なぜ、この3つを臨床に活かせると、心エコーでは検出できない病態も手に取るようにわかるのか?

「心臓病はエコー検査でOK」と思っていませんか?

先生もご存じのとおり、今や心臓病の診断に心エコー図検査は欠かせません。しかし、心エコー図検査はあまりに多くの情報が得られるため、「心臓病はエコー検査をすれば大丈夫」と思っている先生も少なくありません。しかし、これまで弊社がリリースした心エコー教材の講師の先生方も、「心エコーはあくまで検査方法の一つ。他の検査と組み合わせて判断することが重要である」と口を揃えます。つまり、見落としを減らすには、心エコーの弱点を正しく理解し、それを補う検査方法を組み合わせる必要がありますが…

他の検査でカバーすべき、エコーの弱点とは?

それは、大きく3つあります。1つめは、「心原性肺水腫の直前の病態を捉えることが困難」なこと。心原性肺水腫の直前には、肺静脈が明瞭に拡大する所見がありますが、これはエコー検査で検出することは困難です。2つめは、「心筋肥大の原因がわからない」こと。たとえば、猫の肥大型心筋症では6mmを超える心筋の肥大を確認したあと、特発性HCMと二次性心筋肥大(HCMフェノタイプ)の鑑別が必要ですが、これもエコー検査だけでは鑑別できません。3つめは、「治療が奏功しない場合の次の一手が打てない」こと。これは、エコー検査メインで作成した鑑別診断リストが不十分であることが原因です。

この「3つの検査」が、見落としを減らします

エコー検査では検出できない病態を発見するには、X線検査、血圧測定、心電図検査の3つを組み合わせることが重要です。しかし大学教育では、小動物症例に落とし込んだこれらの検査を体系的に学ぶことはできません。でも、ご安心ください。今回、循環器のスペシャリストである佐藤先生から、X線検査、血圧測定、心電図検査の基礎から臨床に活かす実践的な方法まで、具体的な症例を通して学ぶことができます。健康診断や循環器の検診にこれら3つの検査を組み込むことで、心疾患をもっと早く発見し、治療できるようになります。

X線検査、血圧測定、心電図検査を臨床に活かす方法が、ご自宅でわかりやすく学べます。

  • 心疾患を前提とした、健診から心臓病検診の流れ
  • ローテーションにより発生する問題点とは?
  • 前肢のけん引が不十分だと、どうなるのか?
  • 吸気時撮影と呼気時撮影の違い
  • 犬がパンティングした場合の対処法
  • 知っておくと役立つ、「犬種間バリエーション」とは?
  • 読影から評価の流れ
  • VHS(胸骨心臓スコア)の計測のポイント
  • 肺水腫か肺炎か、どう鑑別すれば良いのか?
  • どうやって、心原性肺水腫の直前を捉えるのか?
  • 心原性肺水腫の典型的なX線所見とは?
  • 病態進行の有無と、心原性肺水腫リスクの把握
  • 循環器疾患の検診に血圧測定を組み込むべき理由
  • 100%血圧測定が必要になる症例とは?
  • 高血圧症を誘発する疾患リスト
  • 血圧測定の適切な手順とは?
  • 尾根部で測定するときの注意点
  • 症例で学ぶ、血圧測定の重要性
  • 臨床現場での不整脈に対する確認事項とは?
  • どんなときに心電図検査をするのか?
  • 心電図検査でわかること、わからないこと
  • 正しい保定とクリップ装着位置
  • MMVDでみられる代表的な不整脈とは?
  • 心房細動の治療方針
  • 症例で学ぶ、心電図検査の重要性

なぜ、この3つを臨床に活かせると、心エコーでは検出できない病態も手に取るようにわかるのか?

「心臓病はエコー検査でOK」と思っていませんか?

先生もご存じのとおり、今や心臓病の診断に心エコー図検査は欠かせません。しかし、心エコー図検査はあまりに多くの情報が得られるため、「心臓病はエコー検査をすれば大丈夫」と思っている先生も少なくありません。しかし、これまで弊社がリリースした心エコー教材の講師の先生方も、「心エコーはあくまで検査方法の一つ。他の検査と組み合わせて判断することが重要である」と口を揃えます。つまり、見落としを減らすには、心エコーの弱点を正しく理解し、それを補う検査方法を組み合わせる必要がありますが…

他の検査でカバーすべき、エコーの弱点とは?

それは、大きく3つあります。1つめは、「心原性肺水腫の直前の病態を捉えることが困難」なこと。心原性肺水腫の直前には、肺静脈が明瞭に拡大する所見がありますが、これはエコー検査で検出することは困難です。2つめは、「心筋肥大の原因がわからない」こと。たとえば、猫の肥大型心筋症では6mmを超える心筋の肥大を確認したあと、特発性HCMと二次性心筋肥大(HCMフェノタイプ)の鑑別が必要ですが、これもエコー検査だけでは鑑別できません。3つめは、「治療が奏功しない場合の次の一手が打てない」こと。これは、エコー検査メインで作成した鑑別診断リストが不十分であることが原因です。

この「3つの検査」が、見落としを減らします

エコー検査では検出できない病態を発見するには、X線検査、血圧測定、心電図検査の3つを組み合わせることが重要です。しかし大学教育では、小動物症例に落とし込んだこれらの検査を体系的に学ぶことはできません。でも、ご安心ください。今回、循環器のスペシャリストである佐藤先生から、X線検査、血圧測定、心電図検査の基礎から臨床に活かす実践的な方法まで、具体的な症例を通して学ぶことができます。健康診断や循環器の検診にこれら3つの検査を組み込むことで、心疾患をもっと早く発見し、治療できるようになります。

X線検査、血圧測定、心電図検査を臨床に活かす方法が、ご自宅でわかりやすく学べます。

  • 心疾患を前提とした、健診から心臓病検診の流れ
  • ローテーションにより発生する問題点とは?
  • 前肢のけん引が不十分だと、どうなるのか?
  • 吸気時撮影と呼気時撮影の違い
  • 犬がパンティングした場合の対処法
  • 知っておくと役立つ、「犬種間バリエーション」とは?
  • 読影から評価の流れ
  • VHS(胸骨心臓スコア)の計測のポイント
  • 肺水腫か肺炎か、どう鑑別すれば良いのか?
  • どうやって、心原性肺水腫の直前を捉えるのか?
  • 心原性肺水腫の典型的なX線所見とは?
  • 病態進行の有無と、心原性肺水腫リスクの把握
  • 循環器疾患の検診に血圧測定を組み込むべき理由
  • 100%血圧測定が必要になる症例とは?
  • 高血圧症を誘発する疾患リスト
  • 血圧測定の適切な手順とは?
  • 尾根部で測定するときの注意点
  • 症例で学ぶ、血圧測定の重要性
  • 臨床現場での不整脈に対する確認事項とは?
  • どんなときに心電図検査をするのか?
  • 心電図検査でわかること、わからないこと
  • 正しい保定とクリップ装着位置
  • MMVDでみられる代表的な不整脈とは?
  • 心房細動の治療方針
  • 症例で学ぶ、心電図検査の重要性

講師:佐藤 浩
獣医師歴24年。北里大学獣医学科卒業後、複数の動物病院(二次診療施設含)に勤務し、研鑽を積む。豊富な知識と経験に裏付けられた確かなテクニックは、多くの獣医師に高く評価される。現在は、循環器のスペシャリストとして複数の病院と契約し、診療をおこなう傍ら、心疾患の診療スキル底上げのため各種学会での講演や、若い獣医師への指導にも注力している。

収録内訳
4セクション(合計379分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:循環器疾患における胸部X線検査-1(150分)
はじめに/VHSの計測/VHS計測の活かし方/基本読影ポイント(側面像)/基本読影ポイント(側面像)まとめ 基本読影ポイント(腹背像)/基本読影ポイント(腹背像)まとめ/評価した所見を分析・問題点の明白化・鑑別診断リスト作成
Sec2:循環器疾患における胸部X線検査-2(41分)
心原性肺水腫の直前を捉える/心原性肺水腫を見極める/基本読影から鑑別を進める:症例①②/基本読影から鑑別を進める:症例③④
Sec3:血圧測定と重要性(87分)
はじめに/血圧計と血圧測定の手順/ケースレポート①/ケースレポート②/ケースレポート③
Sec4:心電図検査(101分)
はじめに/MMVD症例の心電図検査/ケースレポート①/ケースレポート②/ケースレポート③/ケースレポート④
販売価格:44,980円+税