【無料公開中!】「ここからはじめる!抗がん剤治療の原理・原則」Webセミナ-(アーカイブ版)
収録時間:80分
近年、動物のがんが増えています
これは飼育環境が良くなったり、獣医療の発展など、人間と同じく、動物も高齢化が進んでいることが主な原因です。ここで問題なのが、がんを診断できない。ということは少ないですが、がん患者への治療を行える施設が少ないということです。
こんな話を聞きました
「最近元気がなく、だっこするとしこりを見つけた。」ということで来院された飼い主さんと患者さん。診断の結果、「抗がん剤治療が必要ながん」ということがわかり、隣の県にある大きな動物病院に紹介されました。しかし、その病院まで車で片道2時間…飼い主さんの都合や、患者の体力も持たず、抗がん剤治療を受けることなく、その子はこの世を去ってしまいました。
抗がん剤治療を受けていれば良くなっていたのか? と聞かれると必ずしもそうとは限りません。ですが何か手があるのに、その手を使えないというのは言葉にできない悔しさが残ると思います。こういったケースが3年、5年、10年と続いていることで、がんが犬猫の死亡理由を大きく占めていることに繋がっているのではないでしょうか? がんは大きな病院や二次診療施設に任せておけば良い。という時代は終わりに近づいているのかもしれません。
まず何から始めたらいいのか?
抗がん剤治療に関して、大学で学ばれた先生はごく一部でしょう。ですので卒後にご自身で学ばれることが大半だと思いますが、ネットや書籍など様々なところから情報を取得できる時代になり、どの情報を取り入れたら良いのか、判断が難しいですよね。そこで抗がん剤治療で一番重要な原理原則について、東京大学附属動物医療センター内科系診療科の富安先生にお話いただきました。
※こちらは、2023年に開催したWebセミナ-「ここからはじめる!抗がん剤治療の原理・原則」のアーカイブ配信版です。今回、富安先生のご厚意により無料公開が実現しました!ぜひ、明日からの診療にお役立てください!
【富安 博隆】腫瘍学と血液学のエキスパート。東京大学 農学部獣医学専修時代、辻本元先生の提案をキッカケに腫瘍学に没頭する。大学院卒業後の2014年、博士研究員としてミネソタ大学へ。帰国後は東京大学附属動物医療センターで特任研究員を務める。2021年より、東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医学専攻 病態動物医科学講座 獣医内科学教室 准教授。
出演獣医師の教材紹介
富安博隆(出演教材:究極導入バイブル 抗がん剤のすゝめ)
腫瘍学と血液学のエキスパート。東京大学 農学部獣医学専修時代、辻本元先生の提案をキッカケに腫瘍学に没頭する。大学院卒業後の2014年、博士研究員としてミネソタ大学へ。帰国後は東京大学附属動物医療センターで特任研究員を務める。2021年より、東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医学専攻 病態動物医科学講座 獣医内科学教室 准教授。