なぜ、飼い主さんが持ってきた自然排便で「糞便検査」すると誤診リスクが上がるのか?

※下痢の犬の「5頭に1頭」が消化管寄生虫に感染

消化器疾患は、犬猫ともに罹患率の高い病気です。

先生も、下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器徴候のある症例を毎日のように診察していると思います。

では先生は、下痢の原因として感染症の占める割合をご存じですか?

国内の動物病院で実施された糞便検査を調査した2011年の研究によると、下痢を呈する犬の19.5%から消化管寄生虫が検出されました。

おなじように下痢を呈する猫を調査した2012年の研究では、6.7%の猫から消化管寄生虫が検出されました。

もしかすると、「猫はそれほど多くないのでは?」と思われたかもしれません。

でも実は、6.7%という数字は、猫でもっとも重要な寄生虫であるなトリコモナスを除いた数字です。

つまり、トリコモナスも検出できれば、猫の感染率も10%は余裕で超えてくると考えられます。

これは、犬猫ともに下痢の原因として、無視できない高い数字ですが…

※「糞便検査」に自信がありますか?

先生もご存じのとおり、寄生虫の検出にベストな検査と言えば、「糞便検査」です。

糞便検査は寄生虫の他にも、下痢をはじめとする消化器徴候の原因精査にも威力を発揮します。

でも、血液検査や超音波検査と比べると、少し地味なイメージがありませんか?

そのため、「糞便検査は、大学の授業で教科書数ページぶん学んだだけ」という獣医師が多くいます。

その結果、「とりあえずルーチンワークで検査するだけ」になってしまい、糞便検査を診断に活かせていない獣医師も多いと聞きます。

しかし、先ほどお話ししたとおり、下痢の原因として感染症が占める割合は高く、その診断精度にかかわる糞便検査は決して軽視できません。

そこで今回は、他では絶対に学べない「糞便検査の極意」を学べる教材を制作しました。

※徹底的に糞便検査を掘り下げた「唯一の映像教材」

今回は、国内でも少ない消化器専門の獣医師である大阪公立大学の酒居先生から、糞便検査の極意を学べます。

糞便検査の基本はもちろん、採便方法、検査方法、寄生虫やウイルスの臨床的特徴、糞便検査に関する論文など、盛りだくさんの内容を収録しました。

さまざまな内容の中でもとくに重要になるのが、「下痢の分類」です。

下痢の持続時間(急性なのか、慢性なのか)や病変部位(小腸か大腸か)、重症度(軽症~重症のどれなのか)など、まずはこれらを評価し、下痢を分類します。

下痢の分類方法はもちろん、分類に合わせた適切な診療アプローチも、酒居先生のわかりやすい解説で学べます。

これは全獣医師必修となる重要な知識です。

先生も、酒居先生に糞便検査の極意を学び、下痢症例に対する診断精度を飛躍的にアップさせませんか?

糞便検査だけで230分の大ボリューム!明日の診療から使える盛りだくさんの内容を学べます。

  • 糞便検査のメリット、デメリット
  • 糞便検査の目的とは?
  • 犬と猫の下痢に対する鑑別疾患とは?
  • 下痢の原因で、感染症が占める割合とは?
  • 下痢を呈する症例が来院したときのアプローチ
  • どうやって、下痢の病変部位を特定するのか?
  • 犬の下痢の重症度評価(CIBDAI、CCECAI)
  • 猫の下痢の重症度評価(FCEAI)
  • 急性下痢と慢性下痢のアプローチの違い
  • 糞便の性状検査のポイントと注意点
  • 化学的検査のポイントと注意点
  • 顕微鏡的検査から得られる情報とは?
  • 直接法のポイントと注意点
  • 構造物を明瞭に映し出す顕微鏡の調整方法
  • 猫で重要になるトリコモナスの検出方法とは?
  • 検出率を向上させる浮遊法のやり方
  • 3種類の回虫、それぞれの特徴とは?
  • 寄生虫卵と間違われやすい夾雑物とは?
  • 細菌、真菌に対する顕微鏡的検査
  • 免疫学的検査(抗原検査)のポイントと注意点
  • ジアルジアに対する抗原検査の有効性とは?
  • PCR検査のポイントと注意点
  • 各社の下痢パネルの比較
  • 便培養のポイントと注意点
  • 下痢が主訴の「5症例解説」

なぜ、飼い主さんが持ってきた自然排便で「糞便検査」すると誤診リスクが上がるのか?

※下痢の犬の「5頭に1頭」が消化管寄生虫に感染

消化器疾患は、犬猫ともに罹患率の高い病気です。

先生も、下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器徴候のある症例を毎日のように診察していると思います。

では先生は、下痢の原因として感染症の占める割合をご存じですか?

国内の動物病院で実施された糞便検査を調査した2011年の研究によると、下痢を呈する犬の19.5%から消化管寄生虫が検出されました。

おなじように下痢を呈する猫を調査した2012年の研究では、6.7%の猫から消化管寄生虫が検出されました。

もしかすると、「猫はそれほど多くないのでは?」と思われたかもしれません。

でも実は、6.7%という数字は、猫でもっとも重要な寄生虫であるなトリコモナスを除いた数字です。

つまり、トリコモナスも検出できれば、猫の感染率も10%は余裕で超えてくると考えられます。

これは、犬猫ともに下痢の原因として、無視できない高い数字ですが…

※「糞便検査」に自信がありますか?

先生もご存じのとおり、寄生虫の検出にベストな検査と言えば、「糞便検査」です。

糞便検査は寄生虫の他にも、下痢をはじめとする消化器徴候の原因精査にも威力を発揮します。

でも、血液検査や超音波検査と比べると、少し地味なイメージがありませんか?

そのため、「糞便検査は、大学の授業で教科書数ページぶん学んだだけ」という獣医師が多くいます。

その結果、「とりあえずルーチンワークで検査するだけ」になってしまい、糞便検査を診断に活かせていない獣医師も多いと聞きます。

しかし、先ほどお話ししたとおり、下痢の原因として感染症が占める割合は高く、その診断精度にかかわる糞便検査は決して軽視できません。

そこで今回は、他では絶対に学べない「糞便検査の極意」を学べる教材を制作しました。

※徹底的に糞便検査を掘り下げた「唯一の映像教材」

今回は、国内でも少ない消化器専門の獣医師である大阪公立大学の酒居先生から、糞便検査の極意を学べます。

糞便検査の基本はもちろん、採便方法、検査方法、寄生虫やウイルスの臨床的特徴、糞便検査に関する論文など、盛りだくさんの内容を収録しました。

さまざまな内容の中でもとくに重要になるのが、「下痢の分類」です。

下痢の持続時間(急性なのか、慢性なのか)や病変部位(小腸か大腸か)、重症度(軽症~重症のどれなのか)など、まずはこれらを評価し、下痢を分類します。

下痢の分類方法はもちろん、分類に合わせた適切な診療アプローチも、酒居先生のわかりやすい解説で学べます。

これは全獣医師必修となる重要な知識です。

先生も、酒居先生に糞便検査の極意を学び、下痢症例に対する診断精度を飛躍的にアップさせませんか?

糞便検査だけで230分の大ボリューム!明日の診療から使える盛りだくさんの内容を学べます。

  • 糞便検査のメリット、デメリット
  • 糞便検査の目的とは?
  • 犬と猫の下痢に対する鑑別疾患とは?
  • 下痢の原因で、感染症が占める割合とは?
  • 下痢を呈する症例が来院したときのアプローチ
  • どうやって、下痢の病変部位を特定するのか?
  • 犬の下痢の重症度評価(CIBDAI、CCECAI)
  • 猫の下痢の重症度評価(FCEAI)
  • 急性下痢と慢性下痢のアプローチの違い
  • 糞便の性状検査のポイントと注意点
  • 化学的検査のポイントと注意点
  • 顕微鏡的検査から得られる情報とは?
  • 直接法のポイントと注意点
  • 構造物を明瞭に映し出す顕微鏡の調整方法
  • 猫で重要になるトリコモナスの検出方法とは?
  • 検出率を向上させる浮遊法のやり方
  • 3種類の回虫、それぞれの特徴とは?
  • 寄生虫卵と間違われやすい夾雑物とは?
  • 細菌、真菌に対する顕微鏡的検査
  • 免疫学的検査(抗原検査)のポイントと注意点
  • ジアルジアに対する抗原検査の有効性とは?
  • PCR検査のポイントと注意点
  • 各社の下痢パネルの比較
  • 便培養のポイントと注意点
  • 下痢が主訴の「5症例解説」

講師:酒居幸生
2015年、北里大学 獣医学部 獣医学科卒業後、東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻修了。2019年、大阪府立大学 生命環境科学研究科 獣医学専攻 助教を経て、大阪公立大学 獣医学研究科 獣医学専攻 講師を務める。国内でも少ない消化器専門の獣医師であり、臨床雑誌などにも多数寄稿している。

収録内訳
4セクション(合計230分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:糞便検査の概論、性状検査、化学的検査(49分)
はじめに/糞便検査の概論/性状検査/化学的検査
Sec2:顕微鏡的検査(94分)
寄生虫/細菌・真菌/消化状態/細胞成分
Sec3:特殊検査(37分)
免疫学的検査 (抗原検査)/PCR検査/便培養
Sec4:症例解説(50分)
症例① 秋田犬 5ヵ月齢 未避妊雌/症例② イングリッシュ・コッカ―・スパニエル 10ヵ月齢 去勢雄/症例③ スコティッシュ・フォールド 10ヵ月齢 未去勢雄/症例④ 雑種犬 6歳 避妊雌/症例⑤ 雑種犬 13歳 去勢雄
販売価格:45,980円+税