なぜ、インスリンが効かない猫の血糖値が、たった4ヶ月で正常に戻ったのか?

※ 糖尿病リスクを抱えた猫は「2頭に1頭」

先生もご存じのとおり、糖尿病はヒトにとっての国民病。

今では、40歳以上の男性は3人に1人、女性は4人に1人が糖尿病(または予備軍)と言われています。

近年、この傾向は犬猫にも強くあらわれはじめました。

長寿化や生活環境の変化にともない、犬猫の糖尿病症例が増えているのです。

とくに増加傾向にあるのが、猫の糖尿病です。

その原因の一つは、犬の飼育頭数を大きく上まわったこと。また、肥満の個体が増えていることも大きな要因です。

今、国内における飼い猫の肥満率は、30〜50%と言われています。

つまり、ほぼ2頭に1頭の猫が糖尿病のリスクを抱えている状態なのです。

※「糖尿病は、インスリン投与でいいんじゃない?」

糖尿病は、インスリンの分泌低下により発症します。

そのため、「とりあえず、インスリンを投与すればいいだろう」「インスリンで血糖を下げれば大丈夫」と考えている獣医師もいらっしゃるそうです。

結論から申し上げると、このような治療はとても危険です。

なぜなら、末端肥大症やクッシング症候群などの併発疾患がある症例の場合、どれだけインスリンを投与しても血糖は下がらないからです。

事実、インスリンをやみくもに投与しているだけでは、さらに症状を悪化させるケースも少なくありません。

また、糖尿病に膵炎や腸炎を併発するケースも多く、このような症例では、治療の難易度はいっきに高くなります。

重要なのは、隠れた併発疾患を正しく診断した上で、糖尿病をコントロールすることですが…

※ 10症例から学ぶ、犬猫の糖尿病治療

本教材の目的は、「最新の犬猫の糖尿病診療アプローチを習得していただくこと」です。

日本獣医生命科学大学付属動物医療センター内分泌科の森昭博先生から、10症例ぶんの糖尿病の診断、治療、経過をわかりやすく学べます。

症例の中には、併発疾患のある症例やインスリンが効かない症例など、対応方法を「知っているかどうか」で大きな差がつく症例も含まれています。

また、糖尿病治療に欠かせない「フリースタイルリブレ」の活用法も詳しく学べます。

フリースタイルリブレは、近年、装着を希望される飼い主さんも多いため、正しい活用法を知っておくことはとても重要です。

先生も、「犬猫の糖尿病診療アプローチ」を学び、もっとたくさんの症例を救えるようになりませんか?

  • 典型的な糖尿病の猫の症例
  • 血液検査の結果から読み取るべき情報とは?
  • 糖化アルブミン(GA)の数値から、何を考えるか?
  • 腹部エコーの読影のポイント
  • 高血糖で紹介来院した猫の症例
  • なぜ、猫SAAの数値が急激に上昇するのか?
  • なぜ、インスリンが効きにくいのか?
  • 「猫の謎の食べない病」とは、何か?
  • 難治性糖尿病で紹介来院した症例
  • 末端肥大症を理解する「4つのポイント」とは?
  • 末端肥大症で必ず測定するIGF-1の特徴とは?
  • インスリン抵抗性糖尿病の猫の症例
  • 猫のクッシング症候群にトリロスタンは有効なのか?
  • 血液検査で高脂血症がみつかった犬の症例
  • ベザフィブラートの副作用とは?
  • エゼチミブ使用時のポイントと注意点
  • 高脂血症とクッシング症候群、先に治療するのは?
  • 脱水しているのに水を飲まない猫の症例
  • 初診時の血液検査所見と評価のポイント
  • 糖尿病性ケトアシドーシス治療の基本
  • 入院中の血糖モニタリングのポイント
  • もし、血糖値が150〜200mg/dLになったら?
  • 食欲がない症例へのGI療法のポイント
  • GIPKF療法とは、何か?
  • 高血糖・高浸透圧症候群が疑われた症例

なぜ、インスリンが効かない猫の血糖値が、たった4ヶ月で正常に戻ったのか?

※ 糖尿病リスクを抱えた猫は「2頭に1頭」

先生もご存じのとおり、糖尿病はヒトにとっての国民病。

今では、40歳以上の男性は3人に1人、女性は4人に1人が糖尿病(または予備軍)と言われています。

近年、この傾向は犬猫にも強くあらわれはじめました。

長寿化や生活環境の変化にともない、犬猫の糖尿病症例が増えているのです。

とくに増加傾向にあるのが、猫の糖尿病です。

その原因の一つは、犬の飼育頭数を大きく上まわったこと。また、肥満の個体が増えていることも大きな要因です。

今、国内における飼い猫の肥満率は、30〜50%と言われています。

つまり、ほぼ2頭に1頭の猫が糖尿病のリスクを抱えている状態なのです。

※「糖尿病は、インスリン投与でいいんじゃない?」

糖尿病は、インスリンの分泌低下により発症します。

そのため、「とりあえず、インスリンを投与すればいいだろう」「インスリンで血糖を下げれば大丈夫」と考えている獣医師もいらっしゃるそうです。

結論から申し上げると、このような治療はとても危険です。

なぜなら、末端肥大症やクッシング症候群などの併発疾患がある症例の場合、どれだけインスリンを投与しても血糖は下がらないからです。

事実、インスリンをやみくもに投与しているだけでは、さらに症状を悪化させるケースも少なくありません。

また、糖尿病に膵炎や腸炎を併発するケースも多く、このような症例では、治療の難易度はいっきに高くなります。

重要なのは、隠れた併発疾患を正しく診断した上で、糖尿病をコントロールすることですが…

※ 10症例から学ぶ、犬猫の糖尿病治療

本教材の目的は、「最新の犬猫の糖尿病診療アプローチを習得していただくこと」です。

日本獣医生命科学大学付属動物医療センター内分泌科の森昭博先生から、10症例ぶんの糖尿病の診断、治療、経過をわかりやすく学べます。

症例の中には、併発疾患のある症例やインスリンが効かない症例など、対応方法を「知っているかどうか」で大きな差がつく症例も含まれています。

また、糖尿病治療に欠かせない「フリースタイルリブレ」の活用法も詳しく学べます。

フリースタイルリブレは、近年、装着を希望される飼い主さんも多いため、正しい活用法を知っておくことはとても重要です。

先生も、「犬猫の糖尿病診療アプローチ」を学び、もっとたくさんの症例を救えるようになりませんか?

  • 典型的な糖尿病の猫の症例
  • 血液検査の結果から読み取るべき情報とは?
  • 糖化アルブミン(GA)の数値から、何を考えるか?
  • 腹部エコーの読影のポイント
  • 高血糖で紹介来院した猫の症例
  • なぜ、猫SAAの数値が急激に上昇するのか?
  • なぜ、インスリンが効きにくいのか?
  • 「猫の謎の食べない病」とは、何か?
  • 難治性糖尿病で紹介来院した症例
  • 末端肥大症を理解する「4つのポイント」とは?
  • 末端肥大症で必ず測定するIGF-1の特徴とは?
  • インスリン抵抗性糖尿病の猫の症例
  • 猫のクッシング症候群にトリロスタンは有効なのか?
  • 血液検査で高脂血症がみつかった犬の症例
  • ベザフィブラートの副作用とは?
  • エゼチミブ使用時のポイントと注意点
  • 高脂血症とクッシング症候群、先に治療するのは?
  • 脱水しているのに水を飲まない猫の症例
  • 初診時の血液検査所見と評価のポイント
  • 糖尿病性ケトアシドーシス治療の基本
  • 入院中の血糖モニタリングのポイント
  • もし、血糖値が150〜200mg/dLになったら?
  • 食欲がない症例へのGI療法のポイント
  • GIPKF療法とは、何か?
  • 高血糖・高浸透圧症候群が疑われた症例

講師:森昭博
日本獣医畜産大学(現 : 日本獣医生命科学大学)獣医学部獣医学科卒業後、同大学大学院で博士(獣医学)号を取得。2012年にイリノイ大学に留学し、最先端の動物栄養学の研究に従事。現在は、日本獣医生命科学大学付属動物医療センターにて、内分泌科を担当している。

収録内訳
4セクション(合計144分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:猫編 猫の膵炎、猫のストレス、猫の食べない病(36分)
症例① MIX 去勢雄 6.2㎏ 13歳/症例② MIX 去勢雄 5.8㎏ 8歳/症例③ MIX 去勢雄 4.8㎏ 13歳
Sec2:猫編 インスリンが効かない!!末端肥大症、クッシング症候群(39分)
症例① MIX 去勢雄 3.9kg 8歳/症例② MIX 避妊雌 4㎏ 7歳/症例③ アメショ 去勢雄 2.8㎏ 14歳
Sec3:犬の高脂血症編(26分)
症例① MIX 去勢雄 5㎏ 11歳/症例② トイプードル 去勢雄 5㎏ 13歳
Sec4:糖尿病性ケトアシドーシス編(43分)
症例① 猫 MIX 避妊雌 3.7㎏ 5歳/症例② 猫 MIX 去勢雄 3.1㎏ 6歳
販売価格:45,980円+税