VET MOVIE 医療情報研究所

なぜ、犬と同じ手順の聴診では、猫HCMを疑う心音所見を、見落としやすいのでしょうか?

※今、臨床の最前線で「HCM」が無視できない理由

近年、高齢猫の増加に伴い、心疾患の検査を求められる場面が増えているのではないでしょうか。その背景には飼育頭数の増加と高齢化があり、肥大型心筋症(HCM)は避けて通れない疾患です。

実際、9歳以上の猫では約3頭に1頭(29.4%)が罹患しており、心雑音のない「健康に見える猫」でもエコー精査で約15%(14.7–15.5%)にHCMが発見されるとの報告があります。

先生も検診時、無症状の個体にHCMを疑い、改めて向き合った経験があるはずです。HCMはもはや専門病院だけの特別な病気ではありません。一次診療に確実に存在するからこそ、自信を持って向き合えることは、これからの臨床を支える大きな柱となりますが…

※「壁厚>6mm」をどう読み解くか?

HCMの診断基準は「心筋の厚さ6mm以上」と明快ですが、実際の臨床は、その定義だけでは割り切れません。

「心雑音はあるのに壁厚は正常」「壁は確かに厚いが、左房は拡大していない」「壁の一部だけが局所的に6mmを超えている」といった、異常所見と正常所見が混在している症例では、経験豊富な獣医師でも慎重な判断を求められます。

さらに、診断後に続く「今このステージで治療が必要か」「なぜこの薬を選択するのか」という問いに対し、エビデンスに基づいた明確な根拠を示すことも容易ではありません。

こうした不確実性が存在するからこそ、HCM診療には、断片的な検査情報を一本の線に繋ぎ、確信を持って診断から治療へと導く「体系的な思考プロセス」が不可欠なのです。

※病態理解が深まるとHCM診療は
もっと楽しくなる

北海道大学准教授の中村健介先生は、HCM診療の醍醐味を「病態の理解が深まると、シンプルに楽しくなるんです。なぜ心雑音が起こっているのか、治療にはどの薬を選択するのか。そのロジックがわかると、もっと勉強したくなりますし、診療も変わります」と語ります。

もし先生が今「HCM診療は難しい…」と感じていても、ご安心ください。本教材で得られるのは、エコー画像から何を読み取り、どう判断を下すのかという「体系的な思考プロセス」です。

心雑音の正体や薬理作用が病態ロジックでひとつに結びついたとき、目の前の霧がパッと晴れるような納得感を得られます。HCM診療を、知的好奇心が尽きない分野へ変える。本動画セミナーが、その転換点となる学びをご提供します。

一次診療で避けては通れないHCMだからこそ、
明確な根拠で診断、
治療に踏み切れるようになりませんか?

  • 無症状の猫におけるHCMの潜在的有病率とは?
  • 心雑音が発生するメカニズム
  • HCMにより心臓に起こる変化とは?
  • 健康な猫の雑音をどう判断するのか?
  • なぜ、心肥大がなくても雑音が聞こえるのか?
  • ギャロップ音を聞き分けるヒント
  • HCMの診断基準とは?
  • HCMと勘違いされやすい疾患
  • 最初に知っておきたいHCMの基本
  • どうやって、HOCMを診断するのか?
  • 治療法の選択に対する根拠の一例
  • 押さえておきたいACE阻害薬の効果
  • ピモベンダンの使用における注意点
  • ステージB2を判断する検査所見とは?
  • どこから「LA/Aoの異常」とみなすのか?
  • なぜ、左心房短縮率(LAFS)が重要になるのか?
  • 「左房径(LAD)18mm」をどう解釈するか?
  • クロピドグレル+リバーロキサバンの2剤投与の功罪
  • 猫の心不全の難しさとは?
  • なぜ、猫の心不全は胸水を生じるのか?
  • LA/Aoの値と心不全の関連とは?
  • E/A比を読み解くヒント
  • 高拍出性心不全とは、何か?
  • 猫の心不全治療における利尿薬の選択肢

なぜ、犬と同じ手順の聴診では、猫HCMを疑う心音所見を、見落としやすいのでしょうか?

※今、臨床の最前線で「HCM」が無視できない理由

近年、高齢猫の増加に伴い、心疾患の検査を求められる場面が増えているのではないでしょうか。その背景には飼育頭数の増加と高齢化があり、肥大型心筋症(HCM)は避けて通れない疾患です。

実際、9歳以上の猫では約3頭に1頭(29.4%)が罹患しており、心雑音のない「健康に見える猫」でもエコー精査で約15%(14.7–15.5%)にHCMが発見されるとの報告があります。

先生も検診時、無症状の個体にHCMを疑い、改めて向き合った経験があるはずです。HCMはもはや専門病院だけの特別な病気ではありません。一次診療に確実に存在するからこそ、自信を持って向き合えることは、これからの臨床を支える大きな柱となりますが…

※「壁厚>6mm」をどう読み解くか?

HCMの診断基準は「心筋の厚さ6mm以上」と明快ですが、実際の臨床は、その定義だけでは割り切れません。

「心雑音はあるのに壁厚は正常」「壁は確かに厚いが、左房は拡大していない」「壁の一部だけが局所的に6mmを超えている」といった、異常所見と正常所見が混在している症例では、経験豊富な獣医師でも慎重な判断を求められます。

さらに、診断後に続く「今このステージで治療が必要か」「なぜこの薬を選択するのか」という問いに対し、エビデンスに基づいた明確な根拠を示すことも容易ではありません。

こうした不確実性が存在するからこそ、HCM診療には、断片的な検査情報を一本の線に繋ぎ、確信を持って診断から治療へと導く「体系的な思考プロセス」が不可欠なのです。

※病態理解が深まるとHCM診療は
もっと楽しくなる

北海道大学准教授の中村健介先生は、HCM診療の醍醐味を「病態の理解が深まると、シンプルに楽しくなるんです。なぜ心雑音が起こっているのか、治療にはどの薬を選択するのか。そのロジックがわかると、もっと勉強したくなりますし、診療も変わります」と語ります。

もし先生が今「HCM診療は難しい…」と感じていても、ご安心ください。本教材で得られるのは、エコー画像から何を読み取り、どう判断を下すのかという「体系的な思考プロセス」です。

心雑音の正体や薬理作用が病態ロジックでひとつに結びついたとき、目の前の霧がパッと晴れるような納得感を得られます。HCM診療を、知的好奇心が尽きない分野へ変える。本動画セミナーが、その転換点となる学びをご提供します。

一次診療で避けては通れないHCMだからこそ、
明確な根拠で診断、
治療に踏み切れるようになりませんか?

  • 無症状の猫におけるHCMの潜在的有病率とは?
  • 心雑音が発生するメカニズム
  • HCMにより心臓に起こる変化とは?
  • 健康な猫の雑音をどう判断するのか?
  • なぜ、心肥大がなくても雑音が聞こえるのか?
  • ギャロップ音を聞き分けるヒント
  • HCMの診断基準とは?
  • HCMと勘違いされやすい疾患
  • 最初に知っておきたいHCMの基本
  • どうやって、HOCMを診断するのか?
  • 治療法の選択に対する根拠の一例
  • 押さえておきたいACE阻害薬の効果
  • ピモベンダンの使用における注意点
  • ステージB2を判断する検査所見とは?
  • どこから「LA/Aoの異常」とみなすのか?
  • なぜ、左心房短縮率(LAFS)が重要になるのか?
  • 「左房径(LAD)18mm」をどう解釈するか?
  • クロピドグレル+リバーロキサバンの2剤投与の功罪
  • 猫の心不全の難しさとは?
  • なぜ、猫の心不全は胸水を生じるのか?
  • LA/Aoの値と心不全の関連とは?
  • E/A比を読み解くヒント
  • 高拍出性心不全とは、何か?
  • 猫の心不全治療における利尿薬の選択肢

講師:中村 健介
北海道大学大学院獣医学研究院獣医内科学教室准教授、獣医学博士、アジア獣医内科学会(AiCVIM)設立専門医、日本獣医循環器学会認定医。【メディア】「犬猫の治療ガイド2020私はこうしている」心血管系疾患/肺高血圧症ほか(エデュワードプレス2020年8月)。「僧帽弁逆流の犬における心エコーの使い方DVD」「Dr.中村の肺高血圧症の原則」(医療情報研究所 2019年、2023年)。他セミナー多数。

収録内訳
4セクション(合計187分収録)
特典
レジュメデータ

Sec1:HCMの診断(63分)
心雑音/ギャロップ/心エコー
Sec2:StageB1:だけど閉塞がある(39分)
StageB1の治療方針の考え方/β遮断薬/ACE阻害剤/ピモベンダン
Sec3:StageB2:明らかな左房拡大がある(36分)
StageB2と判断するための根拠・検査所見/抗血小板薬と抗凝固薬/血栓ができてしまった場合
Sec4:StageC:猫の心不全(49分)
心不全と胸水の関係/心不全の評価方法/利尿薬/ACE阻害剤/ピモベンダン
通常価格 45,980円
特別価格 25,980円+税

※5月31日まで