循環器系ではないのに、猫の心筋症が次々と発見されているとのこと。そして、多くの猫の命を救えているそうです。 この動物病院の名は「倉吉動物医療センター・山根動物病院」。総院長の「高島一昭」先生は多くの研究実績、講演実績、執筆実績を持つ「獣医循環器認定医」。 今回、高島先生を講師にお迎えし「猫の心筋症と血栓症」が学べる映像教材を制作いたしました。収録内容の一部をご紹介すると…

猫の心筋症を見逃さない、診断方法と効果的な治療法低リスク・低コストな血栓症治療をギッシリ収録

  • 心筋症とは?
  • 猫の心筋症とは?
  • 心筋症の多い品種
  • 心筋症の多い性別
  • 性別における心筋症の割合
  • 心筋症の多い年齢
  • 年代別にみる心筋症の統計
  • 心筋症別の統計
  • いつ検査をするべきか?
  • 心筋症の主訴
  • 聴診所見(心筋症にみられる異常)
  • 心電図所見(心筋症にみられる異常)
  • 胸部X線所見(心筋症にみられる異常)
  • エコー検査の方法と注意点
  • 肥大型心筋症(HCM)
  • 拡張型心筋症(DCM)
  • 家族性の心筋症が疑われた猫の3症例
  • 拘束型心筋症(RCM)
  • 不整脈源性右室心筋症(ARVC)
  • 大動脈血栓塞栓症
  • 低分子ヘパリンの可能性
  • 高価な薬品を使わずに血栓症を治療する方法
  • 各種症例解説

講師:高島 一昭
公益財団法人動物臨床医学研究所所長(理事)、倉吉動物医療センター、米子動物医療センター総院長。循環器のスペシャリストとして、多くの講演、研究、執筆、学会発表実績を持つ。また、臨床家として、多くの動物の命を救う。「日本小動物獣医学会地区学会長賞受賞」を5回、「日本獣医循環器学会最優秀論文賞」を1回受賞。

収録内訳
4セクション(合計259分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:心筋症について(59分)
心筋症について/各種検査法/聴診所見/心電図所見/胸部X線所見/Echo検査
Sec2:肥大型心筋症(66分)
肥大型心筋症について/病態生理/診断/心エコー検査/治療/予後
Sec3:拡張型心筋症/拘束型心筋症/不整脈源性右室心筋症(57分)
拡張型心筋症について/拡張型心筋症のX線検査・エコー検査/拡張型心筋症の治療・予後/家族性の心筋症が疑われた猫の3例/拘束型心筋症について/拘束型心筋症のX線検査/エコー検査/拘束型心筋症の治療・予後/拘束型心筋症の症例/不整脈源性右室心筋症について/不整脈源性右室心筋症の各種検査/不整脈源性右室心筋症の治療・予後
Sec4:大動脈血栓塞栓症(77分)
大動脈血栓塞栓症について/予後/治療/症例/考察~低分子ヘパリン/低分子ヘパリンの効果・症例/循環器学会投稿内容の抜粋
販売価格:39,980円+税