なぜ、麻酔経験の浅い獣医師でも 飼い主さんに信頼される 安全な全身麻酔ができるのか?
※麻酔に苦手意識のある先生へ…
より良い獣医療を提供する上で、麻酔は必須の技術です。去勢や避妊をはじめとする外科手術はもちろん、内視鏡検査や歯石除去など、麻酔が必要になる状況はたくさんあります。では先生は、その麻酔技術をどこで学びましたか?
ひと昔前までは、大学の授業で麻酔が扱われることは、ほとんどありませんでした。そのため、勤務医時代の院長から麻酔を教わり、開業後もそのやり方をベースに麻酔をおこなっている先生がほとんどです。また、現在の大学教育でも麻酔についての講義は不足しています。ちゃんと学んだ経験がないため、「自分は正しいのだろうか」「やっぱり、麻酔は少し怖い…」と苦手意識をお持ちの先生も多いのですが…
「麻酔だから特別なことをする」という考え方はNG
麻酔に苦手意識のある先生には、一つの共通点があります。それは、「麻酔は特別な処置だ」と考える傾向にあること。そのため、安全な麻酔技術ばかりに目がいきがちです。しかし久山先生は、「麻酔だから特別なことをするのではない。日常の診療から準備できることはたくさんある」と言います。
第一には、診療する動物を理解すること。そして、第二には正しい問診を基本とした系統的な観察と身体診査、適切な臨床検査や治療という日常の診療を徹底することであり、正しい獣医療を実践することです。でもこれだけでは不十分です。
なぜなら、診療をするときに相対するのは動物と飼い主さん、場合によっては飼い主さんとの応接の方が多いことも少なくありません。そう、第三は飼い主さんを理解し、理解していただくことなのです。それにはどうすれば良いでしょう。たとえば、「インフォームドコンセント(IC)」を徹底することは、安全かつ飼い主さんの納得する麻酔の実施にとても重要です。なぜなら、日常診療で先生と飼い主さんの間に信頼関係が築かれていなければ、麻酔前に丁寧にICをしたところで、「他の方法もあったのではないか?」と思われ、トラブルの原因になるからです。
安全な全身麻酔を順序立てて学べます
最初にお話したとおり、大学教育では小動物臨床に必要な麻酔技術を十分に学ぶことはできません。その結果、避けては通れない技術にもかかわらず、麻酔に苦手意識をお持ちの先生がたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、日常診療からできる麻酔の準備をはじめ、麻酔前評価、麻酔準備、飼い主さんへの説明のコツ、インフォームドコンセントの進め方、事例から学ぶ麻酔の注意点、麻酔導入~終了、覚せい時の注意点など、安全な全身麻酔をおこなう方法を順序立てて、わかりやすく学べる教材をご用意しました。今まで、なんとなくでおこなっていた処置が必要な理由や、勘違いしていたポイントなど、たくさんの発見と学びがあることをお約束します。
先生も、動物の安全と飼い主さんの満足度を高める全身麻酔をマスターしませんか?
- 日常診療で心がけたい「4つのポイント」とは?
- なぜ、動物を知ること、人と動物の関係を考えることが大切なのか?
- 診療方針の組み立てができる問診のポイント
- 日本に合ったインフォームドコンセントとは?
- なぜ、「ヒトならどうするか」を考えるのが重要なのか?
- 飼い主さんと話が通じやすくなる「4点思考」とは?
- 日常診療からできる麻酔の準備とは?
- 安全に麻酔をおこなう5つのポイントとは?
- どうやって、麻酔記録を取れば良いのか?
- 安全な麻酔をおこなうためのモニタリング指針
- 麻酔関連偶発症を防ぐ「8つのポイント」
- 麻酔前評価のポイントと注意点
- 麻酔の実施に絶対に外せない情報とは?v
- 麻酔処置の難易度を上げてしまう要因とは?
- 飼い主さんの不安が増大する理由とは?
- 全身麻酔のメリット、デメリットの伝え方
- 麻酔でよくある質問と、その回答例
- よくあるインフォームドコンセントの間違いとは?
- インフォームドコンセントを拒否する飼い主さんへの対処法
- 無麻酔で口腔内処置をおこなうリスクとは?
- 救急状態で麻酔が必要な場合の対処法
- 「今すぐ手術をしてくれ」という飼い主さんへの対処法
- 麻酔時に立ち会いたいと希望する飼い主さんへの対処法
- 準備とチェックの不備で生じるリスクとは?
- 麻酔薬の投与量を間違えないポイント
- よくある気管チューブのトラブルとは?
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 4セクション(合計184分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
・ 特典データ - Sec1: 日常の診療から心がけること(46分)
- はじめに/問診/全身麻酔/麻酔の最新情報
- Sec2: 事前準備と評価と計画(39分)
- 事前準備/麻酔評価から計画を考える/ルーチン検査/最小限の血液検査
- Sec3: 飼い主さまの視点から見えてくる課題(57分)
- 飼い主さんが持つ不安/皮膚腫瘍の経過観察の例/インフォームド・コンセント/麻酔の危険性について
- Sec4: 医療ミスからつながる事例紹介(42分)
- 麻酔前/麻酔処置開始時/麻酔導入時/麻酔終了時
講師:久山 昌之
1991年、日本大学 農獣医学部獣医学科卒業後、東京大学 農学部附属家畜病院獣医外科学教室研究生修了。麻酔学をはじめ、腫瘍学、軟部外科学、心臓病学、消化器病学、皮膚科学、免疫学、代替医療などを学ぶ。現在は、かかりつけ医の総合的知識と技術向上のため、講演活動もおこなう。
なぜ、麻酔経験の浅い獣医師でも 飼い主さんに信頼される 安全な全身麻酔ができるのか?
※麻酔に苦手意識のある先生へ…
より良い獣医療を提供する上で、麻酔は必須の技術です。去勢や避妊をはじめとする外科手術はもちろん、内視鏡検査や歯石除去など、麻酔が必要になる状況はたくさんあります。では先生は、その麻酔技術をどこで学びましたか?
ひと昔前までは、大学の授業で麻酔が扱われることは、ほとんどありませんでした。そのため、勤務医時代の院長から麻酔を教わり、開業後もそのやり方をベースに麻酔をおこなっている先生がほとんどです。また、現在の大学教育でも麻酔についての講義は不足しています。ちゃんと学んだ経験がないため、「自分は正しいのだろうか」「やっぱり、麻酔は少し怖い…」と苦手意識をお持ちの先生も多いのですが…
「麻酔だから特別なことをする」という考え方はNG
麻酔に苦手意識のある先生には、一つの共通点があります。それは、「麻酔は特別な処置だ」と考える傾向にあること。そのため、安全な麻酔技術ばかりに目がいきがちです。しかし久山先生は、「麻酔だから特別なことをするのではない。日常の診療から準備できることはたくさんある」と言います。
第一には、診療する動物を理解すること。そして、第二には正しい問診を基本とした系統的な観察と身体診査、適切な臨床検査や治療という日常の診療を徹底することであり、正しい獣医療を実践することです。でもこれだけでは不十分です。
なぜなら、診療をするときに相対するのは動物と飼い主さん、場合によっては飼い主さんとの応接の方が多いことも少なくありません。そう、第三は飼い主さんを理解し、理解していただくことなのです。それにはどうすれば良いでしょう。たとえば、「インフォームドコンセント(IC)」を徹底することは、安全かつ飼い主さんの納得する麻酔の実施にとても重要です。なぜなら、日常診療で先生と飼い主さんの間に信頼関係が築かれていなければ、麻酔前に丁寧にICをしたところで、「他の方法もあったのではないか?」と思われ、トラブルの原因になるからです。
安全な全身麻酔を順序立てて学べます
最初にお話したとおり、大学教育では小動物臨床に必要な麻酔技術を十分に学ぶことはできません。その結果、避けては通れない技術にもかかわらず、麻酔に苦手意識をお持ちの先生がたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、日常診療からできる麻酔の準備をはじめ、麻酔前評価、麻酔準備、飼い主さんへの説明のコツ、インフォームドコンセントの進め方、事例から学ぶ麻酔の注意点、麻酔導入~終了、覚せい時の注意点など、安全な全身麻酔をおこなう方法を順序立てて、わかりやすく学べる教材をご用意しました。今まで、なんとなくでおこなっていた処置が必要な理由や、勘違いしていたポイントなど、たくさんの発見と学びがあることをお約束します。
先生も、動物の安全と飼い主さんの満足度を高める全身麻酔をマスターしませんか?
- 日常診療で心がけたい「4つのポイント」とは?
- なぜ、動物を知ること、人と動物の関係を考えることが大切なのか?
- 診療方針の組み立てができる問診のポイント
- 日本に合ったインフォームドコンセントとは?
- なぜ、「ヒトならどうするか」を考えるのが重要なのか?
- 飼い主さんと話が通じやすくなる「4点思考」とは?
- 日常診療からできる麻酔の準備とは?
- 安全に麻酔をおこなう5つのポイントとは?
- どうやって、麻酔記録を取れば良いのか?
- 安全な麻酔をおこなうためのモニタリング指針
- 麻酔関連偶発症を防ぐ「8つのポイント」
- 麻酔前評価のポイントと注意点
- 麻酔の実施に絶対に外せない情報とは?v
- 麻酔処置の難易度を上げてしまう要因とは?
- 飼い主さんの不安が増大する理由とは?
- 全身麻酔のメリット、デメリットの伝え方
- 麻酔でよくある質問と、その回答例
- よくあるインフォームドコンセントの間違いとは?
- インフォームドコンセントを拒否する飼い主さんへの対処法
- 無麻酔で口腔内処置をおこなうリスクとは?
- 救急状態で麻酔が必要な場合の対処法
- 「今すぐ手術をしてくれ」という飼い主さんへの対処法
- 麻酔時に立ち会いたいと希望する飼い主さんへの対処法
- 準備とチェックの不備で生じるリスクとは?
- 麻酔薬の投与量を間違えないポイント
- よくある気管チューブのトラブルとは?
講師:久山 昌之
1991年、日本大学 農獣医学部獣医学科卒業後、東京大学 農学部附属家畜病院獣医外科学教室研究生修了。麻酔学をはじめ、腫瘍学、軟部外科学、心臓病学、消化器病学、皮膚科学、免疫学、代替医療などを学ぶ。現在は、かかりつけ医の総合的知識と技術向上のため、講演活動もおこなう。
- 収録内訳
- 4セクション(合計184分収録)
- 特典
- レジュメデータ ・ 特典データ
- Sec1:日常の診療から心がけること(46分)
- はじめに/問診/全身麻酔/麻酔の最新情報
- Sec2:事前準備と評価と計画(39分)
- 事前準備/麻酔評価から計画を考える/ルーチン検査/最小限の血液検査
- Sec3:飼い主さまの視点から見えてくる課題(57分)
- 飼い主さんが持つ不安/皮膚腫瘍の経過観察の例/インフォームド・コンセント/麻酔の危険性について
- Sec4:医療ミスからつながる事例紹介(42分)
- 麻酔前/麻酔処置開始時/麻酔導入時/麻酔終了時