猫が飽きる前にサッと終る「5分スクリーニング」を先生も習得しませんか?
※一次診療の現場に欠かせないエコー検査ですが…
近年、腹部エコーを専門的に学び、日常診療で活用する獣医師が増えています。
きっと先生も、嘔吐や下痢・食欲不振などの消化器症状、または頻尿・血尿・排尿困難といった泌尿器症状がある動物には、腹部エコーを実施しているのではないでしょうか?
無麻酔かつ非侵襲的に検査できて、動物への負担も少ない。さらに、診断につながる多くの情報が得られるエコー検査は、これから先の一次診療において、ますます欠かせない技術になっていくでしょう。
でも、いざ検査をはじめると、犬ならすぐに映せる臓器が猫では思うように描出できなかったり、保定に手間取って時間がかかってしまう。
そんな経験もあるのではないでしょうか?
「犬と同じアプローチの検査方法で、本当に大丈夫なのか?」「猫ならではのやり方が、何かあるのではないか?」。
そう感じたことが、一度はあるはずです。もし先生が、「猫の腹部エコー」を専門的に学んだことがないのなら、注意しなくてはなりません。
なぜなら、犬と猫の違いを知らなかっただけで、思わぬ失敗を経験したドクターも少なくないからです。
※「いつも通りの保定」が死亡リスクになったケース
ある病院に急患で来院した猫のお話です。飼い主さんのお話によると、数日前から元気と食欲が落ちはじめ、今日になってゼーゼーと苦しそうな呼吸をするようになったとのこと。
「これはあまり時間がない」と判断したドクターは、手際よく身体検査を終え、腹部のスクリーニング検査へと進めました。スムーズにエコー検査をするため、看護師がいつも通り猫を横臥位で保定した、その瞬間です。
苦しそうに鳴いていた猫が、突然、口を大きく開けたまま動かなくなりました。呼吸が止まったのです。ドクターは、慌てて心肺蘇生を試みましたが、二度とその猫の呼吸が戻ることはありませんでした。
後からわかったのは、この猫が、肥大型心筋症による肺水腫を起こしていたということでした。
もし、犬と同じいつも通りの方法で保定せず、「猫だから、肥大型心筋症の可能性もある」と考え、腹臥位で肺野・胸腔を最初に確認していれば…。
呼吸困難の原因を見抜き、いきなり横臥位にすることはなかったかもしれません。このようなアクシデントは、決して他人事ではありません。「いつも通り」の保定でさえ、猫の場合は命取りになるケースがあるのです。
※「猫の腹部エコー」を専門的に学んでおきませんか?
今お話した保定の例は、犬と猫の違いのほんの一部に過ぎません。正常像と異常像の基準も、犬と猫では異なります。
たとえば、胆嚢。犬であれば「蛇行の回数が多い」場合、異常所見と判断されますが、猫では蛇行の回数が多い胆嚢が正常です。
こうした違いを知らないまま、犬と同じ感覚でエコーを進めてしまえば、異常を見落としてしまったり、逆に過剰な治療をしてしまうことになります。
この事実に気づいた今、先生はもう迷う必要はありません。
猫の来院が増えている今、「猫の腹部エコー」を専門的に学ぶことは、猫の生命を救うだけでなく、病院の信頼を守る大きな武器になります。ぜひ、福島先生に猫の腹部エコーを学び、スピーディーで見落としのない技術を身につけてください。
先生も、「猫ならでは」のテクニックを学び、早くて安全で、見落としのない腹部エコーを習得しませんか?
- 正しいプローブの持ち方とは?
- 良い保定法と、悪い保定法の違い
- 被毛の有無で、画像はどう変わるのか?
- 検査前は、絶食した方がいいのか?
- さまざまなプローブと、その選択
- なぜ、アーチファクトが生じるのか?
- 肝臓のチェックポイント
- 管腔構造は、どうやって評価するのか?
- 胃を介した肝臓腫大と脾臓腫大の判別
- 急性肝炎と慢性肝炎の見え方の違い
- 肝臓腫瘍の特徴例とは?
- 胆嚢のチェックポイント
- さまざまな胆嚢疾患のエコー所見
- 膵臓のチェックポイント
- 急性膵炎の存在を推理する方法
- 腎臓のチェックポイント
- さまざまな腎疾患のエコー所見
- 尿管と膀胱のチェックポイント
- さまざまな尿管・膀胱疾患のエコー所見
- 大血管は、どうやって描出するのか?
- 脾臓のチェックポイント
- 脾臓のリンパ腫のエコー所見
- 副腎のチェックポイント
- 高アルドステロン血症のエコー所見
- 福島先生による腹部スクリーニングの実演
※ご購入後すぐに、このページで本編をご視聴いただけます
- 教材内容
- 6セクション(合計144分収録)
- 特典
-
・ レジュメデータ
・ 特典映像:猫の保定の仕方
・ 特典映像:超音波診断装置の条件設定 - Sec1: 猫の腹部エコー検査実施時の注意点(24分)
- 共通のルール/鎮静処置/アーチファクトを理解する
- Sec2: 肝臓、胆道系、膵臓の描出【各疾患のエコー所見】(33分)
- 肝臓のチェックポイント/胆嚢のチェックポイント/膵臓のチェックポイント
- Sec3: 尿路系の描出【各疾患のエコー所見】(18分)
- 腎臓のチェックポイント/尿管と膀胱のチェックポイント
- Sec4: 腹部大血管や腹腔内リンパ節の描出【各疾患のエコー所見】(13分)
- 腹大動脈の血管分岐と走行/腹腔内リンパ節の位置
- Sec5: 脾臓、副腎、その他臓器の描出【各疾患のエコー所見】(18分)
- 脾臓のチェックポイント/副腎のチェックポイント
- Sec6: 【各部位別】描出テクニック(38分)
- 各臓器の観察の手順/スクリーニング検査実演
講師:福島隆治
1998年、日本獣医畜産大学獣医学科卒業後、都内の動物病院で修養を積む。その後、日本獣医生命科学大学 大学院博士課程を修了し、東京農工大学 共生科学技術研究院 動物生命科学部門 獣医外科学研究室 助教、講師、准教授を経て、2017年より、同大学農学部 附属動物医療センター 教授を務める。動物医療センターでは、外科、循環器科を担当するとともに、小動物における不整脈診断法と治療法の研究をおこなう。現在、大学附属の小金井動物救急医療センターのセンター長を務める。
猫が飽きる前にサッと終る「5分スクリーニング」を先生も習得しませんか?
※一次診療の現場に欠かせないエコー検査ですが…
近年、腹部エコーを専門的に学び、日常診療で活用する獣医師が増えています。
きっと先生も、嘔吐や下痢・食欲不振などの消化器症状、または頻尿・血尿・排尿困難といった泌尿器症状がある動物には、腹部エコーを実施しているのではないでしょうか?
無麻酔かつ非侵襲的に検査できて、動物への負担も少ない。さらに、診断につながる多くの情報が得られるエコー検査は、これから先の一次診療において、ますます欠かせない技術になっていくでしょう。
でも、いざ検査をはじめると、犬ならすぐに映せる臓器が猫では思うように描出できなかったり、保定に手間取って時間がかかってしまう。
そんな経験もあるのではないでしょうか?
「犬と同じアプローチの検査方法で、本当に大丈夫なのか?」「猫ならではのやり方が、何かあるのではないか?」。
そう感じたことが、一度はあるはずです。もし先生が、「猫の腹部エコー」を専門的に学んだことがないのなら、注意しなくてはなりません。
なぜなら、犬と猫の違いを知らなかっただけで、思わぬ失敗を経験したドクターも少なくないからです。
※「いつも通りの保定」が死亡リスクになったケース
ある病院に急患で来院した猫のお話です。飼い主さんのお話によると、数日前から元気と食欲が落ちはじめ、今日になってゼーゼーと苦しそうな呼吸をするようになったとのこと。
「これはあまり時間がない」と判断したドクターは、手際よく身体検査を終え、腹部のスクリーニング検査へと進めました。スムーズにエコー検査をするため、看護師がいつも通り猫を横臥位で保定した、その瞬間です。
苦しそうに鳴いていた猫が、突然、口を大きく開けたまま動かなくなりました。呼吸が止まったのです。ドクターは、慌てて心肺蘇生を試みましたが、二度とその猫の呼吸が戻ることはありませんでした。
後からわかったのは、この猫が、肥大型心筋症による肺水腫を起こしていたということでした。
もし、犬と同じいつも通りの方法で保定せず、「猫だから、肥大型心筋症の可能性もある」と考え、腹臥位で肺野・胸腔を最初に確認していれば…。
呼吸困難の原因を見抜き、いきなり横臥位にすることはなかったかもしれません。このようなアクシデントは、決して他人事ではありません。「いつも通り」の保定でさえ、猫の場合は命取りになるケースがあるのです。
※「猫の腹部エコー」を専門的に学んでおきませんか?
今お話した保定の例は、犬と猫の違いのほんの一部に過ぎません。正常像と異常像の基準も、犬と猫では異なります。
たとえば、胆嚢。犬であれば「蛇行の回数が多い」場合、異常所見と判断されますが、猫では蛇行の回数が多い胆嚢が正常です。
こうした違いを知らないまま、犬と同じ感覚でエコーを進めてしまえば、異常を見落としてしまったり、逆に過剰な治療をしてしまうことになります。
この事実に気づいた今、先生はもう迷う必要はありません。
猫の来院が増えている今、「猫の腹部エコー」を専門的に学ぶことは、猫の生命を救うだけでなく、病院の信頼を守る大きな武器になります。ぜひ、福島先生に猫の腹部エコーを学び、スピーディーで見落としのない技術を身につけてください。
先生も、「猫ならでは」のテクニックを学び、早くて安全で、見落としのない腹部エコーを習得しませんか?
- 正しいプローブの持ち方とは?
- 良い保定法と、悪い保定法の違い
- 被毛の有無で、画像はどう変わるのか?
- 検査前は、絶食した方がいいのか?
- さまざまなプローブと、その選択
- なぜ、アーチファクトが生じるのか?
- 肝臓のチェックポイント
- 管腔構造は、どうやって評価するのか?
- 胃を介した肝臓腫大と脾臓腫大の判別
- 急性肝炎と慢性肝炎の見え方の違い
- 肝臓腫瘍の特徴例とは?
- 胆嚢のチェックポイント
- さまざまな胆嚢疾患のエコー所見
- 膵臓のチェックポイント
- 急性膵炎の存在を推理する方法
- 腎臓のチェックポイント
- さまざまな腎疾患のエコー所見
- 尿管と膀胱のチェックポイント
- さまざまな尿管・膀胱疾患のエコー所見
- 大血管は、どうやって描出するのか?
- 脾臓のチェックポイント
- 脾臓のリンパ腫のエコー所見
- 副腎のチェックポイント
- 高アルドステロン血症のエコー所見
- 福島先生による腹部スクリーニングの実演
講師:福島隆治
1998年、日本獣医畜産大学獣医学科卒業後、都内の動物病院で修養を積む。その後、日本獣医生命科学大学 大学院博士課程を修了し、東京農工大学 共生科学技術研究院 動物生命科学部門 獣医外科学研究室 助教、講師、准教授を経て、2017年より、同大学農学部 附属動物医療センター 教授を務める。動物医療センターでは、外科、循環器科を担当するとともに、小動物における不整脈診断法と治療法の研究をおこなう。現在、大学附属の小金井動物救急医療センターのセンター長を務める。
- 収録内訳
- 6セクション(合計144分収録)
- 特典
- レジュメデータ
- Sec1:猫の腹部エコー検査実施時の注意点(24分)
- 共通のルール/鎮静処置/アーチファクトを理解する
- Sec2:肝臓、胆道系、膵臓の描出【各疾患のエコー所見】(33分)
- 肝臓のチェックポイント/胆嚢のチェックポイント/膵臓のチェックポイント
- Sec3:尿路系の描出【各疾患のエコー所見】(18分)
- 腎臓のチェックポイント/尿管と膀胱のチェックポイント
- Sec4:腹部大血管や腹腔内リンパ節の描出【各疾患のエコー所見】(13分)
- 腹大動脈の血管分岐と走行/腹腔内リンパ節の位置
- Sec5:脾臓、副腎、その他臓器の描出【各疾患のエコー所見】(18分)
- 脾臓のチェックポイント/副腎のチェックポイント
- Sec6:【各部位別】描出テクニック(38分)
- 各臓器の観察の手順/スクリーニング検査実演