もし、若齢犬で白内障の疑いがあるならば、この6つの問診で緊急性を見極め、失明のリスクを大幅に減らせますが…
これは、ある獣医師が実際に体験した話です。ある日のこと、水晶体が膨らんでいる白内障の犬が来院しました。しかし、その日はどうしても眼科担当の獣医師の都合がつかず、月曜日に改めて来院してもらうよう飼い主さんへ伝えました。その結果どうなったのか? 帰宅後、その日のうちに犬の水晶体が破裂し緑内障になってしまったのです。
これは特別な話でしょうか?
こんなケースは、それほど多くないと思われたかもしれません。しかし、酪農学園大学獣医学類伴侶動物内科学ユニットI准教授の前原先生はおっしゃいました。「白内障は、意外と緊急性の高い病気です」「しかも、水晶体が膨らみかけている時期が緊急手術のタイミングです」
一次診療施設の責任は重大です
一次診療施設において、その白内障が即手術の必要性があるかどうかを、迅速・正確に診断することはとても重要です。一次診療施設として犬の白内障の診断を適切におこない、即手術の必要性を正確に見抜くことができれば、犬の失明は防げます。動物病院を開業している以上、白内障の犬を診ることはめずらしくないでしょう。このような理由もあり、今回は眼科のスペシャリストである前原先生を講師にお迎えし、一次診療施設だからこそ求められる「白内障診断」が学べる映像教材を制作しました。
この映像教材があれば、「即手術の必要性がある白内障の犬」を正確に見抜けるようになり、迅速に二次診療施設へ引き継げるようになります。また、白内障の合併症として非常に重要な「ぶどう膜炎」の診断と治療について解説いただきました。詳細は下記をご確認ください。
■ 白内障 ~診断編~
- 診断の流れ…基本的な流れをつかみ、診断を確実なものに
- 6つの問診…この問診で、手術の緊急性を見極められます
- 視覚検査…威嚇瞬目反応や綿球落下試験、迷路試験に加え、あとひとつ、白内障で有効な視覚検査があります
- 眼圧検査…なぜ、白内障では高値や低値を示すことはないのに、眼圧検査をおこなう必要があるのか?
- 検眼鏡検査…角膜の透明性と健全性が必要である理由、結膜・胸膜の充血によって、ぶどう膜炎を見分ける方法など
- 超音波検査…水晶体の形状、病期が確実にわかります
- 白内障診断…病期・合併症の有無を突き止めることの重要性
■ 水晶体起因性ぶどう膜炎の診断と治療
- 水晶体起因性ぶどう膜炎…水晶体融解性、水晶体破砕性それぞれのぶどう膜炎の違い、破砕性の方が合併症を引き起こしやすい理由など、今さら聞けないぶどう膜炎の基礎
- 眼の炎症の診断…犬の眼ではぶどう膜炎の所見が見にくい理由
- ぶどう膜炎の徴候…眼瞼痙攣や流涙、瞬膜突出以外の症状など
- ぶどう膜炎の原因…眼疾患、全身疾患の2つありますが、もし、あやふやなら、不可欠な知識ですので確実に習得してください
- LIUの診断と治療…消炎治療の効果が期待できないケース、積極的に全身投与すべきケース、続発性緑内障などの合併症を予防する方法など
- 白内障の予後…手術がおこなえない場合の推奨治療など
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 3セクション(合計123分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: 白内障~基礎編~(39分)
- 白内障とは/白内障の疫学/白内障の治療
- Sec2: 白内障~診断編~(38分)
- 診断の流れと問診/視覚検査/眼圧検査・検眼鏡検査/超音波検査/白内障の診断
- Sec3: 水晶体起因性ぶどう膜炎の診断と治療(46分)
- ぶどう膜炎の診断と徴候/LIUの診断と治療/白内障の予後
講師:前原 誠也
酪農学園大学獣医学類伴侶動物内科学ユニットI准教授。附属動物医療センターでは眼科診療科を担当しており、犬や猫といった伴侶動物だけでなく、馬や牛の眼の病気も診察。眼科診療件数は3万件以上。
もし、若齢犬で白内障の疑いがあるならば、この6つの問診で緊急性を見極め、失明のリスクを大幅に減らせますが…
これは、ある獣医師が実際に体験した話です。ある日のこと、水晶体が膨らんでいる白内障の犬が来院しました。しかし、その日はどうしても眼科担当の獣医師の都合がつかず、月曜日に改めて来院してもらうよう飼い主さんへ伝えました。その結果どうなったのか? 帰宅後、その日のうちに犬の水晶体が破裂し緑内障になってしまったのです。
これは特別な話でしょうか?
こんなケースは、それほど多くないと思われたかもしれません。しかし、酪農学園大学獣医学類伴侶動物内科学ユニットI准教授の前原先生はおっしゃいました。「白内障は、意外と緊急性の高い病気です」「しかも、水晶体が膨らみかけている時期が緊急手術のタイミングです」
一次診療施設の責任は重大です
一次診療施設において、その白内障が即手術の必要性があるかどうかを、迅速・正確に診断することはとても重要です。一次診療施設として犬の白内障の診断を適切におこない、即手術の必要性を正確に見抜くことができれば、犬の失明は防げます。動物病院を開業している以上、白内障の犬を診ることはめずらしくないでしょう。このような理由もあり、今回は眼科のスペシャリストである前原先生を講師にお迎えし、一次診療施設だからこそ求められる「白内障診断」が学べる映像教材を制作しました。
この映像教材があれば、「即手術の必要性がある白内障の犬」を正確に見抜けるようになり、迅速に二次診療施設へ引き継げるようになります。また、白内障の合併症として非常に重要な「ぶどう膜炎」の診断と治療について解説いただきました。詳細は下記をご確認ください。
■ 白内障 ~診断編~
- 診断の流れ…基本的な流れをつかみ、診断を確実なものに
- 6つの問診…この問診で、手術の緊急性を見極められます
- 視覚検査…威嚇瞬目反応や綿球落下試験、迷路試験に加え、あとひとつ、白内障で有効な視覚検査があります
- 眼圧検査…なぜ、白内障では高値や低値を示すことはないのに、眼圧検査をおこなう必要があるのか?
- 検眼鏡検査…角膜の透明性と健全性が必要である理由、結膜・胸膜の充血によって、ぶどう膜炎を見分ける方法など
- 超音波検査…水晶体の形状、病期が確実にわかります
- 白内障診断…病期・合併症の有無を突き止めることの重要性
■ 水晶体起因性ぶどう膜炎の診断と治療
- 水晶体起因性ぶどう膜炎…水晶体融解性、水晶体破砕性それぞれのぶどう膜炎の違い、破砕性の方が合併症を引き起こしやすい理由など、今さら聞けないぶどう膜炎の基礎
- 眼の炎症の診断…犬の眼ではぶどう膜炎の所見が見にくい理由
- ぶどう膜炎の徴候…眼瞼痙攣や流涙、瞬膜突出以外の症状など
- ぶどう膜炎の原因…眼疾患、全身疾患の2つありますが、もし、あやふやなら、不可欠な知識ですので確実に習得してください
- LIUの診断と治療…消炎治療の効果が期待できないケース、積極的に全身投与すべきケース、続発性緑内障などの合併症を予防する方法など
- 白内障の予後…手術がおこなえない場合の推奨治療など
講師:前原 誠也
酪農学園大学獣医学類伴侶動物内科学ユニットI准教授。附属動物医療センターでは眼科診療科を担当しており、犬や猫といった伴侶動物だけでなく、馬や牛の眼の病気も診察。眼科診療件数は3万件以上。
- 収録内訳
- 3セクション(合計123分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:白内障~基礎編~(39分)
- 白内障とは/白内障の疫学/白内障の治療
- Sec2:白内障~診断編~(38分)
- 診断の流れと問診/視覚検査/眼圧検査・検眼鏡検査/超音波検査/白内障の診断
- Sec3:水晶体起因性ぶどう膜炎の診断と治療(46分)
- ぶどう膜炎の診断と徴候/LIUの診断と治療/白内障の予後