ホームドクターのためのマダニ媒介性疾患の「包括的ガイドライン」
※なぜ、犬バベシア症だけでは不十分なのか?
「ウチの地域じゃ珍しい病気だから」と思われたのなら、注意しなくてはなりません。先生もご存じのとおり、犬バベシア症などの「マダニ媒介性疾患」は、西日本を中心に広がる感染症です。
しかし近年、地球温暖化の影響でマダニの活動時期が長くなり、全国で感染症例が報告されています。また、旅行・帰省で愛犬を連れ歩く家庭や、保護犬・譲渡犬の増加も、感染エリア拡大に拍車をかけています。
つまり、マダニ媒介性疾患は、もはや「西日本の獣医師だけが知っていればいい診療技術」ではなくなっているのですが…
※なぜ、犬バベシア症だけでは不十分なのか?
マダニ媒介性疾患の中で、もっともポピュラーなのが「犬バベシア症」です。全国で感染症例が報告されている今、犬バベシア症の診療技術は、すべてのホームドクターが習得すべき重要な技術になりました。
しかし、犬バベシア症だけでは、マダニ媒介性疾患への対応として不十分です。なぜなら、「新しいマダニ媒介性疾患」であるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)が猛威をふるっているから。
当然、先生も「SFTS」という名前は聞いたことがあるはずです。SFTSは、人間・動物の両方に感染する「人獣共通感染症」。犬猫同士でも感染が確認されており、「犬→猫」「猫→猫」などのルートで広がります。
しかも、SFTSに感染した猫を調べてみると、その1/4は、マダニ駆虫薬を投与されているにもかかわらず、SFTSに感染したことがわかっているのです。
さらに、人間に感染すると致命率は27%。「10人中3人が死亡する」危険な疾患です。
※マダニ媒介性疾患の「包括的ガイドライン」
少し考えてみてください。先生のご自宅や病院には、災害時の備えがありますよね。地震・台風などの自然災害は、いつ起こるかわからないからこそ、非常食や防災グッズを備えているはずです。
「無対策こそが最大のリスク」。それは、マダニ媒介性疾患も同じです。しかし、マダニ媒介性疾患は、来院数の少ないマイナーな疾患です。
そのため、注目度が急上昇している近年においても、その診療技術を学べる機会はほとんどありません。さらに、発信される情報の多くは、大学などの二次診療が中心です。
「ホームドクターは、どう対策すればいいのか?」なんて具体的な知識は、ほとんど学べません。今回の動画セミナーは、このような問題をすべて解決します。
一次診療におけるマダニ媒介性疾患の第一人者である白永伸行先生から、ホームドクターが知っておくべき診療技術と予防・対策をわかりやすく学べます。
白永先生がマダニ媒介性疾患の臨床・研究のすべてを公開した渾身の動画セミナー。その収録内容とは…?
- 犬バベシア症の疫学的特徴
- 犬バベシア症の疫学的特徴
- 知っておきたいマダニの吸血生態
- 犬バベシア症の感染経路とは?
- 犬バベシア症の臨床所見
- 血液凝固系の異常を示した犬の症例
- 犬バベシア症と膵炎の関連性とは?
- 犬バベシア症と脾臓捻転の関連性とは?
- どうやって、血液塗抹を作成するのか?
- 引きガラスをキレイに引くには?
- ジミナゼンは有効なのか?
- 低用量ジミナゼン療法とは、何か?
- 再発防止薬としてのクリンダマイシン
- アトバコンとジミナゼンの治療成績の比較
- 知っておきたいSFTSの基礎知識
- SFTSウイルスの感染ルートとは?
- SFTS発症数と発症地域分布
- SFTSを疑う臨床所見とは?
- SFTSの治療のポイントと注意点
- 獣医療関係者への感染を防ぐには?
- 保護された仔犬に学ぶ公衆衛生の重要性
- 犬バベシア症の流行地の感染状況
- 「PCRの陰転化=完治」なのか?
- マダニは通年予防すべきなのか?
- マダニに関する臨床獣医師の意識調査
- マダニに噛まれたときの対応とは?
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 4セクション(合計206分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: 犬バベシア症(113分)
- 疫学的特徴/臨床所見/診断/治療/症例
- Sec2: その他のマダニ媒介性疾患(27分)
- 犬のアナプラズマ感染症/犬のマイコプラズマヘモカニス感染症/犬のヘパトゾーン感染症/犬のエールリッヒア感染症
- Sec3: SFTS:重症熱性血小板減少症候群(33分)
- ネコのマダニ感染症/SFTS犬の病態/感染対策
- Sec4: 公衆衛生上の側面から(33分)
- はじめに/流行地でのマダニ予防の推奨/マダニに嚙まれた時の対応
講師:白永 伸行
山口大学農学部獣医学科(獣医内科学研究室)卒業。岡山県・東京都・山口県の動物病院で研鑽を積んだ後、2000年に「シラナガ動物病院」を開院。病院のある山口県周南市は、犬バベシア症の流行地として知られ、これまで500例以上の症例を経験する。2019年には、犬バベシア症の治療と予防に関する研究にて学位を取得(岐阜大学)。現在は、マダニ媒介性疾患に関する講演も多数おこなっている。
ホームドクターのためのマダニ媒介性疾患の「包括的ガイドライン」
※なぜ、犬バベシア症だけでは不十分なのか?
「ウチの地域じゃ珍しい病気だから」と思われたのなら、注意しなくてはなりません。先生もご存じのとおり、犬バベシア症などの「マダニ媒介性疾患」は、西日本を中心に広がる感染症です。
しかし近年、地球温暖化の影響でマダニの活動時期が長くなり、全国で感染症例が報告されています。また、旅行・帰省で愛犬を連れ歩く家庭や、保護犬・譲渡犬の増加も、感染エリア拡大に拍車をかけています。
つまり、マダニ媒介性疾患は、もはや「西日本の獣医師だけが知っていればいい診療技術」ではなくなっているのですが…
※なぜ、犬バベシア症だけでは不十分なのか?
マダニ媒介性疾患の中で、もっともポピュラーなのが「犬バベシア症」です。全国で感染症例が報告されている今、犬バベシア症の診療技術は、すべてのホームドクターが習得すべき重要な技術になりました。
しかし、犬バベシア症だけでは、マダニ媒介性疾患への対応として不十分です。なぜなら、「新しいマダニ媒介性疾患」であるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)が猛威をふるっているから。
当然、先生も「SFTS」という名前は聞いたことがあるはずです。SFTSは、人間・動物の両方に感染する「人獣共通感染症」。犬猫同士でも感染が確認されており、「犬→猫」「猫→猫」などのルートで広がります。
しかも、SFTSに感染した猫を調べてみると、その1/4は、マダニ駆虫薬を投与されているにもかかわらず、SFTSに感染したことがわかっているのです。
さらに、人間に感染すると致命率は27%。「10人中3人が死亡する」危険な疾患です。
※マダニ媒介性疾患の「包括的ガイドライン」
少し考えてみてください。先生のご自宅や病院には、災害時の備えがありますよね。地震・台風などの自然災害は、いつ起こるかわからないからこそ、非常食や防災グッズを備えているはずです。
「無対策こそが最大のリスク」。それは、マダニ媒介性疾患も同じです。しかし、マダニ媒介性疾患は、来院数の少ないマイナーな疾患です。
そのため、注目度が急上昇している近年においても、その診療技術を学べる機会はほとんどありません。さらに、発信される情報の多くは、大学などの二次診療が中心です。
「ホームドクターは、どう対策すればいいのか?」なんて具体的な知識は、ほとんど学べません。今回の動画セミナーは、このような問題をすべて解決します。
一次診療におけるマダニ媒介性疾患の第一人者である白永伸行先生から、ホームドクターが知っておくべき診療技術と予防・対策をわかりやすく学べます。
白永先生がマダニ媒介性疾患の臨床・研究のすべてを公開した渾身の動画セミナー。その収録内容とは…?
- 犬バベシア症の疫学的特徴
- 犬バベシア症の疫学的特徴
- 知っておきたいマダニの吸血生態
- 犬バベシア症の感染経路とは?
- 犬バベシア症の臨床所見
- 血液凝固系の異常を示した犬の症例
- 犬バベシア症と膵炎の関連性とは?
- 犬バベシア症と脾臓捻転の関連性とは?
- どうやって、血液塗抹を作成するのか?
- 引きガラスをキレイに引くには?
- ジミナゼンは有効なのか?
- 低用量ジミナゼン療法とは、何か?
- 再発防止薬としてのクリンダマイシン
- アトバコンとジミナゼンの治療成績の比較
- 知っておきたいSFTSの基礎知識
- SFTSウイルスの感染ルートとは?
- SFTS発症数と発症地域分布
- SFTSを疑う臨床所見とは?
- SFTSの治療のポイントと注意点
- 獣医療関係者への感染を防ぐには?
- 保護された仔犬に学ぶ公衆衛生の重要性
- 犬バベシア症の流行地の感染状況
- 「PCRの陰転化=完治」なのか?
- マダニは通年予防すべきなのか?
- マダニに関する臨床獣医師の意識調査
- マダニに噛まれたときの対応とは?
講師:白永 伸行
山口大学農学部獣医学科(獣医内科学研究室)卒業。岡山県・東京都・山口県の動物病院で研鑽を積んだ後、2000年に「シラナガ動物病院」を開院。病院のある山口県周南市は、犬バベシア症の流行地として知られ、これまで500例以上の症例を経験する。2019年には、犬バベシア症の治療と予防に関する研究にて学位を取得(岐阜大学)。現在は、マダニ媒介性疾患に関する講演も多数おこなっている。
- 収録内訳
- 4セクション(合計206分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:犬バベシア症(113分)
- 疫学的特徴/臨床所見/診断/治療/症例
- Sec2:その他のマダニ媒介性疾患(27分)
- 犬のアナプラズマ感染症/犬のマイコプラズマヘモカニス感染症/犬のヘパトゾーン感染症/犬のエールリッヒア感染症
- Sec3:SFTS:重症熱性血小板減少症候群(33分)
- ネコのマダニ感染症/SFTS犬の病態/感染対策
- Sec4:公衆衛生上の側面から(33分)
- はじめに/流行地でのマダニ予防の推奨/マダニに嚙まれた時の対応