なぜ、遺伝性疾患に詳しくなれば「理由がわからないまま死んでしまった」というケースが大幅に減少し、より幅広い視野で、より正確な診断、治療の選択が可能になりますが…
動物の遺伝性疾患の解明が進まない理由
その理由は、獣医療の現場で遭遇する遺伝病は、生後ある程度の期間を経て発症する疾患に限られてしまうから。 そもそも、動物の遺伝性疾患は研究し難い分野なのです。しかし、動物の遺伝性疾患において近年多くのことが明らかになってきました…
たとえば、猫の多発性嚢胞腎(PKD)では…
たとえば、遺伝性疾患のひとつである猫のピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損)のお話です。この疾患はPKをコードするPKLR遺伝子変異が原因でおこり、赤血球機能異常である非球状赤血球性溶血性貧血が起こってしまいます。この遺伝性疾患は主にアビシニアンやソマリにみられる疾患でした。
しかし近年の調査では、アビシニアンやソマリに限らず多くの純血種、雑種にも認められる疾患であることがわかってきました。 日本でも、日本猫系雑種などに遺伝子異常を有した猫が確認されはじめているのです。つまり、獣医療においても遺伝性疾患の研究が進み「少ない病気」から「めずらしくない病気」になろうとしているのですが…
この事実と、どのように向き合いますか?
答えは聞くまでもありませんよね。志の高い先生ならば、必ず興味を持つでしょう。そして動物の遺伝性疾患をもっと詳しく知り、日常臨床に役立てたいと思うはず。
実際、遺伝性疾患に詳しくなると、先生は今後の診療でもっと幅広い視野を持ちながら、より正確な診断、治療法の選択が可能になります。「でも、どこで遺伝性疾患を学べばよいのか?」と思われたなら、今回の映像教材がオススメです。
講師は、学生時代より遺伝性疾患を研究し続けている古澤先生。この映像教材では、先生が日常臨床で遭遇する可能性が高い遺伝性疾患について、病態生理、臨床症状、検査所見、診断が学べます。よりよい診療を提供したい先生にとって持っておいて損のない教材です。
多発性嚢胞腎
- 猫における多発性嚢胞腎とは?
- 発症のメカニズム
- 雑種猫の症例解説
猫のピルビン酸キナーゼ欠損症
- 臨床徴候について
- 診断で注意すべきこと
- 治療と予後について
家族性アミロイドーシス
- 臨床徴候について
- 遺伝子検査を行わない理由
- 治療と予後について
ライソゾーム病
- 臨床診断について
- 生化学的診断について
- 遺伝子診断の適応とは?
神経セロイドリポフスチン症(NCL)
- 猫のNCLは本当に少ないのか?
- NCLの症例解説
- 3つの考察
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 2セクション(合計55分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
- Sec1: 身近に潜む遺伝病【前編】(26分)
- 多発性嚢胞腎/猫のピルビン酸キナーゼ欠損症
- Sec2: 身近に潜む遺伝病【後編】(29分)
- 家族性アミロイドーシス/ライソゾーム病/遺伝性膵炎
講師:古澤 悠
学生時代より、動物の遺伝性疾患を専門的に研究。1次診療施設に4年間務め、年間5000件を診療し、現在は鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院で勤務。特任助教として、臨床家として、遺伝性疾患の研究、専門的な臨床に取り組む。
なぜ、遺伝性疾患に詳しくなれば「理由がわからないまま死んでしまった」というケースが大幅に減少し、より幅広い視野で、より正確な診断、治療の選択が可能になりますが…
動物の遺伝性疾患の解明が進まない理由
その理由は、獣医療の現場で遭遇する遺伝病は、生後ある程度の期間を経て発症する疾患に限られてしまうから。 そもそも、動物の遺伝性疾患は研究し難い分野なのです。しかし、動物の遺伝性疾患において近年多くのことが明らかになってきました…
たとえば、猫の多発性嚢胞腎(PKD)では…
たとえば、遺伝性疾患のひとつである猫のピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損)のお話です。この疾患はPKをコードするPKLR遺伝子変異が原因でおこり、赤血球機能異常である非球状赤血球性溶血性貧血が起こってしまいます。この遺伝性疾患は主にアビシニアンやソマリにみられる疾患でした。
しかし近年の調査では、アビシニアンやソマリに限らず多くの純血種、雑種にも認められる疾患であることがわかってきました。 日本でも、日本猫系雑種などに遺伝子異常を有した猫が確認されはじめているのです。つまり、獣医療においても遺伝性疾患の研究が進み「少ない病気」から「めずらしくない病気」になろうとしているのですが…
この事実と、どのように向き合いますか?
答えは聞くまでもありませんよね。志の高い先生ならば、必ず興味を持つでしょう。そして動物の遺伝性疾患をもっと詳しく知り、日常臨床に役立てたいと思うはず。
実際、遺伝性疾患に詳しくなると、先生は今後の診療でもっと幅広い視野を持ちながら、より正確な診断、治療法の選択が可能になります。「でも、どこで遺伝性疾患を学べばよいのか?」と思われたなら、今回の映像教材がオススメです。
講師は、学生時代より遺伝性疾患を研究し続けている古澤先生。この映像教材では、先生が日常臨床で遭遇する可能性が高い遺伝性疾患について、病態生理、臨床症状、検査所見、診断が学べます。よりよい診療を提供したい先生にとって持っておいて損のない教材です。
多発性嚢胞腎
- 猫における多発性嚢胞腎とは?
- 発症のメカニズム
- 雑種猫の症例解説
猫のピルビン酸キナーゼ欠損症
- 臨床徴候について
- 診断で注意すべきこと
- 治療と予後について
家族性アミロイドーシス
- 臨床徴候について
- 遺伝子検査を行わない理由
- 治療と予後について
ライソゾーム病
- 臨床診断について
- 生化学的診断について
- 遺伝子診断の適応とは?
神経セロイドリポフスチン症(NCL)
- 猫のNCLは本当に少ないのか?
- NCLの症例解説
- 3つの考察
講師:古澤 悠
学生時代より、動物の遺伝性疾患を専門的に研究。1次診療施設に4年間務め、年間5000件を診療し、現在は鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院で勤務。特任助教として、臨床家として、遺伝性疾患の研究、専門的な臨床に取り組む。
- 収録内訳
- 2セクション(合計55分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:身近に潜む遺伝病【前編】(26分)
- 多発性嚢胞腎/猫のピルビン酸キナーゼ欠損症
- Sec2:身近に潜む遺伝病【後編】(29分)
- 家族性アミロイドーシス/ライソゾーム病/遺伝性膵炎