なぜ、ワクチンを接種しても レプトスピラ症に感染するのか?

死亡率82%の恐ろしい人獣共通感染症

2017年の10月ごろ。大阪府内の8名の獣医師から、犬レプトスピラ症を疑う11症例の届け出がありました。犬の年齢は3歳~13歳と幅がありますが、すべての犬に黄疸、肝不全、腎不全などの症状が認めらました。

治療を試みましたが、回復したのは2頭のみ。9頭は治療に反応せず亡くなりました。死亡した9頭のうち4頭は、2種または3種のレプトスピラ抗原を含む混合ワクチンを接種していたと言います。

つまり、ワクチンを接種していたにもかかわらず、レプトスピラ症に感染し、生命を落としたのです。

どう対策すれば良いのか?

近年、人獣共通感染症の報告件数が増えています。これは、実際に感染する犬猫が増えているだけでなく、人獣共通感染症に対する獣医師の意識が高まり、適切に検出されるようになったことも一因と考えられています。

人獣共通感染症には接触感染するものや糞口感染するもの、咬傷、ひっかき傷から感染するものなどがありますが、中には、生命の危険がある感染症もあります。

発熱や食欲不振くらいなら良い方で、肺、肝臓、腎臓などの多臓器不全を引き起こしたり、血液透析が必要になるケースもあります。症状がひどい場合は、ヒトでも急速に悪化し、死亡する感染症もあるほどです。

報告の多い感染症から、新しい感染症まで網羅

この教材では、感染症のスペシャリストである村田先生から、人獣共通感染症の診断と治療はもちろん、対策と予防法も学べます。

収録されている感染症は、近年注目されているレプトスピラ症、新しい感染症であるSFTS(感染猫に噛まれた場合、すぐに救急車で運ばないと半数が死亡)をはじめ、鼠咬症や猫ひっかき病、パスツレラ感染症、オウム病など、日常診療で遭遇する機会の多いものは網羅されています。

特にレプトスピラ症は、それぞれの血清型に応じたワクチンでなければ感染を防げないため、正しい予防策を理解することが重要です。先生も人獣共通感染症の診療と対策を学び、感染症に苦しむ動物を救うだけでなく、ご自身とスタッフ、飼い主さんの安全を守れるようになりませんか?

大学や専門書では学べない、人獣共通感染症の診療と対策、予防のポイントがわかりやすく学べます。

  • 犬猫の口腔内常在菌とは?
  • 鼠咬症の感染源とおもな症状、対策とは?
  • 猫ひっかき病の感染源とおもな症状、対策とは?
  • パスツレラ感染症を防ぐ「3つのポイント」とは?
  • カプノサイトファーガ感染症のおもな症状と対策
  • コリネバクテリウム・ウルセランス症のおもな症状と対策
  • オウム病のおもな症状と対策
  • 皮膚糸状菌症の形態と症状
  • 日本で確認されているレプトスピラ症の血清型
  • レプトスピラ症の一般的な感染経路とは?
  • レプトスピラ症の診断のポイントとは?
  • ヒトと犬におけるレプトスピラ症の症状とは?
  • レプトスピラ症を疑う症例とは?
  • レプトスピラ症の確定診断のポイント
  • ヒトと動物におけるレプトスピラ症の最新の発生状況
  • なぜ、ワクチンを打っても感染するのか?
  • 症例から学ぶ、レプトスピラ症の診断と治療
  • SFTSとは何か?
  • SFTS発症動物数と発症時期の推移
  • 国内でSFTSを発症した犬猫が認められた地域とは?
  • SFTSに感染した犬猫の症例
  • なぜ、リンパ腫の診断には注意が必要なのか?

なぜ、ワクチンを接種しても レプトスピラ症に感染するのか?

死亡率82%の恐ろしい人獣共通感染症

2017年の10月ごろ。大阪府内の8名の獣医師から、犬レプトスピラ症を疑う11症例の届け出がありました。犬の年齢は3歳~13歳と幅がありますが、すべての犬に黄疸、肝不全、腎不全などの症状が認めらました。

治療を試みましたが、回復したのは2頭のみ。9頭は治療に反応せず亡くなりました。死亡した9頭のうち4頭は、2種または3種のレプトスピラ抗原を含む混合ワクチンを接種していたと言います。

つまり、ワクチンを接種していたにもかかわらず、レプトスピラ症に感染し、生命を落としたのです。

どう対策すれば良いのか?

近年、人獣共通感染症の報告件数が増えています。これは、実際に感染する犬猫が増えているだけでなく、人獣共通感染症に対する獣医師の意識が高まり、適切に検出されるようになったことも一因と考えられています。

人獣共通感染症には接触感染するものや糞口感染するもの、咬傷、ひっかき傷から感染するものなどがありますが、中には、生命の危険がある感染症もあります。

発熱や食欲不振くらいなら良い方で、肺、肝臓、腎臓などの多臓器不全を引き起こしたり、血液透析が必要になるケースもあります。症状がひどい場合は、ヒトでも急速に悪化し、死亡する感染症もあるほどです。

報告の多い感染症から、新しい感染症まで網羅

この教材では、感染症のスペシャリストである村田先生から、人獣共通感染症の診断と治療はもちろん、対策と予防法も学べます。

収録されている感染症は、近年注目されているレプトスピラ症、新しい感染症であるSFTS(感染猫に噛まれた場合、すぐに救急車で運ばないと半数が死亡)をはじめ、鼠咬症や猫ひっかき病、パスツレラ感染症、オウム病など、日常診療で遭遇する機会の多いものは網羅されています。

特にレプトスピラ症は、それぞれの血清型に応じたワクチンでなければ感染を防げないため、正しい予防策を理解することが重要です。先生も人獣共通感染症の診療と対策を学び、感染症に苦しむ動物を救うだけでなく、ご自身とスタッフ、飼い主さんの安全を守れるようになりませんか?

大学や専門書では学べない、人獣共通感染症の診療と対策、予防のポイントがわかりやすく学べます。

  • 犬猫の口腔内常在菌とは?
  • 鼠咬症の感染源とおもな症状、対策とは?
  • 猫ひっかき病の感染源とおもな症状、対策とは?
  • パスツレラ感染症を防ぐ「3つのポイント」とは?
  • カプノサイトファーガ感染症のおもな症状と対策
  • コリネバクテリウム・ウルセランス症のおもな症状と対策
  • オウム病のおもな症状と対策
  • 皮膚糸状菌症の形態と症状
  • 日本で確認されているレプトスピラ症の血清型
  • レプトスピラ症の一般的な感染経路とは?
  • レプトスピラ症の診断のポイントとは?
  • ヒトと犬におけるレプトスピラ症の症状とは?
  • レプトスピラ症を疑う症例とは?
  • レプトスピラ症の確定診断のポイント
  • ヒトと動物におけるレプトスピラ症の最新の発生状況
  • なぜ、ワクチンを打っても感染するのか?
  • 症例から学ぶ、レプトスピラ症の診断と治療
  • SFTSとは何か?
  • SFTS発症動物数と発症時期の推移
  • 国内でSFTSを発症した犬猫が認められた地域とは?
  • SFTSに感染した犬猫の症例
  • なぜ、リンパ腫の診断には注意が必要なのか?

講師:村田佳輝
むらた動物病院 院長(医学博士/獣医師)獣医師歴41年。1980年、北里大学 獣医学部獣医学科卒業。勤務医として従事した後、1984年、千葉県茂原市に「むらた動物病院」を開業。臨床の傍ら、臨床感染症の研究(特に真菌感染症、敗血症、薬剤耐性菌、腸内細菌)に取り組む。

収録内訳
4セクション(合計212分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:人獣共通感染症の実態(69分)
咬傷、創傷感染症 /接触感染症/人獣共通真菌症/薬剤耐性菌
Sec2:レプトスピラ症(80分)
レプトスピラ症とは/レプトスピラ症の臨床診断/日本における発生状況/動物での最新の発生状況 実際の症例/レプトスピラ症治療のまとめ
Sec3:SFTS(39分)
SFTSの実態・対策 /動物での発生状況について/実際の小動物臨床症例について
Sec4:消毒方法、まとめ(24分)
消毒法/ウィルスの説明/最後のまとめ
販売価格:44,980円+税