「インスリンが効かない…」そんな糖尿病の猫を先生は適切に治療できますか?

※猫の56%が「糖尿病予備軍」

近年、獣医療の現場では、「糖尿病を発症する猫」が確実に増えています。

その背景にあるのが、猫の高齢化や生活環境の変化。
室内飼育、高カロリー食、運動不足といったライフスタイルが、人間と同じように猫の代謝を狂わせているのです。
実際、2016年の調査では、ボディコンディションスコア(BCS)が3/5を超える「過体重・肥満」の猫の割合が、56%にも及ぶと報告されています。
つまり、一見すると健康そうに見える猫でも、「2頭に1頭」が糖尿病リスクを抱えているのです。

当然、糖尿病の診断や治療を求められる場面も、ますます増えていくでしょう。
すでに先生も、「最近、糖尿病を診断することが増えてきたな」と感じているかもしれません。
ですが、糖尿病は診断が容易である一方、自信を持って治療に踏み出せずにいる獣医師も多い疾患です。

もし先生が、自己流で糖尿病治療を学んできたのなら、注意しなくてはなりません。猫の糖尿病治療には、数多くの「勘違い」があるからです。

※先生は、こんな勘違いをしていませんか?

例えば、糖尿病を診断したあと即入院させ、血糖値曲線を作成するという対応。
実は、猫にとって、入院や頻回採血は非常に大きな負担です。

その結果、血糖値がストレス性に乱れてしまい、正確な血糖値評価が難しくなります。
また、治療開始時からインスリン用量を調整するのも間違った対応です。
なぜなら、ソモジー効果(インスリン過剰投与の反動で、血糖値が逆に上昇する現象)や体内適応を無視することなり、非常に危険だから。

他にも、「糖尿病=インスリン注射」という思い込みも、治療離脱のリスクを高めます。
特に高齢の飼い主さんの場合、老眼で目盛りが読めないケースもあるため、「インスリン以外の治療選択肢」を持っておくことが重要です。

※一次診療のための「猫の糖尿病診療」

猫の糖尿病は、決して珍しい疾患ではありません。
それなのに、なぜ「治療がうまくいかない症例」が、あとを絶たないのでしょうか?

その理由は明白です。
大学の授業では、糖尿病の診断基準や検査方法こそ学ぶものの、「どのように治療を設計し、現場で実行するか」までは、ほとんど学べないからです。

そのため、診断はできても、治療に踏みだすとなると不安が残る。
そんな悩みを抱えているドクターも、決して少なくありません。

さらに独学で糖尿病治療を学んできた場合、「糖尿病=インスリン注射」といった先入観のまま、治療をはじめてしまうケースも見られます。

しかし現実には、「インスリンが効かない」「飼い主さんが注射を打てない」といった問題に直面することもあります。

そんなとき、どう対応するか?そこにこそ、糖尿病治療を成功させるドクターと、つまずくドクターの違いがあります。

※「ガイドラインのその先」の対応まで学べる動画セミナー。講義で語られた内容の一部をご紹介すると…

  • 猫の糖尿病の発生頻度とは?
  • 2種類の糖尿病のタイプと、その違い
  • 知っておきたい「2型糖尿病」の基本
  • 糖尿病の診断のポイントと注意点
  • 尿糖が検出された場合の除外項目
  • 糖尿病の臨床徴候とは?
  • なぜ、一部の猫は体重が減るのか?
  • なぜ、末梢神経障害が生じるのか?
  • 糖尿病治療の目標とは?
  • 「ISFMガイドライン」とは、何か?
  • もし、糖尿病を治療しなかったら?
  • アミロイドーシスと2型糖尿病
  • 糖尿病の猫の食事管理
  • 猫用の第一選択インスリンとは?
  • 必ず用意すべきシリンジとは?
  • インスリン投与量の計算の注意点
  • コントロールが順調かどうかの判断基準
  • 超長時間作用型インスリン(実験型)
  • FreeStyleリブレの実用性とは?
  • FreeStyleリブレの装着方法
  • SGLT2阻害薬の安全な使い方
  • 糖尿病性ケトアシドーシスの治療
  • コントロール不能の症例への対応
  • もし、インスリンの効きが悪い場合は?
  • Somogyi(ソモギー)効果とは、何か?

「インスリンが効かない…」そんな糖尿病の猫を先生は適切に治療できますか?

※猫の56%が「糖尿病予備軍」

近年、獣医療の現場では、「糖尿病を発症する猫」が確実に増えています。

その背景にあるのが、猫の高齢化や生活環境の変化。
室内飼育、高カロリー食、運動不足といったライフスタイルが、人間と同じように猫の代謝を狂わせているのです。
実際、2016年の調査では、ボディコンディションスコア(BCS)が3/5を超える「過体重・肥満」の猫の割合が、56%にも及ぶと報告されています。
つまり、一見すると健康そうに見える猫でも、「2頭に1頭」が糖尿病リスクを抱えているのです。

当然、糖尿病の診断や治療を求められる場面も、ますます増えていくでしょう。
すでに先生も、「最近、糖尿病を診断することが増えてきたな」と感じているかもしれません。
ですが、糖尿病は診断が容易である一方、自信を持って治療に踏み出せずにいる獣医師も多い疾患です。

もし先生が、自己流で糖尿病治療を学んできたのなら、注意しなくてはなりません。猫の糖尿病治療には、数多くの「勘違い」があるからです。

※先生は、こんな勘違いをしていませんか?

例えば、糖尿病を診断したあと即入院させ、血糖値曲線を作成するという対応。
実は、猫にとって、入院や頻回採血は非常に大きな負担です。

その結果、血糖値がストレス性に乱れてしまい、正確な血糖値評価が難しくなります。
また、治療開始時からインスリン用量を調整するのも間違った対応です。
なぜなら、ソモジー効果(インスリン過剰投与の反動で、血糖値が逆に上昇する現象)や体内適応を無視することなり、非常に危険だから。

他にも、「糖尿病=インスリン注射」という思い込みも、治療離脱のリスクを高めます。
特に高齢の飼い主さんの場合、老眼で目盛りが読めないケースもあるため、「インスリン以外の治療選択肢」を持っておくことが重要です。

※一次診療のための「猫の糖尿病診療」

猫の糖尿病は、決して珍しい疾患ではありません。
それなのに、なぜ「治療がうまくいかない症例」が、あとを絶たないのでしょうか?

その理由は明白です。
大学の授業では、糖尿病の診断基準や検査方法こそ学ぶものの、「どのように治療を設計し、現場で実行するか」までは、ほとんど学べないからです。

そのため、診断はできても、治療に踏みだすとなると不安が残る。
そんな悩みを抱えているドクターも、決して少なくありません。

さらに独学で糖尿病治療を学んできた場合、「糖尿病=インスリン注射」といった先入観のまま、治療をはじめてしまうケースも見られます。

しかし現実には、「インスリンが効かない」「飼い主さんが注射を打てない」といった問題に直面することもあります。

そんなとき、どう対応するか?そこにこそ、糖尿病治療を成功させるドクターと、つまずくドクターの違いがあります。

※「ガイドラインのその先」の対応まで学べる動画セミナー。講義で語られた内容の一部をご紹介すると…

  • 猫の糖尿病の発生頻度とは?
  • 2種類の糖尿病のタイプと、その違い
  • 知っておきたい「2型糖尿病」の基本
  • 糖尿病の診断のポイントと注意点
  • 尿糖が検出された場合の除外項目
  • 糖尿病の臨床徴候とは?
  • なぜ、一部の猫は体重が減るのか?
  • なぜ、末梢神経障害が生じるのか?
  • 糖尿病治療の目標とは?
  • 「ISFMガイドライン」とは、何か?
  • もし、糖尿病を治療しなかったら?
  • アミロイドーシスと2型糖尿病
  • 糖尿病の猫の食事管理
  • 猫用の第一選択インスリンとは?
  • 必ず用意すべきシリンジとは?
  • インスリン投与量の計算の注意点
  • コントロールが順調かどうかの判断基準
  • 超長時間作用型インスリン(実験型)
  • FreeStyleリブレの実用性とは?
  • FreeStyleリブレの装着方法
  • SGLT2阻害薬の安全な使い方
  • 糖尿病性ケトアシドーシスの治療
  • コントロール不能の症例への対応
  • もし、インスリンの効きが悪い場合は?
  • Somogyi(ソモギー)効果とは、何か?

講師:石田卓夫
赤坂動物病院医療ディレクター。東京大学大学院博士課程修了後、カリフォルニア大学デイビス校にて獣医腫瘍学を研究。国内外の多数の学会で講演を行い、獣医腫瘍学・臨床病理学の発展に大きく貢献。日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)やアジア小動物獣医師会連合会(FASAVA)の会長を歴任。国際的な獣医専門書を日本人で初めて執筆するなど、世界標準の診療知識を日本語で届ける第一人者として高く評価されている。

収録内訳
2セクション(合計146分収録)
特典
レジュメデータ ・ 特典データ

Sec1:ISFMガイドラインに沿った診断と治療(85分)
はじめに/糖尿病の診断/糖尿病治療の目標/治療の概略
Sec2:ISFMガイドラインに沿った診断と治療(61分)
長時間型インスリン/SGLT2阻害薬/糖尿病性ケトアシドーシス/Somogyi効果?
通常価格 45,980円
特別価格 25,980円+税

※9月16日まで