学校では学べない!犬猫の歯科治療ベーシック
Q:ほとんどの飼い主さんが気づかない、3歳以上の犬猫の85%が罹患する病気は?…
7歳以上になるとほぼ100%が罹患しているという報告もあります…
見出しにもある、「3歳以上の犬猫の85%が罹患する病気」とは何か、先生はわかりますか?50年以上も前の時代から言われ続けてきたことですから、カンの良い先生ならピンときたかもしれません。
答えは、歯周病です。
先生もご存じのとおり、歯周病は犬猫にとても多い病気です。
先ほどの数字は50年以上も前のものですが、近年、アメリカの獣医師は、1歳の時点で90%以上、7歳以上になるとほぼ100%が歯周病をはじめとする口のトラブルを持っていると報告しました。
また、あるペット保険会社によると、「手術を含む保険金額請求理由」は、犬の入院、犬の手術のいずれも歯周病がトップだったそうです。
下痢や皮膚病など、一時的な病気には罹患率の高いものもありますが、長期間継続する病気でこれだけ多くの犬猫が罹患する病気は他にありません。さらに、高齢の動物ほど重度の歯周病になる傾向があるため、犬猫の高齢化が問題になる今、歯周病に苦しむ動物はますます増えることが予想されますが…
「単なる汚れじゃないの?」
飼い主さんの多くは、動物の口の中を見ています。そのため、「歯が汚れているな」「口の中が少し臭いな」と気づくことはありますが、それが深刻な問題とは考えていません。実際、ほとんどの飼い主さんは、歯周病は単なる歯の汚れと考えています。
しかし、歯周病は歯の汚れではなく、顎が腐る感染症です。
もう少し詳しくご説明すると、歯周病とは、歯周ポケットの中に入った歯周病菌が、歯のまわりの骨を溶かしてしまい、最後には顎を腐らせる感染症のことです。そして、この歯周病菌は血液に乗って全身をめぐり、やがては心臓病や腎臓病、肝臓病など、全身に悪影響を及ぼします。
また、歯周病が厄介なのは、一見すると健康に見える歯でも歯肉の中でどんどん進行し、気がついたときには手遅れになっているケースが多いことです。歯周病は自然治癒することのない病気のため、早期の診断はもちろん、予防的治療や飼い主さんへのデンタルケアの指導も重要になるのですが…
手遅れになる動物を減らしたいと思いませんか?
もし先生が、歯周病をはじめとする歯科疾患に苦しむ動物を減らしたいのなら?
今からお伝えすることは、とても重要です。
なぜなら、歯周病と予防的治療、抜歯など獣医歯科の基礎を、国内トップレベルの歯科臨床数を誇る戸田先生からウェビナーで学べるからです。
ウェビナーの内容は? よく質問されると歯科診療の解決策
Q1: 歯石を取ってもすぐに歯周病が悪化。他に予防的な治療は?
- 歯周病の病態、歯周炎になると、どうなるのか?歯周病の診断と処置の手順は、大きく6つのステップに分かれます。それぞれのポイントを詳しくご説明します。
- プロービングのポイントと注意点!プロービングにはいろいろなやり方がありますが、基本さえ正しく守れば難しく考えることはありません。
- 歯科カルテは、どう記入するのか?歯科カルテの書き方に決まりはありません。ここでは、戸田先生のカルテを例に、書き方のポイントをご説明します。
- なぜ、歯科X線検査が必要なのか?戸田先生は、「X線ナシで歯科の診断、治療は難しい」と言います。いったいなぜでしょうか?
- 歯科予防処理とは?見えている歯石を取るだけでは不十分です。ハンドスケーラー、スケーリング、ルートプレーニング、ポリッシングについて解説します。
Q2:麻酔での歯石取りは?
- トイプードル・無麻酔スケーリングをしていた、食べ方がおかしくなった症例解説
Q3:抜歯の判断は?ぐらついている歯だけ抜く?
- なぜ、抜歯が必要なのか?たとえば、歯がグラグラしているからと考えるかもしれませんが、これは半分正解で半分不正解です。抜歯が必要な理由を正しく学んでください。
- 特に重要となる抜歯の適応とは?抜歯の適応はとてもたくさんありますが、その中でもこの2つは特に重要です。
Q4:抜歯のコツ?
- 適切な抜歯には、プロービングからはじまり10のステップがあります。抜歯の10ステップを解説します。揃えておくと良い、抜歯に必要な基本機材、適切な機材があると、抜歯がとても容易になります。戸田先生の推奨する機材と、使い方のポイントをご説明します。
Q5: くしゃみが治らない。どうすればいいか?
- M・ダックスフンド・13歳齢の症例解説。診断結果は口腔鼻腔瘻と鼻腔内の膿汁でした。どのような処置をしたのか、解説します。
Q6: 目の下が腫れたらどうすればいいか?
- チワワ9歳齢・歯周病による外歯瘻の症例解説
Q7:顎がブラブラ、顎が折れた?
- ヨーキ・10歳齢の症例解説。突然キャンと鳴いて、口が閉じられなくなり、ここ数日食べられない状態でしたが…
1,980円(税込2,178円)
講師:戸田功
1988年、東京都にて「とだ動物病院」を開業。獣医師歴36年。23年前より、アメリカで犬猫の歯科医療を学ぶなど、獣医歯科を専門的に研究し、これまでに膨大な歯科臨床を経験。現在、獣医歯科のセミナーを年間40~50回実施しており、毎回、多くの獣医師が受講する。また、インフォベッツ、CAP、Clinic Note など多数の獣医向け専門誌で、歯科学関連記事を執筆する。国内では数少ない「獣医歯科を教えられる獣医師」の一人。【所属】日本臨床獣医学フォーラム幹事、日本小動物歯科研究会会員、日本総合口腔医療学会理事
学校では学べない!犬猫の歯科治療ベーシック
1,980円(税込2,178円)
Q:ほとんどの飼い主さんが気づかない、3歳以上の犬猫の85%が罹患する病気は?…
7歳以上になるとほぼ100%が罹患しているという報告もあります…
見出しにもある、「3歳以上の犬猫の85%が罹患する病気」とは何か、先生はわかりますか?50年以上も前の時代から言われ続けてきたことですから、カンの良い先生ならピンときたかもしれません。
答えは、歯周病です。
先生もご存じのとおり、歯周病は犬猫にとても多い病気です。
先ほどの数字は50年以上も前のものですが、近年、アメリカの獣医師は、1歳の時点で90%以上、7歳以上になるとほぼ100%が歯周病をはじめとする口のトラブルを持っていると報告しました。
また、あるペット保険会社によると、「手術を含む保険金額請求理由」は、犬の入院、犬の手術のいずれも歯周病がトップだったそうです。
下痢や皮膚病など、一時的な病気には罹患率の高いものもありますが、長期間継続する病気でこれだけ多くの犬猫が罹患する病気は他にありません。さらに、高齢の動物ほど重度の歯周病になる傾向があるため、犬猫の高齢化が問題になる今、歯周病に苦しむ動物はますます増えることが予想されますが…
「単なる汚れじゃないの?」
飼い主さんの多くは、動物の口の中を見ています。そのため、「歯が汚れているな」「口の中が少し臭いな」と気づくことはありますが、それが深刻な問題とは考えていません。実際、ほとんどの飼い主さんは、歯周病は単なる歯の汚れと考えています。
しかし、歯周病は歯の汚れではなく、顎が腐る感染症です。
もう少し詳しくご説明すると、歯周病とは、歯周ポケットの中に入った歯周病菌が、歯のまわりの骨を溶かしてしまい、最後には顎を腐らせる感染症のことです。そして、この歯周病菌は血液に乗って全身をめぐり、やがては心臓病や腎臓病、肝臓病など、全身に悪影響を及ぼします。
また、歯周病が厄介なのは、一見すると健康に見える歯でも歯肉の中でどんどん進行し、気がついたときには手遅れになっているケースが多いことです。歯周病は自然治癒することのない病気のため、早期の診断はもちろん、予防的治療や飼い主さんへのデンタルケアの指導も重要になるのですが…
手遅れになる動物を減らしたいと思いませんか?
もし先生が、歯周病をはじめとする歯科疾患に苦しむ動物を減らしたいのなら?
今からお伝えすることは、とても重要です。
なぜなら、歯周病と予防的治療、抜歯など獣医歯科の基礎を、国内トップレベルの歯科臨床数を誇る戸田先生からウェビナーで学べるからです。
ウェビナーの内容は? よく質問されると歯科診療の解決策
Q1: 歯石を取ってもすぐに歯周病が悪化。他に予防的な治療は?
- 歯周病の病態、歯周炎になると、どうなるのか?歯周病の診断と処置の手順は、大きく6つのステップに分かれます。それぞれのポイントを詳しくご説明します。
- プロービングのポイントと注意点!プロービングにはいろいろなやり方がありますが、基本さえ正しく守れば難しく考えることはありません。
- 歯科カルテは、どう記入するのか?歯科カルテの書き方に決まりはありません。ここでは、戸田先生のカルテを例に、書き方のポイントをご説明します。
- なぜ、歯科X線検査が必要なのか?戸田先生は、「X線ナシで歯科の診断、治療は難しい」と言います。いったいなぜでしょうか?
- 歯科予防処理とは?見えている歯石を取るだけでは不十分です。ハンドスケーラー、スケーリング、ルートプレーニング、ポリッシングについて解説します。
Q2:麻酔での歯石取りは?
- トイプードル・無麻酔スケーリングをしていた、食べ方がおかしくなった症例解説
Q3:抜歯の判断は?ぐらついている歯だけ抜く?
- なぜ、抜歯が必要なのか?たとえば、歯がグラグラしているからと考えるかもしれませんが、これは半分正解で半分不正解です。抜歯が必要な理由を正しく学んでください。
- 特に重要となる抜歯の適応とは?抜歯の適応はとてもたくさんありますが、その中でもこの2つは特に重要です。
Q4:抜歯のコツ?
- 適切な抜歯には、プロービングからはじまり10のステップがあります。抜歯の10ステップを解説します。揃えておくと良い、抜歯に必要な基本機材、適切な機材があると、抜歯がとても容易になります。戸田先生の推奨する機材と、使い方のポイントをご説明します。
Q5: くしゃみが治らない。どうすればいいか?
- M・ダックスフンド・13歳齢の症例解説。診断結果は口腔鼻腔瘻と鼻腔内の膿汁でした。どのような処置をしたのか、解説します。
Q6: 目の下が腫れたらどうすればいいか?
- チワワ9歳齢・歯周病による外歯瘻の症例解説
Q7:顎がブラブラ、顎が折れた?
- ヨーキ・10歳齢の症例解説。突然キャンと鳴いて、口が閉じられなくなり、ここ数日食べられない状態でしたが…
講師:戸田功
1988年、東京都にて「とだ動物病院」を開業。獣医師歴36年。23年前より、アメリカで犬猫の歯科医療を学ぶなど、獣医歯科を専門的に研究し、これまでに膨大な歯科臨床を経験。現在、獣医歯科のセミナーを年間40~50回実施しており、毎回、多くの獣医師が受講する。また、インフォベッツ、CAP、Clinic Note など多数の獣医向け専門誌で、歯科学関連記事を執筆する。国内では数少ない「獣医歯科を教えられる獣医師」の一人。【所属】日本臨床獣医学フォーラム幹事、日本小動物歯科研究会会員、日本総合口腔医療学会理事
1,980円(税込2,178円)