TRがないからと言って「肺高血圧症(PH)」を除外していませんか?

※ もし先生が、こんな考え方なら…

もし先生が、「肺高血圧症の診断は、TR速度を基準にしている」「心雑音がなければ、心疾患ではない」「肺高血圧症の治療は、とりあえずシルデナフィルを投与する」など、このような考え方をしているのなら?

現在のガイドラインでは、このような考え方はアップデートされています。今からお伝えするのは、まだ新しい知識ですが、循環器疾患のスペシャリストも、日々の臨床で実践しているものです。

肺高血圧症の犬猫をご自身の手で救いたい先生は、最後までこのページをお読みください。

※ 肺高血圧症が苦手な獣医師は多い

先生もご存じのとおり、肺高血圧症は診療の難しい病気のひとつ。診断には心エコーが必要であり、正しい知識と技術がなければ評価を間違える可能性も高くなります。

また、正しく診断できたとしても、症例の基礎疾患や併発疾患を考慮した上で治療方法を検討しなくてはなりません。そのため、専門の二次診療施設を紹介する動物病院も少なくないと聞きますが、近くに紹介できる病院があるからと言って、油断はできません。なぜなら、肺高血圧症の症例は急性症状で来院することが多く、紹介を待つ時間的余裕がないケースもあるからです。

つまり、来院した症例を救えるかどうかは、「先生が、肺高血圧症診療の基本を知っているかどうか?」で決まる部分も大きいと言えます。診療技術を学ぶことが、一つでも多くの生命を救うことに直結するのですから、ホームドクターが学ぶ価値の高い診療技術だと思いませんか?

※ 簡単な内容とは言えませんが…

今回の教材のテーマは、「肺高血圧症の原則」です。肺高血圧症の診療を学ぶなら、「最低限これだけは押さえてほしい」という内容を中村先生がわかりやすくまとめてくださいました。本教材は、約3時間の大ボリュームで「肺高血圧症だけ」を掘り下げました。まず肺高血圧症の基本を理解してから、具体的な診断方法を詳しく学んでいきます。それから

・「I群」 肺動脈性肺高血圧症 (肺高血圧症の基本病態)
・「II群」 左心性心疾患による肺高血圧症 (犬に一番多い)
・「III群」 肺疾患による肺高血圧症 (悩ましい症例が多い)

それぞれの体系的な診療アプローチの習得を目指します。肺高血圧症の評価や診断、治療は、できる限りエビデンスを公開していますので、情報をたどってさらに学びを深めることも可能です。

この教材の内容ですが…

  • 肺高血圧症とは、どんな病気なのか?
  • なぜ、肺動脈圧が上昇するのか?
  • なぜ、血管がリモデリングするのか?
  • 肺動脈圧が上がると、何が起こるのか?
  • 肺動脈圧を推定する方法
  • ACVIMのコンセンサスステートメントの改定
  • 右心室の評価のポイントと注意点
  • 左心の影響を無視してもいいのか?
  • 肺動脈の評価のポイントと注意点
  • 運動すると疲れやすい犬の症例
  • レントゲン写真の読影ポイント
  • 肺高血圧症の診断フローチャート
  • どうやって、治療を進めるか?
  • 過去にMRから肺水腫になっている犬の症例
  • 僧帽弁逆流症(MR)に占める肺高血圧の割合
  • シルデナフィルの適応は、どう判断するのか?
  • なぜ、肺疾患から肺高血圧症が生じるのか?
  • III群肺高血圧症の犬の研究論文
  • 特発性肺線維症(IPF)とは、何か?
  • 犬の間質性肺炎症例は、どれくらいいるのか?
  • 疲れやすく、咳が多い犬の症例
  • ウェスティが来院したら、何を疑うべきか?
  • 特発性間質性肺炎の診断、治療ガイドライン
  • なぜ、III群PHには、PAHに準ずる治療が非推奨なのか?
  • 脾臓腫瘤を主訴に来院した犬の症例

TRがないからと言って「肺高血圧症(PH)」を除外していませんか?

※ もし先生が、こんな考え方なら…

もし先生が、「肺高血圧症の診断は、TR速度を基準にしている」「心雑音がなければ、心疾患ではない」「肺高血圧症の治療は、とりあえずシルデナフィルを投与する」など、このような考え方をしているのなら?

現在のガイドラインでは、このような考え方はアップデートされています。今からお伝えするのは、まだ新しい知識ですが、循環器疾患のスペシャリストも、日々の臨床で実践しているものです。

肺高血圧症の犬猫をご自身の手で救いたい先生は、最後までこのページをお読みください。

※ 肺高血圧症が苦手な獣医師は多い

先生もご存じのとおり、肺高血圧症は診療の難しい病気のひとつ。診断には心エコーが必要であり、正しい知識と技術がなければ評価を間違える可能性も高くなります。

また、正しく診断できたとしても、症例の基礎疾患や併発疾患を考慮した上で治療方法を検討しなくてはなりません。そのため、専門の二次診療施設を紹介する動物病院も少なくないと聞きますが、近くに紹介できる病院があるからと言って、油断はできません。なぜなら、肺高血圧症の症例は急性症状で来院することが多く、紹介を待つ時間的余裕がないケースもあるからです。

つまり、来院した症例を救えるかどうかは、「先生が、肺高血圧症診療の基本を知っているかどうか?」で決まる部分も大きいと言えます。診療技術を学ぶことが、一つでも多くの生命を救うことに直結するのですから、ホームドクターが学ぶ価値の高い診療技術だと思いませんか?

※ 簡単な内容とは言えませんが…

今回の教材のテーマは、「肺高血圧症の原則」です。肺高血圧症の診療を学ぶなら、「最低限これだけは押さえてほしい」という内容を中村先生がわかりやすくまとめてくださいました。本教材は、約3時間の大ボリュームで「肺高血圧症だけ」を掘り下げました。まず肺高血圧症の基本を理解してから、具体的な診断方法を詳しく学んでいきます。それから

・「I群」 肺動脈性肺高血圧症 (肺高血圧症の基本病態)
・「II群」 左心性心疾患による肺高血圧症 (犬に一番多い)
・「III群」 肺疾患による肺高血圧症 (悩ましい症例が多い)

それぞれの体系的な診療アプローチの習得を目指します。肺高血圧症の評価や診断、治療は、できる限りエビデンスを公開していますので、情報をたどってさらに学びを深めることも可能です。

この教材の内容ですが…

  • 肺高血圧症とは、どんな病気なのか?
  • なぜ、肺動脈圧が上昇するのか?
  • なぜ、血管がリモデリングするのか?
  • 肺動脈圧が上がると、何が起こるのか?
  • 肺動脈圧を推定する方法
  • ACVIMのコンセンサスステートメントの改定
  • 右心室の評価のポイントと注意点
  • 左心の影響を無視してもいいのか?
  • 肺動脈の評価のポイントと注意点
  • 運動すると疲れやすい犬の症例
  • レントゲン写真の読影ポイント
  • 肺高血圧症の診断フローチャート
  • どうやって、治療を進めるか?
  • 過去にMRから肺水腫になっている犬の症例
  • 僧帽弁逆流症(MR)に占める肺高血圧の割合
  • シルデナフィルの適応は、どう判断するのか?
  • なぜ、肺疾患から肺高血圧症が生じるのか?
  • III群肺高血圧症の犬の研究論文
  • 特発性肺線維症(IPF)とは、何か?
  • 犬の間質性肺炎症例は、どれくらいいるのか?
  • 疲れやすく、咳が多い犬の症例
  • ウェスティが来院したら、何を疑うべきか?
  • 特発性間質性肺炎の診断、治療ガイドライン
  • なぜ、III群PHには、PAHに準ずる治療が非推奨なのか?
  • 脾臓腫瘤を主訴に来院した犬の症例

講師:中村 健介
北海道大学大学院獣医学研究院獣医内科学教室准教授、獣医学博士、アジア獣医内科学会(AiCVIM)設立専門医、日本獣医循環器学会認定医。【メディア】「犬猫の治療ガイド2020私はこうしている」心血管系疾患/肺高血圧症ほか(エデュワードプレス2020年8月)。「僧帽弁逆流の犬における心エコーの使い方DVD」(医療情報研究所 2019年)。他セミナー多数。

収録内訳
3セクション(合計163分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:肺高血圧の診断(72分)
はじめに/右心室/肺動脈/右心房・後大静脈
Sec2:Ⅰ群:肺動脈性、Ⅱ群:左心疾患(34分)
シェルティー、避妊雌、2歳/マルチーズ、去勢雄、12歳
Sec3:Ⅲ群:肺疾患(57分)
はじめに/症例 ウェスティ、去勢雄、7歳/治療について/症例 ウェスティ、避妊雌、13歳
販売価格:45,980円+税