VET MOVIE 医療情報研究所

なぜ、犬の喉頭麻痺診療は病気を知っていても対応に迷いが生じてしまうのでしょうか?

※喉頭麻痺を疑う症例で何を優先すべきか?

ヒューヒューと苦しそうに呼吸する犬が、診察室へ運び込まれてくる。喉頭麻痺の救急対応における、あの独特の緊張感を、先生も一度は体験されたことがあるはずです。わずかな判断の遅れや処置の躊躇が、その後の転帰を大きく左右しかねません。

だからこそ先生も、この呼吸状態をどこまで切迫したものとして捉えるべきか、安定化を優先すべきか、あるいは検査を進めるべきか。そう迷われたことがあるのではないでしょうか。自院で可能な範囲の対応を優先して考えるのは、自然で誠実な判断です。

一方で喉頭麻痺の対応は、内科で支えられるのか、それとも外科的対応へ踏み切るべきかの見極めが不十分だと、躊躇してしまいがちです。命をつなぎたい、QOLを守りたいという思いがあっても、診療後に「この判断でよかったのか」と迷いが残る。これが、多くのかかりつけ医が抱える現実ではないでしょうか。

※教科書的な知識を、現場でどう応用するか?

この迷いは、先生の熱意や努力が足りないから生まれるものではありません。喉頭麻痺診療が難しいのは緊急性が高いだけでなく、普段の診療で身についている順序がそのままでは通用しない点にあります。

通常の診療では「検査で所見を揃えて診断する」のが原則ですが、喉頭麻痺では検査を急ぐ前にまず酸素化や冷却などの「安定化」を最優先すべき場面があり、対応の順序そのものが逆転します。

そのため現場では、何を先におこない、何を後に回すべきかという優先順位の判断が曖昧になりやすいのです。

つまり本当の問題は、知識があるかないかではなく、X線画像の評価限界や咳の裏に隠れた機能障害など、「教科書通り」では片づかない現場での判断基準を整理する機会が少なかったことにあります。

※安全に次へつなぐための判断基準を整理

緊急疾患のニーズが高まる今、喉頭麻痺に対して適切な初期判断と対応ができるかどうかは、単なる知識の差ではありません。それは、動物とご家族に示せる治療選択肢の差であり、かかりつけ医としてどこまで可能性を残せるかの差でもあります。

本教材の目的は、すべての症例を自院で完結させることだけではありません。どの段階で安定化を優先するか、どこまで内科で支え、どこで外科へ踏み切るか、どのタイミングで二次診療へ紹介すべきかなど、一次診療の現場で真に必要な判断基準を整理することです。

対応への不安から処置をためらい、紹介の遅れや迷いを残してしまう状態から抜けだすために。本教材が、緊急呼吸器診療の可能性を広げる確かな助けになるはずです。

先生も、喉頭麻痺の診断・緊急対応・治療を学び
「地域のかかりつけ医」としての対応力を高めませんか?

  • 最初に知っておきたい喉頭麻痺の基本
  • 2種類の異常呼吸音と、その違い
  • 気管挿管による安定化のメリットとは?
  • 先天性、後天性喉頭麻痺と、その違い
  • 5つのタイプに分けられる喉頭麻痺について
  • なぜ、喉頭が開かなくなるのか?
  • 画像診断による検査のポイントと注意点
  • 喉頭内視鏡検査で、何を見るのか?
  • どの鎮静薬を使用するのがよいのか?
  • 映像で学ぶ、咽喉頭内視鏡検査のポイントと注意点
  • ドキサプラムの効果的な使い方
  • 左側の片側喉頭麻痺+PMの内視鏡画像
  • 内視鏡の代わりにスマートフォンを活用するアイデア
  • 喉頭虚脱のStage分類(重症度分類)
  • 映像で学ぶ、喉頭超音波検査の手技
  • 正常と喉頭麻痺の喉頭超音波検査所見
  • 喉頭麻痺の治療選択肢
  • 一時気管切開術の適応とは?
  • 一時気管切開術のインフォームのポイント
  • 一時気管切開術に用いる器具・道具
  • いざという時の一時気管切開用チューブ作成方法
  • 映像で学ぶ、気管切開の術式(気管チューブ設置)
  • 一時気管切開術のトレーニング方法
  • 披裂軟骨側方化術のポイントと注意点
  • 永久気管切開術のポイントと注意点
  • 映像で学ぶ、喉頭小嚢切除術の術式

末松先生の映像教材を推薦します

「喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指せます」

「喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指せます」

推薦者:TRVA動物医療センター副院長
松方 聡 先生

末松先生の喉頭麻痺のオペ助手に初めて入った時の驚きを、今でも鮮明に覚えています。「タイバックってこんなに早く終わるの?!」。切皮から抜管まで、わずか1時間足らず。呼吸器外科の第一人者である末松先生の豊富な経験と知識、洗練された技術を目の当たりにした瞬間でした。そんな末松先生による本教材には、手術や超音波検査の動画が豊富に収録され、喉頭麻痺の診断から救急対応、根治治療までが実践的に網羅されています。喉頭麻痺をはじめとする上気道閉塞では、迅速な判断と初期対応が求められます。一時気管切開は、すぐに根治手術が難しい場合にも患者を安定化させる重要な選択肢であり、救急病院である当院でも実施します。私自身、末松先生から直接指導を受け、より短時間で、より丁寧に、自信を持って気管切開を実施できるようになりました。そして先日、ついに「完璧な気管切開でした」と言っていただくことができました。知識を「知っている」から、目の前の患者に「できる」へ。その一歩を踏み出すヒントがこの教材には詰まっています。ぜひ皆さんも末松先生の技術を吸収して、喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指しましょう!


なぜ、犬の喉頭麻痺診療は病気を知っていても対応に迷いが生じてしまうのでしょうか?

※喉頭麻痺を疑う症例で何を優先すべきか?

ヒューヒューと苦しそうに呼吸する犬が、診察室へ運び込まれてくる。喉頭麻痺の救急対応における、あの独特の緊張感を、先生も一度は体験されたことがあるはずです。わずかな判断の遅れや処置の躊躇が、その後の転帰を大きく左右しかねません。

だからこそ先生も、この呼吸状態をどこまで切迫したものとして捉えるべきか、安定化を優先すべきか、あるいは検査を進めるべきか。そう迷われたことがあるのではないでしょうか。自院で可能な範囲の対応を優先して考えるのは、自然で誠実な判断です。

一方で喉頭麻痺の対応は、内科で支えられるのか、それとも外科的対応へ踏み切るべきかの見極めが不十分だと、躊躇してしまいがちです。命をつなぎたい、QOLを守りたいという思いがあっても、診療後に「この判断でよかったのか」と迷いが残る。これが、多くのかかりつけ医が抱える現実ではないでしょうか。

※教科書的な知識を、現場でどう応用するか?

この迷いは、先生の熱意や努力が足りないから生まれるものではありません。喉頭麻痺診療が難しいのは緊急性が高いだけでなく、普段の診療で身についている順序がそのままでは通用しない点にあります。

通常の診療では「検査で所見を揃えて診断する」のが原則ですが、喉頭麻痺では検査を急ぐ前にまず酸素化や冷却などの「安定化」を最優先すべき場面があり、対応の順序そのものが逆転します。

そのため現場では、何を先におこない、何を後に回すべきかという優先順位の判断が曖昧になりやすいのです。

つまり本当の問題は、知識があるかないかではなく、X線画像の評価限界や咳の裏に隠れた機能障害など、「教科書通り」では片づかない現場での判断基準を整理する機会が少なかったことにあります。

※安全に次へつなぐための判断基準を整理

緊急疾患のニーズが高まる今、喉頭麻痺に対して適切な初期判断と対応ができるかどうかは、単なる知識の差ではありません。それは、動物とご家族に示せる治療選択肢の差であり、かかりつけ医としてどこまで可能性を残せるかの差でもあります。

本教材の目的は、すべての症例を自院で完結させることだけではありません。どの段階で安定化を優先するか、どこまで内科で支え、どこで外科へ踏み切るか、どのタイミングで二次診療へ紹介すべきかなど、一次診療の現場で真に必要な判断基準を整理することです。

対応への不安から処置をためらい、紹介の遅れや迷いを残してしまう状態から抜けだすために。本教材が、緊急呼吸器診療の可能性を広げる確かな助けになるはずです。

先生も、喉頭麻痺の診断・緊急対応・治療を学び
「地域のかかりつけ医」としての対応力を高めませんか?

  • 最初に知っておきたい喉頭麻痺の基本
  • 2種類の異常呼吸音と、その違い
  • 気管挿管による安定化のメリットとは?
  • 先天性、後天性喉頭麻痺と、その違い
  • 5つのタイプに分けられる喉頭麻痺について
  • なぜ、喉頭が開かなくなるのか?
  • 画像診断による検査のポイントと注意点
  • 喉頭内視鏡検査で、何を見るのか?
  • どの鎮静薬を使用するのがよいのか?
  • 映像で学ぶ、咽喉頭内視鏡検査のポイントと注意点
  • ドキサプラムの効果的な使い方
  • 左側の片側喉頭麻痺+PMの内視鏡画像
  • 内視鏡の代わりにスマートフォンを活用するアイデア
  • 喉頭虚脱のStage分類(重症度分類)
  • 映像で学ぶ、喉頭超音波検査の手技
  • 正常と喉頭麻痺の喉頭超音波検査所見
  • 喉頭麻痺の治療選択肢
  • 一時気管切開術の適応とは?
  • 一時気管切開術のインフォームのポイント
  • 一時気管切開術に用いる器具・道具
  • いざという時の一時気管切開用チューブ作成方法
  • 映像で学ぶ、気管切開の術式(気管チューブ設置)
  • 一時気管切開術のトレーニング方法
  • 披裂軟骨側方化術のポイントと注意点
  • 永久気管切開術のポイントと注意点
  • 映像で学ぶ、喉頭小嚢切除術の術式

講師:末松 正弘
2004年に日本獣医生命科学大学を卒業後、山形県内の動物病院に勤務。2007年から大分県日田市のAMC末松どうぶつ病院で勤務し、2023年から院長。呼吸器・循環器センターを立ち上げ、特に呼吸器外科に力を入れている。論文も多く投稿しており、国内外で学術活動を行い28に及ぶ受賞歴を持つ、呼吸器外科のトップランナーである。2026年には日本獣医呼吸器学会を設立し、会長に就任。日本の動物呼吸器学の発展に全力を尽くしている。

末松先生の映像教材を推薦します

「喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指せます」

「喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指せます」

推薦者:TRVA動物医療センター副院長
松方 聡 先生

末松先生の喉頭麻痺のオペ助手に初めて入った時の驚きを、今でも鮮明に覚えています。「タイバックってこんなに早く終わるの?!」。切皮から抜管まで、わずか1時間足らず。呼吸器外科の第一人者である末松先生の豊富な経験と知識、洗練された技術を目の当たりにした瞬間でした。そんな末松先生による本教材には、手術や超音波検査の動画が豊富に収録され、喉頭麻痺の診断から救急対応、根治治療までが実践的に網羅されています。喉頭麻痺をはじめとする上気道閉塞では、迅速な判断と初期対応が求められます。一時気管切開は、すぐに根治手術が難しい場合にも患者を安定化させる重要な選択肢であり、救急病院である当院でも実施します。私自身、末松先生から直接指導を受け、より短時間で、より丁寧に、自信を持って気管切開を実施できるようになりました。そして先日、ついに「完璧な気管切開でした」と言っていただくことができました。知識を「知っている」から、目の前の患者に「できる」へ。その一歩を踏み出すヒントがこの教材には詰まっています。ぜひ皆さんも末松先生の技術を吸収して、喉頭麻痺への「完璧な対応」を目指しましょう!

収録内訳
5セクション(合計164分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:喉頭麻痺の概要と画像診断(39分)
はじめに/【動画】臨床症状/喉頭麻痺について/画像診断による検査/
Sec2:喉頭内視鏡検査(39分)
喉頭内視鏡検査について/【動画】内視鏡所見/【動画】ストライダーがある症例/喉頭虚脱のStage分類
Sec3:喉頭超音波検査(8分)
喉頭・気管疾患における超音波検査
Sec4:救急対応(32分)
喉頭麻痺に対する内科治療/一時気管切開術/一時気管切開のトレーニング方法
Sec5:外科手技(46分)
披裂軟骨側方化術/永久気管切開術/喉頭小嚢切除術(顕微鏡下)
通常価格 45,980円
特別価格 25,980円+税

※10月15日まで