切開・結紮・縫合、吻合など限りなく組織の損傷が少ない「こんなやり方」をご存じですか?

知ると怖い「組織損傷の話」

「ペットも家族の一員」という考え方もすっかり浸透した結果、近年では、できる限り動物に負担をかけない外科治療が重視されるようになりました。きっと先生も、日々の臨床でおこなう外科治療では、細心の注意を払いながら丁寧な手術を心がけていると思います。

しかし、先生はご存じでしょうか?動物の大きな負担になる「組織の損傷」が生じる原因は、切開、結紮・縫合だけではありません。

鉗子で把持したり、ガーゼで拭くだけでも組織は損傷するのです。つまり、丁寧に手術をしているつもりでも、実は、知らず知らずのうちに組織を大きく傷つけているということ。それが、術後の回復を遅らせているだけでなく、感染症や合併症などの医原病の大きな原因となっているのです。

近年は、この問題を解決するため、向上心あふれる若い獣医師を中心に組織の損傷が少ない「マイクロサージェリー」を学ぶ人が増えていますが…

※あらゆる外科手技の上達に最適

マイクロサージェリーの最大のメリットは、拡大視野下の「見える世界」で手術できることです。肉眼ではまったく見えない小さな組織もハッキリと見えますので、必然的に組織を丁寧に扱う手技が身につきます。

つまり、マイクロサージェリーの手技を練習すれば、切開・結紮・縫合、吻合など、いま以上に精緻な手技を習得できるのです。

それだけではありません。マイクロサージェリーは先生の意識も大きく変えます。事実、最初はマイクロサージェリーに敷居の高さを感じていた獣医師でも、一度、見える世界を知ってしまうと、「もう見えない世界で手術するのは怖い」「いま思うと見えないまま手術していたことにゾッとする」と口を揃えます。

だからこそ、これまでご自身の手で救えなかった動物を救うためだけでなく、ワンランク上の丁寧な外科手技を習得するためにも、マイクロサージェリーの習得を目指していただきたいのですが…

「8TIPs」でマイクロサージェリーを使いこなせる

マイクロサージェリーは、獣医療において比較的新しい技術です。当然、大学の授業では学べませんし、マイクロサージェリーだけを学べる専門書やセミナーも極めて少ないのが現状です。

そのため、「マイクロサージェリーのことはまくわからない」「難しそうだし、何からはじめればいいのか?」など、こう思われている先生もたくさんいらっしゃいますが、ご安心ください。

なぜなら今回、岩井先生がマイクロサージェリーに対する疑問・不安をすべて払拭し、顕微鏡を使いこなす方法を「8TIPs」にわかりやすくまとめてくれたからです。

マイクロサージェリー初学者の先生でも、まずは、この順番に沿って学んでいけばOKです。この方法なら、短期間で顕微鏡の拡大視野に慣れ、組織を丁寧に扱う手技を発揮できるようになります。

先生も、マイクロサージェリーの手技を習得し、動物への負担が少ない手術ができるようになりませんか?

  • 3種類の尿管切開術と、その違い
  • 知っておきたい尿管の構造とは?
  • 縫合のポイントと注意
  • 尿管吻合術の基礎知識
  • 映像で学ぶ、尿管膀胱新吻合術のポイント
  • 犬の尿道造瘻のやり方
  • 猫の会陰尿像造瘻のやり方
  • 顕微鏡にあると便利な機能とは?
  • 焦点深度で何が変わるのか?
  • 2種類の持針器と、その違い
  • 鑷子選びの重要なポイント
  • 剪刀は、どんなものが良いのか?
  • 縫合針と縫合糸の選び方
  • どうすれば、拡大視野に慣れるのか?
  • なぜ、偏向ルーペがオススメなのか?
  • どうやって、器具を把持するのか?
  • 手の安定性を高める方法
  • 身体的負担が少ない理想的な姿勢とは?
  • 組織損傷を最小限に抑えるテクニック
  • なぜ、一般外科技術も向上するのか?
  • カウンタートラクションテクニックの習得
  • 端々吻合の練習方法
  • 人工血管を用いた練習方法
  • 血管縫合の練習方法
  • 豚の臓器を使用した練習方法

切開・結紮・縫合、吻合など限りなく組織の損傷が少ない「こんなやり方」をご存じですか?

知ると怖い「組織損傷の話」

「ペットも家族の一員」という考え方もすっかり浸透した結果、近年では、できる限り動物に負担をかけない外科治療が重視されるようになりました。きっと先生も、日々の臨床でおこなう外科治療では、細心の注意を払いながら丁寧な手術を心がけていると思います。

しかし、先生はご存じでしょうか?動物の大きな負担になる「組織の損傷」が生じる原因は、切開、結紮・縫合だけではありません。

鉗子で把持したり、ガーゼで拭くだけでも組織は損傷するのです。つまり、丁寧に手術をしているつもりでも、実は、知らず知らずのうちに組織を大きく傷つけているということ。それが、術後の回復を遅らせているだけでなく、感染症や合併症などの医原病の大きな原因となっているのです。

近年は、この問題を解決するため、向上心あふれる若い獣医師を中心に組織の損傷が少ない「マイクロサージェリー」を学ぶ人が増えていますが…

※あらゆる外科手技の上達に最適

マイクロサージェリーの最大のメリットは、拡大視野下の「見える世界」で手術できることです。肉眼ではまったく見えない小さな組織もハッキリと見えますので、必然的に組織を丁寧に扱う手技が身につきます。

つまり、マイクロサージェリーの手技を練習すれば、切開・結紮・縫合、吻合など、いま以上に精緻な手技を習得できるのです。

それだけではありません。マイクロサージェリーは先生の意識も大きく変えます。事実、最初はマイクロサージェリーに敷居の高さを感じていた獣医師でも、一度、見える世界を知ってしまうと、「もう見えない世界で手術するのは怖い」「いま思うと見えないまま手術していたことにゾッとする」と口を揃えます。

だからこそ、これまでご自身の手で救えなかった動物を救うためだけでなく、ワンランク上の丁寧な外科手技を習得するためにも、マイクロサージェリーの習得を目指していただきたいのですが…

「8TIPs」でマイクロサージェリーを使いこなせる

マイクロサージェリーは、獣医療において比較的新しい技術です。当然、大学の授業では学べませんし、マイクロサージェリーだけを学べる専門書やセミナーも極めて少ないのが現状です。

そのため、「マイクロサージェリーのことはまくわからない」「難しそうだし、何からはじめればいいのか?」など、こう思われている先生もたくさんいらっしゃいますが、ご安心ください。

なぜなら今回、岩井先生がマイクロサージェリーに対する疑問・不安をすべて払拭し、顕微鏡を使いこなす方法を「8TIPs」にわかりやすくまとめてくれたからです。

マイクロサージェリー初学者の先生でも、まずは、この順番に沿って学んでいけばOKです。この方法なら、短期間で顕微鏡の拡大視野に慣れ、組織を丁寧に扱う手技を発揮できるようになります。

先生も、マイクロサージェリーの手技を習得し、動物への負担が少ない手術ができるようになりませんか?

  • 3種類の尿管切開術と、その違い
  • 知っておきたい尿管の構造とは?
  • 縫合のポイントと注意
  • 尿管吻合術の基礎知識
  • 映像で学ぶ、尿管膀胱新吻合術のポイント
  • 犬の尿道造瘻のやり方
  • 猫の会陰尿像造瘻のやり方
  • 顕微鏡にあると便利な機能とは?
  • 焦点深度で何が変わるのか?
  • 2種類の持針器と、その違い
  • 鑷子選びの重要なポイント
  • 剪刀は、どんなものが良いのか?
  • 縫合針と縫合糸の選び方
  • どうすれば、拡大視野に慣れるのか?
  • なぜ、偏向ルーペがオススメなのか?
  • どうやって、器具を把持するのか?
  • 手の安定性を高める方法
  • 身体的負担が少ない理想的な姿勢とは?
  • 組織損傷を最小限に抑えるテクニック
  • なぜ、一般外科技術も向上するのか?
  • カウンタートラクションテクニックの習得
  • 端々吻合の練習方法
  • 人工血管を用いた練習方法
  • 血管縫合の練習方法
  • 豚の臓器を使用した練習方法

講師:岩井聡美
北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業後、栃木県にある遠藤犬猫病院勤務。その後、自治医科大学分子病態治療研究センター臓器置換研究部研究生、北里大学獣医学部獣医学科小動物第1外科助教、同学科小動物第2外科講師を経て、2022年より准教授を務める。

収録内訳
4セクション(合計131分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:適応症例(52分)
尿管切開術/尿管吻合術/尿管膀胱新吻合術/犬の尿道造瘻/猫の会陰尿道造瘻/猫の尿道端々吻合/血管縫合
Sec2:マイクロサージェリーとは(20分)
手術用顕微鏡/マイクロサージェリー器具
Sec3:8つのTIPs(36分)
TIPs1【拡大視野になれる】/TIPs2【マイクロサージェリー用器具になれる】/TIPs3【手の安定性と姿勢矯正】/ TIPs4【姿勢矯正】/TIPs5【組織損傷を最小限にする技術の修得】/TIPs6【マイクロサージェリーの修得は一般外科の技術の向上につながる】/TIPs7【手術の場を自分で作る】/TIPs8【見える世界で外科手術をする】
Sec4:練習法(23分)
ゴムシートを使用する方法/端々吻合/人工血管を使用する方法/スクエアーノット/血管縫合
販売価格:45,980円+税