なぜ、このX線所見を知っているとエコーでは発見の難しい腹部病変にすぐ気づけるのか?
X線検査って、わかりにくいと思いませんか?
昔も今も、X線検査は獣医療に欠かせない検査のひとつです。もちろん、先生の病院にもX線検査装置があるはずです。
では先生は、日々の臨床でX線検査を診断に活用できていますか?
X線は、どこの病院にもあるポピュラーな検査機器ですが、「画像が白黒なので異常を見つけにくい」「どこを見ればいいのかわからない」「異常を発見しても、解釈の仕方がわからない」など、わからないことだらけのため、臨床に活用できずにいるドクターもたくさんいらっしゃいます。
もしかすると先生も、X線検査にわかりにくさを感じているかもしれませんが…
「エコー検査だけ」の獣医師がハマる落とし穴
たとえば腹部の検査を例に考えてみます。X線検査・エコー検査のどちらも、腹部の病変を検出するのに有効な検査です。
しかし両者を比べると、エコーの方が三次元的で病変がみやすい特徴があります。そのため、「腹部の検査はエコーだけ」というドクターも多いと聞きます。
しかし、ここに落とし穴があります。それは、エコーでは発見が難しい病変があること。
X線検査は一枚の画像で広い範囲を描出できるのに対し、エコーは描出範囲が狭いため、くまなくプローブを当てているつもりでも死角ができてしまうのです。
結果的に、X線検査をせずにエコー検査だけを実施すると、病変を見逃し、病気を診断できないケースが出てくるのです。エコーで描出できない死角に深刻な病変が隠れている症例もいますし、エコーではわからない骨や骨盤腔に異常がある症例も珍しくありません。
エコーの弱点をカバーできる検査だからこそ、X線検査を見直すことが診断力アップに直結するのですが…
画像診断専門医が教える「X線読影の極意」
本教材のテーマは、「10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム」です。
その目的は、X線画像の読影力を磨くことで病変の見落としや誤診を大きく減らし、診断力をアップしていただくことです。
わかりにくいと感じるドクターの多いX線検査だからこそ、実際の10症例をベースに臨床に活かせる実践的な読影スキルを身につけていただける構成にしました。また、「クイズ形式」で楽しみながら学べるのも他にはない特徴です。
まずは、何も情報がないところからX線画像だけをご覧いただきますので、ぜひ先生も「どこに異常があるのか?」「その異常をどう解釈するのか?」を考えながら読影力を磨いてください。
診断力アップに直結する検査だからこそ、先生も、X線画像の読影力に磨きをかけませんか?
- 【症例1】猫の心拡大
- 知っておきたい猫の心臓の正常像
- Clock Diagramによる心臓の評価
- どうやって、左房拡大を判断するのか?
- 猫の左房拡大(HCM)所見のポイント
- 【症例2】右中葉の肺胞パターン
- 4種類の肺胞パターンと、その違い
- 右葉中の透過性低下がみられる疾患とは?
- 誤嚥性肺炎と鑑別すべき疾患
- 【症例3】猫の気管支パターン
- 鑑別すべき猫の気管支パターンとは?
- 【症例4】縦隔拡大
- 前縦隔拡大の評価ポイント
- 縦隔病変の鑑別のポイント
- 【症例5】犬の胸水貯留
- 胸腔内の透過性低下の解釈
- なぜ、腹水貯留が生じるのか?
- 肺葉捻転の特徴的なX線所見とは?
- 【症例6】肝臓腫大
- 肝臓腫瘤の見逃しを防ぐ方法
- 【症例7】腹腔内腫瘤
- 【症例8】腹腔内の石灰化病変
- X線不透過性物質の領域ごとの鑑別
- 【症例9】腹腔内コントラストの低下
- 【症例10】後腹膜腔内のX線透過性低下
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 2セクション(合計150分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: CASE1~4(86分)
- CASE1~猫の心拡大~/CASE2~右中葉の肺胞パターン~/CASE3~猫の気管支パターン~/CASE4~縦隔拡大~
- Sec2: CASE5~10(64分)
- CASE5~胸水貯留~/CASE6~肝臓腫大~/CASE7~腹腔内腫瘤~/CASE8~腹腔内の石灰化病変~/CASE9~腹腔内コントラストの低下~/CASE10~後腹膜腔内のX線透過性低下~
講師:華園 究
獣医師歴20年。画像診断が専門であり、酪農学園大学附属動物医療センターにてレントゲン検査からMRIまで担当。これまで、30,000頭を超える患者の診療に対応する。無麻酔、低コスト、広範囲の撮影が可能なX線検査のメリットを正しく伝えるため、積極的に講演もおこなっている。
なぜ、このX線所見を知っているとエコーでは発見の難しい腹部病変にすぐ気づけるのか?
X線検査って、わかりにくいと思いませんか?
昔も今も、X線検査は獣医療に欠かせない検査のひとつです。もちろん、先生の病院にもX線検査装置があるはずです。
では先生は、日々の臨床でX線検査を診断に活用できていますか?
X線は、どこの病院にもあるポピュラーな検査機器ですが、「画像が白黒なので異常を見つけにくい」「どこを見ればいいのかわからない」「異常を発見しても、解釈の仕方がわからない」など、わからないことだらけのため、臨床に活用できずにいるドクターもたくさんいらっしゃいます。
もしかすると先生も、X線検査にわかりにくさを感じているかもしれませんが…
「エコー検査だけ」の獣医師がハマる落とし穴
たとえば腹部の検査を例に考えてみます。X線検査・エコー検査のどちらも、腹部の病変を検出するのに有効な検査です。
しかし両者を比べると、エコーの方が三次元的で病変がみやすい特徴があります。そのため、「腹部の検査はエコーだけ」というドクターも多いと聞きます。
しかし、ここに落とし穴があります。それは、エコーでは発見が難しい病変があること。
X線検査は一枚の画像で広い範囲を描出できるのに対し、エコーは描出範囲が狭いため、くまなくプローブを当てているつもりでも死角ができてしまうのです。
結果的に、X線検査をせずにエコー検査だけを実施すると、病変を見逃し、病気を診断できないケースが出てくるのです。エコーで描出できない死角に深刻な病変が隠れている症例もいますし、エコーではわからない骨や骨盤腔に異常がある症例も珍しくありません。
エコーの弱点をカバーできる検査だからこそ、X線検査を見直すことが診断力アップに直結するのですが…
画像診断専門医が教える「X線読影の極意」
本教材のテーマは、「10症例で学ぶ!X線読影マスタープログラム」です。
その目的は、X線画像の読影力を磨くことで病変の見落としや誤診を大きく減らし、診断力をアップしていただくことです。
わかりにくいと感じるドクターの多いX線検査だからこそ、実際の10症例をベースに臨床に活かせる実践的な読影スキルを身につけていただける構成にしました。また、「クイズ形式」で楽しみながら学べるのも他にはない特徴です。
まずは、何も情報がないところからX線画像だけをご覧いただきますので、ぜひ先生も「どこに異常があるのか?」「その異常をどう解釈するのか?」を考えながら読影力を磨いてください。
診断力アップに直結する検査だからこそ、先生も、X線画像の読影力に磨きをかけませんか?
- 【症例1】猫の心拡大
- 知っておきたい猫の心臓の正常像
- Clock Diagramによる心臓の評価
- どうやって、左房拡大を判断するのか?
- 猫の左房拡大(HCM)所見のポイント
- 【症例2】右中葉の肺胞パターン
- 4種類の肺胞パターンと、その違い
- 右葉中の透過性低下がみられる疾患とは?
- 誤嚥性肺炎と鑑別すべき疾患
- 【症例3】猫の気管支パターン
- 鑑別すべき猫の気管支パターンとは?
- 【症例4】縦隔拡大
- 前縦隔拡大の評価ポイント
- 縦隔病変の鑑別のポイント
- 【症例5】犬の胸水貯留
- 胸腔内の透過性低下の解釈
- なぜ、腹水貯留が生じるのか?
- 肺葉捻転の特徴的なX線所見とは?
- 【症例6】肝臓腫大
- 肝臓腫瘤の見逃しを防ぐ方法
- 【症例7】腹腔内腫瘤
- 【症例8】腹腔内の石灰化病変
- X線不透過性物質の領域ごとの鑑別
- 【症例9】腹腔内コントラストの低下
- 【症例10】後腹膜腔内のX線透過性低下
講師:華園 究
獣医師歴20年。画像診断が専門であり、酪農学園大学附属動物医療センターにてレントゲン検査からMRIまで担当。これまで、30,000頭を超える患者の診療に対応する。無麻酔、低コスト、広範囲の撮影が可能なX線検査のメリットを正しく伝えるため、積極的に講演もおこなっている。
- 収録内訳
- 2セクション(合計150分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:CASE1~4(86分)
- CASE1~猫の心拡大~/CASE2~右中葉の肺胞パターン~/CASE3~猫の気管支パターン~/CASE4~縦隔拡大~
- Sec2:CASE5~10(64分)
- CASE5~胸水貯留~/CASE6~肝臓腫大~/CASE7~腹腔内腫瘤~/CASE8~腹腔内の石灰化病変~/CASE9~腹腔内コントラストの低下~/CASE10~後腹膜腔内のX線透過性低下~