なぜ、この初期対応ができると肺水腫で生命を落とす犬猫を大きく減らせるのか?

※「先生、大丈夫ですか?」

住宅街にある小さな動物病院のお話です。午後の診療も終わろうとするころ、呼吸促迫を呈した小型犬が、救急で来院しました。

院長が、「どうしたんですか?」と尋ねると、「仕事から帰ってきたら、うちの子の呼吸が粗くて…」と飼い主さんは心配そうに答えます。

院長はすぐに安定化を試みました。それから、手際よく身体検査や画像検査、血液検査をおこないます。

その結果、この症例は心不全を起こしており、肺水腫を起こしていることがわかりました。

飼い主さんへ入院の必要があることを伝えたあと、治療室へ入る院長。持っている知識と技術のすべてを駆使して治療にあたります。

しかし、院長の力ではこの症例を救うことはできませんでした。

私たちにこのお話をしてくれたドクターは、「何度経験しても、慣れることなんてありませんよ」と、真剣な顔でおっしゃいましたが…

※「もっと、手があったかもしれない…」

生命を扱う仕事である以上、今お話したような場面は獣医師であれば誰にでも訪れます。

私たちも仕事柄多くのドクターにお会いしますので、さまざまな症例のお話を聞く機会がたくさんあります。

そのとき、「過去の治療で、何か後悔した経験はありますか?」と質問すると、ほぼ100%のドクターが、「症例が亡くなったあと、もっと何か手があったのでは? と思うことがある」といったニュアンスの回答をされます。

きっと先生も、同じように考えたことがあるのではないでしょうか?

このような経験があるからこそ、決して現状に満足することなく、新しい知識や技術を学び続けるドクターが多いのだと思いますが…

※ もし、肺水腫の症例を自分の手で救いたいなら?

肺水腫は、「治療が難しい」と言われることの多い疾患の一つです。そのため、肺水腫の診療に苦手意識をお持ちのドクターも少なくありません。

ですが、岡山理科大学の望月先生は、「肺水腫は適切に治療すれば、良くなるケースの方が多い」とおっしゃいます。

言い換えるなら、肺水腫は決して手に負えない病気ではなく、正しい診療技術さえ身につければ、一次診療施設でも生存率を上げられる病気だということ。

肺水腫は、遭遇する機会が多い上、初期治療で大きく結果が変わる疾患です。だからこそ、「もっと、手があったかもしれない…」と後悔する前に、専門的に学んでおくことが重要だと思いませんか?

本教材では、望月先生から「一次診療施設のための肺水腫診療」をわかりやすく学べます。

先生も、肺水腫の適切な初期対応を学び、一つでも多くの生命を救えるようになりませんか?

  • 何が原因で、肺水腫が生じるのか?
  • 正常な肺循環とは?
  • 左心不全の主な原因とは?
  • 非心原性肺水腫のさまざまな病態
  • 肺水腫の診断には、どんな検査をするのか?
  • 問診でチェックしておきたいポイント
  • 胸部レントゲン検査のポイントと注意点
  • 肺エコー検査のポイントと注意点
  • 心エコー図検査のポイントと注意点
  • 心原性肺水腫の「3つの治療目的」とは?
  • 心原性肺水腫は、どうやって治療するのか?
  • 3種類の酸素療法とそのやり方
  • 肺水腫の治療に用いる利尿剤とは?
  • ドパミンとドブタミンの併用と使い分け
  • ピモベンダンの効果的な使い方
  • 肺水腫の治療に用いる血管拡張剤とは?
  • どうやって、鎮静剤を使うのか?
  • 肺水腫治療におけるACVIMのコンセンサス・ステートメント
  • 肺水腫の具体的な治療手順(初期治療)
  • 肺水腫の具体的な治療手順(利尿剤投与後〜)
  • 僧帽弁領域に収縮期雑音が確認された犬の症例
  • 胸部レントゲン検査、心エコー図検査所見
  • 心原性肺水腫の疑いで紹介来院した猫の症例
  • 呼吸数が下がらない場合は、どう対処するか?
  • 肺水腫、血栓塞栓症の疑いで来院した猫の症例

なぜ、この初期対応ができると肺水腫で生命を落とす犬猫を大きく減らせるのか?

※「先生、大丈夫ですか?」

住宅街にある小さな動物病院のお話です。午後の診療も終わろうとするころ、呼吸促迫を呈した小型犬が、救急で来院しました。

院長が、「どうしたんですか?」と尋ねると、「仕事から帰ってきたら、うちの子の呼吸が粗くて…」と飼い主さんは心配そうに答えます。

院長はすぐに安定化を試みました。それから、手際よく身体検査や画像検査、血液検査をおこないます。

その結果、この症例は心不全を起こしており、肺水腫を起こしていることがわかりました。

飼い主さんへ入院の必要があることを伝えたあと、治療室へ入る院長。持っている知識と技術のすべてを駆使して治療にあたります。

しかし、院長の力ではこの症例を救うことはできませんでした。

私たちにこのお話をしてくれたドクターは、「何度経験しても、慣れることなんてありませんよ」と、真剣な顔でおっしゃいましたが…

※「もっと、手があったかもしれない…」

生命を扱う仕事である以上、今お話したような場面は獣医師であれば誰にでも訪れます。

私たちも仕事柄多くのドクターにお会いしますので、さまざまな症例のお話を聞く機会がたくさんあります。

そのとき、「過去の治療で、何か後悔した経験はありますか?」と質問すると、ほぼ100%のドクターが、「症例が亡くなったあと、もっと何か手があったのでは? と思うことがある」といったニュアンスの回答をされます。

きっと先生も、同じように考えたことがあるのではないでしょうか?

このような経験があるからこそ、決して現状に満足することなく、新しい知識や技術を学び続けるドクターが多いのだと思いますが…

※ もし、肺水腫の症例を自分の手で救いたいなら?

肺水腫は、「治療が難しい」と言われることの多い疾患の一つです。そのため、肺水腫の診療に苦手意識をお持ちのドクターも少なくありません。

ですが、岡山理科大学の望月先生は、「肺水腫は適切に治療すれば、良くなるケースの方が多い」とおっしゃいます。

言い換えるなら、肺水腫は決して手に負えない病気ではなく、正しい診療技術さえ身につければ、一次診療施設でも生存率を上げられる病気だということ。

肺水腫は、遭遇する機会が多い上、初期治療で大きく結果が変わる疾患です。だからこそ、「もっと、手があったかもしれない…」と後悔する前に、専門的に学んでおくことが重要だと思いませんか?

本教材では、望月先生から「一次診療施設のための肺水腫診療」をわかりやすく学べます。

先生も、肺水腫の適切な初期対応を学び、一つでも多くの生命を救えるようになりませんか?

  • 何が原因で、肺水腫が生じるのか?
  • 正常な肺循環とは?
  • 左心不全の主な原因とは?
  • 非心原性肺水腫のさまざまな病態
  • 肺水腫の診断には、どんな検査をするのか?
  • 問診でチェックしておきたいポイント
  • 胸部レントゲン検査のポイントと注意点
  • 肺エコー検査のポイントと注意点
  • 心エコー図検査のポイントと注意点
  • 心原性肺水腫の「3つの治療目的」とは?
  • 心原性肺水腫は、どうやって治療するのか?
  • 3種類の酸素療法とそのやり方
  • 肺水腫の治療に用いる利尿剤とは?
  • ドパミンとドブタミンの併用と使い分け
  • ピモベンダンの効果的な使い方
  • 肺水腫の治療に用いる血管拡張剤とは?
  • どうやって、鎮静剤を使うのか?
  • 肺水腫治療におけるACVIMのコンセンサス・ステートメント
  • 肺水腫の具体的な治療手順(初期治療)
  • 肺水腫の具体的な治療手順(利尿剤投与後〜)
  • 僧帽弁領域に収縮期雑音が確認された犬の症例
  • 胸部レントゲン検査、心エコー図検査所見
  • 心原性肺水腫の疑いで紹介来院した猫の症例
  • 呼吸数が下がらない場合は、どう対処するか?
  • 肺水腫、血栓塞栓症の疑いで来院した猫の症例

講師:望月庸平
日本獣医畜産大学卒業後、山形県にある「天童動物病院」で研鑽を積む。その後、日本獣医生命科学大学大学院を経て、「DVMsどうぶつ医療センター横浜」勤務。2018年より、岡山理科大学獣医学部獣医学科 助教を務める。「実践 犬と猫の心エコー図検査 総合的な診断への導きかた」の三尖弁逆流症や心臓腫瘍をはじめ、心疾患に関する書籍多数。

収録内訳
3セクション(合計174分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:概論と診断(69分)
概論/問診/一般身体検査/胸部レントゲン検査/肺エコー/心エコー/血圧測定/血液検査・血液化学検査・尿検査/心電図検査、血液ガス分析/左心不全の評価
Sec2:薬剤選択(63分)
はじめに/利尿剤/強心剤/血管拡張剤/肺水腫治療の薬剤選択/肺水腫治療の実際
Sec3:臨床症例(42分)
症例①/症例②/症例③
販売価格:45,980円+税