なぜ、たった1回の期外収縮が 猫では見逃してはいけない 異常サインになるのでしょうか?
※ 5つの病院で「原因不明」だった猫
福島先生が今も強く印象に残っているという、一頭の猫がいます。その猫は「急に倒れ、けいれんする」という主訴で、5つもの動物病院を受診していたにもかかわらず、失神の原因は分からないままでした。
高カリウム血症の治療を受けても改善は乏しく、発作時には瞳孔を大きく開き、絶叫するように倒れた後、数秒で何事もなかったように動き出します。一般的な検査でも決め手はなく、心電図も判読困難でした。
転機となったのは、ご家族の動画と四肢誘導で記録された、たった1回の期外収縮です。そのわずかな手がかりから不整脈による失神が疑われ、ホルター心電図で原因が判明し、最終的にペースメーカー埋め込みへとつながった症例です。
※ なぜ、猫の失神・不整脈は見逃されやすいのか?
この症例が示しているのは、最初に診察した先生方の技術不足ではありません。重要なのは、猫の循環器診療には、日常診療の流れだけでは見落としやすい「構造的な盲点」があるということです。
まず猫の失神は、絶叫や四肢のピクつきを伴い、てんかん発作のように見えることがあります。さらに、心エコーで形態や動きに大きな異常が見えなくても、心筋障害や伝導異常といった電気的な問題は残り得ます。
しかも猫の心電図は、波形が小さくノイズも多いため、記録も解釈も容易ではありません。つまり本当の問題は検査不足ではなく、猫で何を疑い、どの所見を重く見て、どこで次の検査につなぐかという基準が十分に整理されていないことなのです。
※ 循環器診療の精度を高める「猫の心電図検査」
では、こうした盲点をどう埋めればよいのでしょうか。必要なのは、心エコーか心電図かを二者択一で考えることではありません。
心エコーで形態や動き、血流を評価しつつ、それだけでは拾いにくい電気的異常を心電図で補うことです。つまり、猫の循環器診療において心電図は、心エコーの代替ではなく、見落としを減らすための「重要な補完手段」なのです。ただし猫では、波形が小さい、記録が不安定、犬の基準では誤って解釈しやすいといった難しさがあります。
本教材では、猫専用の心電図の取り方、読み方、不整脈の見極め方、さらに治療へのつなげ方までを一連の流れで学べるように整理。これにより、原因不明で終わりがちだった症例にも、もう一歩踏み込むための判断材料を得やすくなります。
先生も、抗がん剤治療を「知っている」で終わらせず、
安全に運用できる判断力へ変えていきませんか?
- 心電図とは、いったい何か?
- 心電図検査の「8つのメリット」とは?
- 膜電位を理解するポイント
- 知っておきたい心周期の基本
- 作業心筋における「4つの状態」とは?
- 2種類の心電図の誘導法と、その違い
- 双極肢誘導と単極肢誘導の軸
- 心電図波形の極性を理解するポイント
- どうやって、心電図を計測するのか?
- 猫の心疾患に用いられるバイオマーカーとは?
- NT–proBNP値に影響を及ぼす要因
- 心筋トロポニンI(cTnI)を理解するポイント
- 知っておきたい不整脈の基本
- 生命に危険な不整脈とは?
- ホルター心電図と他の心電図法との比較
- よりよいホルター心電図記録を得るためのポイント
- 高度房室ブロックとは、何か?
- 不整脈に対する「3つの治療法」とは?
- アトロピン負荷試験のやり方
- 徐脈に対する代表的な治療薬と、その使い方
- 頻脈に対する代表的な治療薬と、その使い方
- β-ブロッカーの「4つの分類」
- カルベジロール使用のポイントと注意点
- 徐脈と頻脈に共通する治療薬とは?
- 実際の症例に学ぶ、不整脈の診断のポイント
福島隆治先生の映像教材を推薦します

「新天地からの循環器DVDの第一弾 心電図!」
推薦者:日本獣医生命科学大学
松本 浩毅 先生
本DVDは心電図を学ぶための電気生理学的な視点をふんだんに盛り込んだsection 1から実際の例を解説するsection 4までで構成されており、section 2とsection 3では種々の検査や薬剤と心電図所見の関連性について解説されています。各sectionの内容は要点が明確に示されているため、視聴したsectionの内容はその前に視聴した、あるいはその次に視聴するsectionの内容の理解の手助けとなっています。したがって、必ずしも各sectionを順番に視聴する必要はなく、興味を持ったsectionから視聴していただきことをお勧めします。そんな内容構成にできたのは、福島先生の碩学と豊富な臨床経験とともに新たな環境での更なる情熱があってこそだと推察します。循環器病を専門とする、あるいはこれから目指す諸兄姉にあっても心電図の読解が苦手な場合が少なくないことを散見しています。ぜひ、このDVDを繰り返し視聴することで心電図への興味を深くしていただければ幸いです。また、このDVDを繰り返し視聴することを可能とする一因として、福島先生の語り口の魅力も忘れてはなりません。

「猫の心電図を読み解き、確かな治療判断へ」
推薦者:麻布大学附属動物病院 循環器・呼吸器科(内科・外科)
麻布大学 小動物外科学研究室
准教授 青木 卓磨 先生
猫の不整脈診療の要は、心電図を正確に記録して波形を読み解き、臨床徴候や基礎心疾患を踏まえて、治療の必要性を見極めることにあります。福島隆治先生は、心電図と不整脈の教育ならびに研究に長年携わり、専門書の監修や学会講習会を通じて、多くの獣医師の学びを支えてこられました。本教材は、猫の心電図の記録法から、心臓バイオマーカーと心電図検査結果の解釈、不整脈の治療、症例提示までを扱い、検査から治療までを一貫して学べる構成です。猫に焦点を当て、基礎知識を臨床判断につなげて学べる点に、大きな意義があると考えます。心電図に苦手意識を持つ先生や日々の診療で判断に迷う先生はもちろん、将来、日本獣医循環器学会の認定医取得を目指す先生にも、猫の不整脈診療への理解を深める教材として、是非お薦めいたします。

※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
特別価格25,980円(税込28,578円)
(特別価格販売は11月15日まで)
- 教材内容
- 4セクション(合計185分収録)
- 特典
- Sec1: 猫の心電図のとり方(56分)
- 心電図の基礎/心電図波形の極性/猫において大きな心電図波形を得るコツ
- Sec2: 心臓バイオマーカーと心電図検査結果の解釈(57分)
- バイオマーカー/心電図検査所見の読み解きのコツ/不整脈
- Sec3: 不整脈に対する治療法(53分)
- 使用薬剤の特徴と適応/徐脈に対する治療薬/頻脈に対する治療薬/徐脈と頻脈に共通する治療薬/その他の治療
- Sec4: 不整脈に対する治療法(19分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④/症例⑤/症例⑥
講師:福島 隆治
元東京農工大学教授・獣医学博士。大学での教育・研究に加え、動物医療センター長や、小金井動物救急医療センター長を歴任。一次診療、二次診療、救急まで幅広い現場経験を持つ。2026年に東京農工大学を退職した後、「動物ME解析センター」を設立。現在は、高度な二次診療の支援や外部との診療業務提携など、獣医療の発展に向けた活動を行っている。

なぜ、たった1回の期外収縮が 猫では見逃してはいけない 異常サインになるのでしょうか?
※ 5つの病院で「原因不明」だった猫
福島先生が今も強く印象に残っているという、一頭の猫がいます。その猫は「急に倒れ、けいれんする」という主訴で、5つもの動物病院を受診していたにもかかわらず、失神の原因は分からないままでした。
高カリウム血症の治療を受けても改善は乏しく、発作時には瞳孔を大きく開き、絶叫するように倒れた後、数秒で何事もなかったように動き出します。一般的な検査でも決め手はなく、心電図も判読困難でした。
転機となったのは、ご家族の動画と四肢誘導で記録された、たった1回の期外収縮です。そのわずかな手がかりから不整脈による失神が疑われ、ホルター心電図で原因が判明し、最終的にペースメーカー埋め込みへとつながった症例です。
※ なぜ、猫の失神・不整脈は見逃されやすいのか?
この症例が示しているのは、最初に診察した先生方の技術不足ではありません。重要なのは、猫の循環器診療には、日常診療の流れだけでは見落としやすい「構造的な盲点」があるということです。
まず猫の失神は、絶叫や四肢のピクつきを伴い、てんかん発作のように見えることがあります。さらに、心エコーで形態や動きに大きな異常が見えなくても、心筋障害や伝導異常といった電気的な問題は残り得ます。
しかも猫の心電図は、波形が小さくノイズも多いため、記録も解釈も容易ではありません。つまり本当の問題は検査不足ではなく、猫で何を疑い、どの所見を重く見て、どこで次の検査につなぐかという基準が十分に整理されていないことなのです。
※ 循環器診療の精度を高める「猫の心電図検査」
では、こうした盲点をどう埋めればよいのでしょうか。必要なのは、心エコーか心電図かを二者択一で考えることではありません。
心エコーで形態や動き、血流を評価しつつ、それだけでは拾いにくい電気的異常を心電図で補うことです。つまり、猫の循環器診療において心電図は、心エコーの代替ではなく、見落としを減らすための「重要な補完手段」なのです。ただし猫では、波形が小さい、記録が不安定、犬の基準では誤って解釈しやすいといった難しさがあります。
本教材では、猫専用の心電図の取り方、読み方、不整脈の見極め方、さらに治療へのつなげ方までを一連の流れで学べるように整理。これにより、原因不明で終わりがちだった症例にも、もう一歩踏み込むための判断材料を得やすくなります。
先生も、抗がん剤治療を「知っている」で終わらせず、
安全に運用できる判断力へ変えていきませんか?
- 心電図とは、いったい何か?
- 心電図検査の「8つのメリット」とは?
- 膜電位を理解するポイント
- 知っておきたい心周期の基本
- 作業心筋における「4つの状態」とは?
- 2種類の心電図の誘導法と、その違い
- 双極肢誘導と単極肢誘導の軸
- 心電図波形の極性を理解するポイント
- どうやって、心電図を計測するのか?
- 猫の心疾患に用いられるバイオマーカーとは?
- NT–proBNP値に影響を及ぼす要因
- 心筋トロポニンI(cTnI)を理解するポイント
- 知っておきたい不整脈の基本
- 生命に危険な不整脈とは?
- ホルター心電図と他の心電図法との比較
- よりよいホルター心電図記録を得るためのポイント
- 高度房室ブロックとは、何か?
- 不整脈に対する「3つの治療法」とは?
- アトロピン負荷試験のやり方
- 徐脈に対する代表的な治療薬と、その使い方
- 頻脈に対する代表的な治療薬と、その使い方
- β-ブロッカーの「4つの分類」
- カルベジロール使用のポイントと注意点
- 徐脈と頻脈に共通する治療薬とは?
- 実際の症例に学ぶ、不整脈の診断のポイント
講師:福島 隆治
元東京農工大学教授・獣医学博士。大学での教育・研究に加え、動物医療センター長や、小金井動物救急医療センター長を歴任。一次診療、二次診療、救急まで幅広い現場経験を持つ。2026年に東京農工大学を退職した後、「動物ME解析センター」を設立。現在は、高度な二次診療の支援や外部との診療業務提携など、獣医療の発展に向けた活動を行っている。
福島隆治先生の映像教材を推薦します

「新天地からの循環器DVDの第一弾 心電図!」
推薦者:日本獣医生命科学大学
松本 浩毅 先生
本DVDは心電図を学ぶための電気生理学的な視点をふんだんに盛り込んだsection 1から実際の例を解説するsection 4までで構成されており、section 2とsection 3では種々の検査や薬剤と心電図所見の関連性について解説されています。各sectionの内容は要点が明確に示されているため、視聴したsectionの内容はその前に視聴した、あるいはその次に視聴するsectionの内容の理解の手助けとなっています。したがって、必ずしも各sectionを順番に視聴する必要はなく、興味を持ったsectionから視聴していただきことをお勧めします。そんな内容構成にできたのは、福島先生の碩学と豊富な臨床経験とともに新たな環境での更なる情熱があってこそだと推察します。循環器病を専門とする、あるいはこれから目指す諸兄姉にあっても心電図の読解が苦手な場合が少なくないことを散見しています。ぜひ、このDVDを繰り返し視聴することで心電図への興味を深くしていただければ幸いです。また、このDVDを繰り返し視聴することを可能とする一因として、福島先生の語り口の魅力も忘れてはなりません。

「猫の心電図を読み解き、確かな治療判断へ」
推薦者:麻布大学附属動物病院 循環器・呼吸器科(内科・外科)
麻布大学 小動物外科学研究室
准教授 青木 卓磨 先生
猫の不整脈診療の要は、心電図を正確に記録して波形を読み解き、臨床徴候や基礎心疾患を踏まえて、治療の必要性を見極めることにあります。福島隆治先生は、心電図と不整脈の教育ならびに研究に長年携わり、専門書の監修や学会講習会を通じて、多くの獣医師の学びを支えてこられました。本教材は、猫の心電図の記録法から、心臓バイオマーカーと心電図検査結果の解釈、不整脈の治療、症例提示までを扱い、検査から治療までを一貫して学べる構成です。猫に焦点を当て、基礎知識を臨床判断につなげて学べる点に、大きな意義があると考えます。心電図に苦手意識を持つ先生や日々の診療で判断に迷う先生はもちろん、将来、日本獣医循環器学会の認定医取得を目指す先生にも、猫の不整脈診療への理解を深める教材として、是非お薦めいたします。
- 収録内訳
- 4セクション(合計185分収録)
- 特典
- Sec1:猫の心電図のとり方(56分)
- 心電図の基礎/心電図波形の極性/猫において大きな心電図波形を得るコツ
- Sec2:心臓バイオマーカーと心電図検査結果の解釈(57分)
- バイオマーカー/心電図検査所見の読み解きのコツ/不整脈
- Sec3:不整脈に対する治療法(53分)
- 使用薬剤の特徴と適応/徐脈に対する治療薬/頻脈に対する治療薬/徐脈と頻脈に共通する治療薬/その他の治療
- Sec4:不整脈に対する治療法(19分)
- 症例①/症例②/症例③/症例④/症例⑤/症例⑥
