猫のリンパ腫はいろいろあって難しい…
でも
8つの病型で95%以上に対応可能!
※ 増え続ける「猫のリンパ腫」
実は近年、猫のリンパ腫症例がジワジワと増え続けているのを先生はご存じでしょうか?
その1番の原因は、猫の寿命が伸びたことにあります。また、超音波・CT検査、内視鏡検査、クローン性解析など、診断技術の急速な進歩も大きく影響していると今回の講師である辻本先生はおっしゃいます。
他にも、WHOによる組織学的分類が公表されたことで、リンパ腫の診断とサブタイプ分類が正確になったことも増加の一因となっています。
つまり、技術と知識の進歩により、「今まで気づけなかったリンパ腫に気づけるようになった」ということです。
今回のプログラムで先生に身につけていただきたいのは、「リンパ腫に気づき、適切な治療をおこなう技術」です。
※ 知っておきたい「猫のリンパ腫の特徴」とは?
猫のリンパ腫でもっとも獣医師を悩ませるのは、そのタイプの多さです。国際的に認められている教科書である、「Small Animal Clinical Oncology」をみてみると、10もの解剖学的サブタイプが記載されています。
猫のリンパ腫の発生部位としては消化器がもっとも多く、次いで縦隔、節性といったタイプがしばしば見られます。
しかし、猫の場合は、鼻、腎臓、喉頭・気管、皮膚など、いわゆる「節外性のリンパ腫」が多くみられる特徴があります。
つまり、どんな部位・臓器にもリンパ腫が生じる可能性があると言えます。
厄介なのは、それぞれの部位で診断、治療方法が異なること。そのため、それぞれのタイプに関して適切な方法を学ぶ必要があります。
そこで今回のプログラムは重要度の高いタイプごとに最適な診療方針がわかりやすく学べるよう構成しました。
※「8つの病型」で猫のリンパ腫の95%以上をカバー
今回のセミナーのテーマは、「猫のリンパ腫診療アップデート」です。ふだんの診療で忙しくされている先生に、2023年時点における最新の猫のリンパ腫診療を効率よく学んでいただけることを目的に制作しました。
本教材で学べる猫のリンパ腫の病型は、合計8つです。
この8つのリンパ腫の病型の診断、治療のポイントを正しく理解すれば、猫のリンパ腫の95%以上をカバーできると、辻本先生はおっしゃいます。その病型は、以下の8つです。
① 大細胞性胃腸管リンパ腫
② 小細胞性腸リンパ腫
③ 節性リンパ腫
④ 縦隔リンパ腫
⑤ 鼻腔リンパ腫
⑥ 気管・喉頭リンパ腫
⑦ 腎リンパ腫
⑧ 皮膚リンパ腫
また今回は、先生に猫のリンパ腫診療を直感的に学んでいただけるよう、クオリティの高い症例画像をたくさん使用しています。 先生もご存じのとおり、リンパ腫の診断の糸口として細胞診は重要です。 見やすいキレイな顕微鏡写真を用いて解説しますので、細胞診のポイントが直感的に学べます。
約3時間で、猫のリンパ腫診療を最新情報にアップデート!「猫のリンパ腫診療2023」の内容とは?
- いま学ぶべき、「リンパ腫の8つの病型」とは?
- 猫のリンパ腫と時代による変化
- 90年代以降に猫のリンパ腫が増えた理由とは?
- 猫のリンパ腫の発生部位は?
- 知っておきたいリンパ腫の分類の歴史
- リンパ節の組織構築と細胞の局在
- 【病型1】大細胞性胃腸管リンパ腫
- 大細胞性と小細胞性の違いとは?
- 猫の胃腸管リンパ腫の発生部位とは?
- 大細胞性胃腸管リンパ腫の臨床徴候
- 大細胞性胃腸管リンパ腫の超音波検査
- 猫で使われるCOP療法、L-COP療法
- 孤立性大細胞性胃腸管リンパ腫における術後化学療法
- 猫の胃腸管リンパ腫治療におけるレスキュー療法
- 【病型2】小細胞性腸リンパ腫
- 小細胞性腸リンパ腫の臨床徴候
- 小細胞性腸リンパ腫のWHO組織学的分類
- 小細胞性腸リンパ腫の超音波検査所見
- 猫の小細胞性腸リンパ腫の治療
- 【病型3】節性リンパ腫
- 節性リンパ腫の病理組織学的特徴を紹介
- 猫の節性リンパ腫の治療と予後
- 【病型4】縦隔リンパ腫
- 縦隔リンパ腫のX線検査、超音波検査所見
- 縦隔リンパ腫と胸腺腫の鑑別のポイント
- 胸腺腫の治療と予後
- 【病型5】鼻腔リンパ腫
- 鼻腔リンパ腫の臨床徴候とは?
- 鼻腔リンパ腫のX線/CT検査所見
- 鼻腔リンパ腫の治療と予後
- 鼻腔リンパ腫の放射線治療例
- 【病型6】気管・喉頭リンパ腫
- 気管リンパ腫の化学療法
- 気管リンパ腫症例の治療経過とは?
- 化学療法・放射線治療をおこなった喉頭リンパ腫の症例
- 【病型7】腎リンパ腫
- 腎リンパ腫の超音波検査所見
- 猫の腎リンパ腫の発生頻度と治療(27症例)
- 【病型8】皮膚リンパ腫
- 皮膚リンパ腫の診断と治療のポイント
- 猫のリンパ腫治療とQOLの考え方
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 3セクション(合計184分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: イントロダクション/大細胞性胃腸管リンパ腫(79分)
- 猫のリンパ腫:イントロダクション/解剖学的サブタイプと特徴/リンパ系腫瘍の分類/大細胞性胃腸管リンパ腫:特徴/大細胞性胃腸管リンパ腫:超音波検査/大細胞性胃腸管リンパ腫:細胞診/大細胞性胃腸管リンパ腫:治療/大細胞性胃腸管リンパ腫治療に関する研究/レスキュー療法について/大細胞性胃腸管リンパ腫に対する化学療法の選択肢/大細胞性胃腸管リンパ腫 ―まとめ―
- Sec2: 小細胞性腸リンパ腫/節性リンパ腫/縦隔リンパ腫(54分)
- 小細胞性腸リンパ腫:特徴/遺伝子検査について/小細胞性腸リンパ腫:治療/小細胞性腸リンパ腫 ―まとめ―/節性リンパ腫:特徴と治療/縦隔リンパ腫:特徴と治療/縦隔リンパ腫との鑑別:胸腺腫
- Sec3: 節外性リンパ腫(51分)
- 鼻腔リンパ腫(節外性):特徴/鼻腔リンパ腫(節外性):治療と予後/気管リンパ腫(節外性)/喉頭リンパ腫(節外性)/腎リンパ腫(節外性)/皮膚リンパ腫(節外性)/リンパ腫治療とQoL/まとめ
講師:辻本元
【所属】
日本動物高度医療センター(JARMeC)血液内科 科長
東京大学名誉教授
【経歴】
1983 東京大学・大学院博士課程修了(獣医学)
1983~1987 東京大学医科学研究所・助手
1987~1989 グラスゴー大学ビートソン癌研究所(英国)・研究員
1989~1998 東京大学獣医内科学教室准教授
1998 ウイスコンシン大学マジソン校(米国)・客員教授
1998~2021 東京大学獣医内科学教室・教授
2012~2017 東京大学動物医療センター・センター長
2021〜 日本動物高度医療センター(JARMeC)
血液内科・科長 / 東京病院・病院長
現在に至る
猫のリンパ腫はいろいろあって難しい…
でも
8つの病型で95%以上に対応可能!
※ 増え続ける「猫のリンパ腫」
実は近年、猫のリンパ腫症例がジワジワと増え続けているのを先生はご存じでしょうか?
その1番の原因は、猫の寿命が伸びたことにあります。また、超音波・CT検査、内視鏡検査、クローン性解析など、診断技術の急速な進歩も大きく影響していると今回の講師である辻本先生はおっしゃいます。
他にも、WHOによる組織学的分類が公表されたことで、リンパ腫の診断とサブタイプ分類が正確になったことも増加の一因となっています。
つまり、技術と知識の進歩により、「今まで気づけなかったリンパ腫に気づけるようになった」ということです。
今回のプログラムで先生に身につけていただきたいのは、「リンパ腫に気づき、適切な治療をおこなう技術」です。
※ 知っておきたい「猫のリンパ腫の特徴」とは?
猫のリンパ腫でもっとも獣医師を悩ませるのは、そのタイプの多さです。国際的に認められている教科書である、「Small Animal Clinical Oncology」をみてみると、10もの解剖学的サブタイプが記載されています。
猫のリンパ腫の発生部位としては消化器がもっとも多く、次いで縦隔、節性といったタイプがしばしば見られます。
しかし、猫の場合は、鼻、腎臓、喉頭・気管、皮膚など、いわゆる「節外性のリンパ腫」が多くみられる特徴があります。
つまり、どんな部位・臓器にもリンパ腫が生じる可能性があると言えます。
厄介なのは、それぞれの部位で診断、治療方法が異なること。そのため、それぞれのタイプに関して適切な方法を学ぶ必要があります。
そこで今回のプログラムは重要度の高いタイプごとに最適な診療方針がわかりやすく学べるよう構成しました。
※「8つの病型」で猫のリンパ腫の95%以上をカバー
今回のセミナーのテーマは、「猫のリンパ腫診療アップデート」です。ふだんの診療で忙しくされている先生に、2023年時点における最新の猫のリンパ腫診療を効率よく学んでいただけることを目的に制作しました。
本教材で学べる猫のリンパ腫の病型は、合計8つです。
この8つのリンパ腫の病型の診断、治療のポイントを正しく理解すれば、猫のリンパ腫の95%以上をカバーできると、辻本先生はおっしゃいます。その病型は、以下の8つです。
① 大細胞性胃腸管リンパ腫
② 小細胞性腸リンパ腫
③ 節性リンパ腫
④ 縦隔リンパ腫
⑤ 鼻腔リンパ腫
⑥ 気管・喉頭リンパ腫
⑦ 腎リンパ腫
⑧ 皮膚リンパ腫
また今回は、先生に猫のリンパ腫診療を直感的に学んでいただけるよう、クオリティの高い症例画像をたくさん使用しています。 先生もご存じのとおり、リンパ腫の診断の糸口として細胞診は重要です。 見やすいキレイな顕微鏡写真を用いて解説しますので、細胞診のポイントが直感的に学べます。
約3時間で、猫のリンパ腫診療を最新情報にアップデート!「猫のリンパ腫診療2023」の内容とは?
- いま学ぶべき、「リンパ腫の8つの病型」とは?
- 猫のリンパ腫と時代による変化
- 90年代以降に猫のリンパ腫が増えた理由とは?
- 猫のリンパ腫の発生部位は?
- 知っておきたいリンパ腫の分類の歴史
- リンパ節の組織構築と細胞の局在
- 【病型1】大細胞性胃腸管リンパ腫
- 大細胞性と小細胞性の違いとは?
- 猫の胃腸管リンパ腫の発生部位とは?
- 大細胞性胃腸管リンパ腫の臨床徴候
- 大細胞性胃腸管リンパ腫の超音波検査
- 猫で使われるCOP療法、L-COP療法
- 孤立性大細胞性胃腸管リンパ腫における術後化学療法
- 猫の胃腸管リンパ腫治療におけるレスキュー療法
- 【病型2】小細胞性腸リンパ腫
- 小細胞性腸リンパ腫の臨床徴候
- 小細胞性腸リンパ腫のWHO組織学的分類
- 小細胞性腸リンパ腫の超音波検査所見
- 猫の小細胞性腸リンパ腫の治療
- 【病型3】節性リンパ腫
- 節性リンパ腫の病理組織学的特徴を紹介
- 猫の節性リンパ腫の治療と予後
- 【病型4】縦隔リンパ腫
- 縦隔リンパ腫のX線検査、超音波検査所見
- 縦隔リンパ腫と胸腺腫の鑑別のポイント
- 胸腺腫の治療と予後
- 【病型5】鼻腔リンパ腫
- 鼻腔リンパ腫の臨床徴候とは?
- 鼻腔リンパ腫のX線/CT検査所見
- 鼻腔リンパ腫の治療と予後
- 鼻腔リンパ腫の放射線治療例
- 【病型6】気管・喉頭リンパ腫
- 気管リンパ腫の化学療法
- 気管リンパ腫症例の治療経過とは?
- 化学療法・放射線治療をおこなった喉頭リンパ腫の症例
- 【病型7】腎リンパ腫
- 腎リンパ腫の超音波検査所見
- 猫の腎リンパ腫の発生頻度と治療(27症例)
- 【病型8】皮膚リンパ腫
- 皮膚リンパ腫の診断と治療のポイント
- 猫のリンパ腫治療とQOLの考え方
講師:辻本元
【所属】
日本動物高度医療センター(JARMeC)血液内科 科長
東京大学名誉教授
【経歴】
1983 東京大学・大学院博士課程修了(獣医学)
1983~1987 東京大学医科学研究所・助手
1987~1989 グラスゴー大学ビートソン癌研究所(英国)・研究員
1989~1998 東京大学獣医内科学教室准教授
1998 ウイスコンシン大学マジソン校(米国)・客員教授
1998~2021 東京大学獣医内科学教室・教授
2012~2017 東京大学動物医療センター・センター長
2021〜 日本動物高度医療センター(JARMeC)
血液内科・科長 / 東京病院・病院長
現在に至る
- 収録内訳
- 3セクション(合計184分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:イントロダクション/大細胞性胃腸管リンパ腫(79分)
- 猫のリンパ腫:イントロダクション/解剖学的サブタイプと特徴/リンパ系腫瘍の分類/大細胞性胃腸管リンパ腫:特徴/大細胞性胃腸管リンパ腫:超音波検査/大細胞性胃腸管リンパ腫:細胞診/大細胞性胃腸管リンパ腫:治療/大細胞性胃腸管リンパ腫治療に関する研究/レスキュー療法について/大細胞性胃腸管リンパ腫に対する化学療法の選択肢/大細胞性胃腸管リンパ腫 ―まとめ―
- Sec2:小細胞性腸リンパ腫/節性リンパ腫/縦隔リンパ腫(54分)
- 小細胞性腸リンパ腫:特徴/遺伝子検査について/小細胞性腸リンパ腫:治療/小細胞性腸リンパ腫 ―まとめ―/節性リンパ腫:特徴と治療/縦隔リンパ腫:特徴と治療/縦隔リンパ腫との鑑別:胸腺腫
- Sec3:節外性リンパ腫(51分)
- 鼻腔リンパ腫(節外性):特徴/鼻腔リンパ腫(節外性):治療と予後/気管リンパ腫(節外性)/喉頭リンパ腫(節外性)/腎リンパ腫(節外性)/皮膚リンパ腫(節外性)/リンパ腫治療とQoL/まとめ